平成28年度 2級建築士設計製図試験 総評

平成28年二級建築士(2級建築士)試験「設計製図の試験」の課題

本年度 設計製図試験のポイントを映像で解説

本映像では、9/11(日)に行われた平成28年度 2級建築士設計製図試験(課題名:「景勝地に建つ土間スペースのある週末住宅(木造2階建て)」を当学院がいち早く分析し、試験の特徴や採点のポイントとなる部分についてわかりやすく解説いたします。

本年度製図試験の特徴

「試験の見直し」以降、設計の自由度を高めた要求となっていますが、本年度はそれらの内容に加えて、全体構成や景観を踏まえながら「主要な居室の配置を判断していく」といった「設計者としての判断力」が問われた試験でした。特に大きな特徴は、以下の通りです。

  1. (1) 景勝をテーマに室の配置を適切に判断しなければならない課題
  2. (2) 玄関・土間スペースと外部空間の関係
  3. (3) 土間部分や吹抜けの要求で立体構成や空間構成が問われた試験

実務者としての判断力が問われた要求内容

北側道路であることから、敷地の有効利用を検討する必要があり建築物の配置や形状を複数考えられることが本年度課題の特徴でした。また、多くの要素が盛り込まれていた課題でした。受験生が悩んでいたと推察される内容は、以下のポイントです。

(1)自由度を高めた条件設定

【 ポイント1:景勝地をテーマに設計者としての提案力が問われた 】

もはや定番となってきている「適宜」の室については、室の使い勝手や家具の配置から判断していく傾向は本年も見られました。
特に『景勝地』については、『良好な景観を眺望できる計画』とありましたが、「浴室」以外は特に条件が与えられていない課題でした。当然他の居室も景観に配慮するべきで、「景勝地側に配置する室を適切に判断する」計画が問われ、それに基づいた計画の要点等での説明も求められました。

【 ポイント2:内部空間と外部空間の関係をふまえた提案力が問われた】

一般的に北側道路の際は、玄関を道路から正面に設けることが一般的です。今回の課題では、玄関と土間スペースを一体的に利用することになっており、土間スペースの形状、配置で計画に大きな差が出る課題でした。
「直径2.5m以上の円が1つ入る」という要求の中「土間スペースを北側で計画するか」、「屋外土間スペースと関連づけて計画するか」で計画及び計画の要点の記述に差がでる課題でした。さらには、屋内自動車車庫の計画も要求されました。

【 ポイント3:立体構成を考えながらの提案力が問われた 】

居間部分に吹抜けが要求され、「2階部分から居間が見える」という条件の中で、2階での吹抜けの位置、その他の室の配置を自分で判断しなければならない課題でした。また、土間床の部分詳細図、吹抜けの断面図、納まりも含め実務者として当然理解しておかなければならない内容を問われた試験でした。

まとめ

本年度の課題において、より上位に位置するためには、以下の点がポイントとなったと考えられます。

  1. (1) 課題条件から適宜の居室を的確にまとめるられているか。(景観や設計条件から設計者として的確な提案ができているか)
  2. (2) 室内の土間スペースの適切な計画。(玄関・土間スペースの大きさ、配置の提案)
  3. (3) 「吹抜け」や「土間」の高さ設定に対する適切な計画。(断面図や部分詳細図の作図表現)

また、図面完成率も低くはないと推察されるため、他受験生よりも優れた図面「プレゼン力のある図面を描き上げられたかどうか」という点も合否の大きな要因になると考えられます。

平成28年度 2級建築士設計製図試験 合格実績

pagetop

総合資格学院でめざす二級建築士 総合資格学院が、皆様の二級建築士合格を応援します!

二級建築士受験に関する疑問や不安を、総合資格学院が解決します。当学院のライセンスアドバイザーが、数多くの合格実例に基づき的確にアドバイスいたしますので、ぜひ、私たちと一緒に二級建築士合格をめざしましょう!

カテゴリトップに戻る 前のページに戻る pagetop