平成29年度 1級土木施工管理技術検定 実地試験総評

経験記述テーマは「現場状況から特に留意した安全管理(ただし、交通誘導員の配置“のみ”に関する記述を除く)」

必須問題(問題1:経験記述) :テーマは安全管理

平成29年度の経験記述のテーマは「現場状況から特に留意した安全管理」でした。平成23年度、平成26年度、平成28年度に出題されたテーマですが、安全管理が2年連続で出題されるのは初めてだったため、多くの受験生が意表を突かれたと推察されます。しかし、安全管理は品質管理、工程管理と並ぶ経験記述の3大テーマのひとつとして認識されているため、事前準備をせずに試験に臨んだ人は少なかったと推測され、大半の受験生が答案を完成させることができたと推察されます。

なお、採点に関しては、実務者の技術的課題に対する対策の充実度合いがポイントだったと推測されます。安全管理に則した答案でも、安全関係法令等で定めのある「現場で当然守らなくてはならないこと」に対し、検討や対応処置を行ったという趣旨の内容を解答してしまうと土木技術者としての力量を疑われる可能性があったため、注意が必要でした。

問題2〜11(選択問題)

選択問題は平成28年度と同形式で出題され、選択問題(1)と(2)の各5問から3問ずつ選択して解答する形式でした。出題科目に関しても、土工、コンクリート、品質管理、安全管理、建設副産物、施工計画が例年通り出題されました。

選択問題(1)(2)とも難易度は平成28年度と同程度と推察されますが、初出題や難しい内容の問題が数問含まれていたため、解答には注意が必要でした。確実に得点できる問題を見極めることができたかどうかが、合否に直結する選択問題で高得点するポイントだったと言えます。

■選択問題(1) 問題2〜6

選択問題(1)は、問題2から問題6のすべてが穴埋め形式で、各問とも空欄数が5つの同一形式でした。

出題内容に関して、問題4では盛土の締固め管理における品質規定方式工法規定方式が出題されましたが、2つの規定方式について、管理方法や内容を十分に理解していないと正解と認められるレベルの解答ができず、得点につながらない難しい問題だったと推察されます。

また、問題2・問題3・問題5・問題6に関しては、学科試験で習得した知識で5つの空欄のうち3つ以上は確実に正解できる内容でした。
穴埋め形式の問題は、空欄に入る語句(用語、数値等)が正確でないと得点に繋がらないため、平成29年度の選択問題(1)では、問題4以外で着実に正解していくことが、効率的に得点するポイントでした。

■選択問題(2) 問題7〜11

選択問題(2)は、問題7から問題11の5問すべてが記述形式で出題されました。

難易度が高かったのは問題9で、「鉄筋の加工および組立の検査」と「鉄筋の継手の検査」に関して、「品質管理項目と判定基準」を解答する内容が出題されました。このうち、「品質管理項目」は過去に出題された内容だったため、解答できた受験生も多かったと推察されますが、「判定基準」は初出題で、具体的な数値などを解答する必要があったため、難易度の高い問題でした。

一方、問題7・問題8・問題10・問題11は、選択問題の出題傾向を理解して学習できていれば、十分に得点できる出題内容でした。しかし、記述形式の問題は、要点となる技術的なキーワードを交えて簡潔に説明できないと得点に繋がりにくいため、それを十分に理解して対策ができていたかどうかがポイントでした。

また、近年は「〜について2つ記述」という形式で出題されていた問題が、平成29年度の問題9・問題10・問題11では「〜について5つ記述」という形式に変更されたことが特徴だったと言えます。この結果、1問題あたりの解答数および記述量が増えたため、解答するためには相当の知識が必要となり、過去に出題された内容であってもすべて正解するのは困難だったと推察されます。

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