平成26年度 一級土木施工管理技術検定試験 合格発表
平成27年2月5日(木)に、平成26年度 2級建築土木管理技術検定試験の合格発表がありました。概要は下記の通りです。
■種別:土木
学科試験 | 実地試験 | |
---|---|---|
受験者数 | 29,749人(前年 28,660人) | 28,480 人(前年 30,044人) |
合格者数 | 15,885 人(前年 15,741人) | 9,554 人(前年 12,016人) |
合格率 | 53.4%(前年 54.9%) | 33.5%(前年 40.0%) |
- ※種別:鋼構造物塗装・薬液注入については試験実施機関ホームページをご覧ください。
【学科試験】
平成26年度学科試験の全国合格率は53.4%、全国合格者は15,885人となりました。
合格率については、平成24年より3年連続で5割を超える数字となっており、合格者数についても近年では平成21年(17,662人)に次ぐ合格者数となっています。
一見、難易度が下がっているかのように見えますが、近年の学科試験では、過去問の再出題は減少傾向にあり、「過去問の周辺知識」や「言い回しを変える」等、受験生の判断を迷わせる難しい問題が増加傾向にあります。合格基準が例年の24点から平成26年度試験では23点に引き下げられたのも、このような難問が比較的多く出題されたことが影響した結果と考えられます。
今回、合格を勝ち取った方については、近年の出題傾向を踏まえて、理解を深める学習を行ってきたと思われます。一方、単に過去問を覚えるだけの学習では、言い回しを変えた表現に惑わされるなど、正しい判断ができず試験突破が難しかったと推察されます。
【実地試験】
将来の建設業を担う若年技術者確保のため、施工管理技術検定においては、受験資格緩和等の施策が進められています。同時に、深刻な技術者不足への対応策として、平成25年度に続き平成26年度も高い合格率になることが期待されましたが、前年より6.5ポイント減少の33.5%という結果となりました。
近年の合格率・合格者数の推移を踏まえ平成26年度の結果を見ると、単に資格者数を増やすのではなく「高い水準」の資格者を増やしたいという意向が反映されたとも言え、実地が難関試験であることを再び認識する結果になりました。
したがって、平成26年度の試験で知識レベルや理解度が不十分と判断された解答に対しては、厳しい採点が行われたものと思われます。特に問題1の経験記述は、受験生の実務経験や技術知識の有無が顕著に表れやすい科目のため、下記に留意して記述できていたかどうかということが、結果に影響したものと思われます。
■経験記述のチェックポイント
- 出題テーマに合致していること
「現場で工夫した安全管理(交通誘導員の配置に関する記述は除く)」 又は 「現場で工夫した工程管理」 - 現場状況をイメージできるよう、わかりやすく述べられていること
- 「技術的課題」、「検討内容」、「対応処置」が一貫性のある内容であること
平成27年度合格のポイント
■学科対策
難易度の高い問題でも得点できるようにするため、基本事項の原理・原則を理解することからスタートし、段階的に実力を身につけていくことがポイントです。
■実地対策
記述式問題に対しては、学科試験の学習内容を正しく理解し、かつ正確に記述できるレベルまで習熟度を高めることがポイントです。経験記述に対しては、出題が予想されるテーマについて、記述準備を万全にしておくことが必要です。
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