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平成29年度 建築設備士第二次試験(設計製図)総評

総論

本年度の建築物は、地下1階、地上5階、延べ面積約9,700uの建築物が出題されました。建物は共用棟と宿泊棟に分かれており、平面図や断面図をしっかりと確認することが問われました。
建築設備の設計条件として、これまでの傾向から出題の可能性が高いと予想されたコージェネレーションシステムは、本年度は出題されませんでした。また、選択問題の空調・換気設備で、計算問題の新規出題が目立ちました。
全体的に設計条件や記入上の注意点に、例年にない要求があり、記述量、作図量、計算量ともに多く問われ、出題傾向を踏まえた正しい学習と十分なアウトプットトレーニングができていたかどうかが合否を分ける試験でした。

建築設備基本計画(必須問題:計画の要点等の記述)

第2問は、『ホワイエに設ける空調設備において有効な省エネルギー手法と省エネルギーとなる理由』をいくつか記述する新傾向の出題でした。断面図からホワイエの天井高が4.5mであること、平面図から外部に面する大部分がガラス面であること、吹抜けに面する部分があることなどを読み取り、設計条件に整合した省エネルギー手法を記述する必要がありました。また、解答欄は省エネルギー手法を6つ記入するスペースがあり、記述量が求められました

第5問は、『ロビーに設ける照明設備の計画』が新規に出題されました。断面図からロビーの天井高を確認した上で、ロビーの照度設定、器具の選定、保守管理等に関する知識が問われました。

第7問の計算問題は、機械排煙機の必要最小風量を問う過去出題のある問題でしたが、要点の記述については、過去出題された『排煙機(排煙機の風量を除く)の計画』ではなく、『排煙設備(排煙機に係るものを除く)の計画』として出題されました。

第10問は、『避雷設備の計画』が新規に出題されました。避雷設備については、第一次(学科)試験では毎年出題されている項目ですが、第二次(設計製図)試験では第一次(学科)試験の五肢択一問題で学習した内容を、文章で的確に相手に伝える能力があるかが問われました。

建築設備基本設計製図(選択問題:空調・換気設備 第1問〜第3問)

第1問は、二次側の冷水管、温水管を「共用棟の地階系統」「共用棟の2・3階系統」「宿泊棟系統」の3系統に分けて作図する条件指定があり、配管の本数も増えたため、全体的に作図量が例年よりも多くなりました。また、記入上の注意点として、全ての熱源機ポンプ及び冷却水ポンプを回転数制御とすることが指定され、細かい図示記号の作図が問われました。

第2問は、『ダクト系統図を用いた送風機の機外静圧の概略値』や、『ガラス表面結露の発生有無』を確認する計算問題がそれぞれ新規に出題されました。また、平成27年度と平成28年度の2年連続で出題されていた『一次エネルギー消費量の算定』については、出題されませんでした。

第3問は、例年、縮尺1:150 の図面にダクト図の作図が要求されていましたが、本年度は1:200 の図面にダクト図の作図が要求されたため、例年よりも作図範囲が広がり、作図量が多くなりました。

建築設備基本設計製図(選択問題:給排水衛生設備 第1問〜第3問)

第1問は、例年同様に、表の内容を含めて設計条件をしっかり読み取ることができないと計算ミスをしてしまう問題が多くあり、正確性が問われました。

第2問は、飲料水給水設備と中央式給湯設備が出題され、給湯設備の配管方式は、密閉式上向き供給方式が指定されました。答案用紙にあらかじめ記入されている作図位置の指定に従い、共用棟と宿泊棟を分けて系統図を作図する必要があり、適切な構成力と作図力が問われました。

第3問は、浴室の配管図と浴槽循環ろ過設備のフロー図が出題されました。複数の配管をSS(設備シャフト)から記入することが要求され、平面図でも適切な構成力と作図力が問われました。

建築設備基本設計製図(選択問題:電気設備 第1問〜第3問)

第1問は、過去の類題から設計条件の数値を変えて出題された問題が多く、設計条件との整合性、算定の正確性が問われました直流電源装置の整流装置の定格直流電流を求める問題が新規で出題され、その影響で機器表の作成以外で例年2問出題されていた計算問題が、今年は1問(2年連続で出題された年間損失電力量の計算問題)のみになりました。

第2問は、平成27年度と同様の出題で、低圧の非常用自家発電設備からの専用の防災・保安系統が正しく描けたかがポイントでした。

第3問は、全般照明として平成28年度と同様にLED照明器具が条件指定されました。また、自動火災報知設備の感知器としては、例年、煙感知器が指定されていましたが、本年度は差動式スポット型感知器(熱感知式)が指定されました。

建築設備基本設計製図 第4問(共通問題)

地階設備室の計画において、計画した各設備室の室面積を記入することが初めて要求されました。設備室の上部が水廻りとなる範囲が多くあり、適切な配置計画の構成力が問われました。また、電気設備の計画図では、LED照明器具が指定されました。

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