平成29年度 2級建築士設計製図試験 総評

平成29年度 二級建築士)試験「設計製図の試験」の課題

本年度 設計製図試験のポイントを映像で解説

本映像では、9/10(日)に実施された平成29年度 2級建築士設計製図試験(課題名:「家族のライフステージの変化に対応できる三世代住宅(木造2階建て)」を当学院がいち早く分析し、試験の特徴や採点のポイントとなる部分についてわかりやすく解説いたします。

本年度製図試験の特徴

近年の2級建築士設計製図試験では、設計の自由度が高い課題が出題されていますが、平成29年度もさまざまな解答が想定される中で、ライフステージの変化や建物配置をふまえながら「主要な居室の配置を判断」していく「設計者としての判断力」が問われた試験となりました。また特徴は、以下の通りでした。

  1. (1) ライフステージの変化に伴い、室の配置を適切に判断しなければならなかった
  2. (2) バリアフリーに配慮した計画を行う必要があった(階段・廊下・駐車スペースの寸法指定)
  3. (3) アプローチの計画と敷地の有効利用が問われた

実務者としての判断力が問われた要求内容

【ポイント1】ライフステージの変化に対応した設計者としての提案力が求められた

床面積を「適宜」とする室について、使い勝手や家具の配置から室の配置や大きさなどを判断する力は平成29年度も問われました。
また、ライフステージの変化に伴い、室の大きさだけでなく『多目的室の使い方の変化、将来人数が増えた場合にも対応できる子ども室の計画、納戸(A)の使い方の変化』など、 室の配置を適切に判断する「計画力」が問われ、それに基づいた「計画の要点等」での説明も求められました。

【ポイント2】バリアフリーを考慮した階段・廊下・駐車スペースの大きさ、寸法が指定され、それらの条件に沿って計画する力が求められた

階段の蹴上げ、踏面の寸法が指定されたため、自分で階段の段数を決め、作図で表現する必要がありました。
また、 廊下の幅駐車スペースの大きさ(奥行き7,000 o以上)も指定され、それぞれプランへの反映や課題文をよく読んで、正しく計画することが求められました。

【ポイント3】アプローチ計画と敷地の有効利用が求められた

一般的に西側道路の敷地は、玄関を道路から正面に設ける場合、北側に設ける場合、南側に設ける場合の3通りが考えられます。
今回の課題は、 玄関ポーチにスロープを設ける条件になっており、玄関をどの位置に計画するかで建物形状と敷地の有効利用に差の出る課題でした。さらに、 車椅子使用者用駐車スペースと屋外スロープの関係も問われました。

まとめ

平成29年度の課題は、多くの受験生が「仕上げている」状況が想定され、以下のような点が重要だったと考えられます。

  1. (1) ライフステージの変化を的確に読み取り、プランに反映させることができたか。(設計者としての判断)
  2. (2) 階段の段数の設定など実務者としての判断ができたか。(建築の常識)
  3. (3) 敷地の有効利用を考慮した建物配置とアプローチ計画となっていたか。

前述のように、図面完成率も高いと推察されるため、他受験生よりも優れた図面 「プレゼン力のある図面を描き上げられたか」という点が合否の大きな要因になると考えられます。

平成29年度 2級建築士設計製図試験 合格実績

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