令和4年3月2日(水)に、令和3年度 2級管工事施工管理技術検定試験の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

  第一次検定※1 第二次検定
受検者数 9,070人(前年 9,535人)
13,099人(前年 12,678人)
合格者数 4,406人(前年 6,064人) 6,054人(前年 5,514人)
合格率 48.6%(前年 63.6%) 46.2%(前年 43.5%)
  • ※1 第一次検定のみ(後期)試験の受検者数および合格者数については、含まれておりません。第一次検定のみ(後期)試験の合格発表については コチラをご覧ください。

総評

■第一次検定(後期一次のみ受検者を除く)

令和3年11月14日実施の第一次検定(後期一次のみ受検者を除く)の受検者数は9,070人、合格者は4,406人で、合格率は48.6%(前比−12.4%)と直近5年間で最も低くなりました。

令和3年度から建設業法改正により技術検定は大きく変わりました。従来の学科試験は第一次検定に、実地試験は第二次検定となり、出題形式も変更となりました。また、第一次検定に合格すると、『2級管工事施工管理技士補』の称号が付与され、第二次検定の受検可能回数や期限の制限がなくなるなど、資格取得の魅力が高くなり、今後の受検者数の増加が見込まれます。 ※第二次検定の受検には、所定の実務経験が必要です。

■第二次検定

令和3年度の第二次検定の受検者数は13,099人、合格者は6,054人で、合格率は46.2%(前比+2.7%)となりました。

第二次検定に合格すると、『2級管工事施工管理技士』の称号が付与されるとともに、主任技術者になることができます。また、第二次検定(令和2年度までの実地試験)の合格者は、令和4年度1級管工事施工管理技術検定の第一次検定を所定の実務経験なしで即受検可能となります。

<監理技術者の専任緩和>

〜2級の施工管理技士資格取得のメリット拡大〜

監理技術者補佐を専任で置いた場合は、元請の監理技術者の複数現場(2まで)の兼任が可能となります。監理技術者補佐の要件としては、主任技術者の資格を有する者(2級の施工管理技士等が該当)のうち、1級の技術検定の第一次検定に合格した者(1級技士補)等としています。

1960年代の高度経済成長期につくられた多くの空調・衛生・給排水設備等の老朽化する設備への戦略的な維持管理・更新が求められています。
企業では「管工事」に関連する技術者の確保が課題となっていますが、資格保有率の高い年齢層の業界人が順次定年を迎えて以降、「技術者不足」は深刻な問題になっています。

技術検定の改変による2級管工事施工管理技士資格取得のメリットの拡大と、設備の老朽化による人手不足が重なり、2級管工事施工管理技士検定の競争の激化と有資格者の価値の高騰は今後も続くと考えられます。

令和3年度のポイントと令和4年度合格に向けて

●第一次検定

建設業法の改正に伴い、令和3年度から新しい技術検定制度がスタートしており、第一次検定後期試験は前期試験と同様の構成で出題されました。
昨年度までの学科試験からの変更点として、施工管理法に関する出題のうち、4問が「基礎的な能力」の問題として、四肢二択の必須問題で出題されました。

 

●第二次検定

新しい技術検定制度のもと、令和2年度までの実地試験から、名称を変えて実施された令和3年度第二次検定は、必須問題2問(問題1、問題6)と選択問題4問(問題2~問題5)の計6問が出題され、このうち4問を解答する例年通りの形式でした。 本年度の変更点として、問題1の設問1において、過去に学科試験(本年度からの第一次検定)で出題された内容が「○×形式」の問題として5問出題されました。 出題全体では、専門性の高い問題や管工事以外の施工管理技術検定で過去に出題された内容も見られました。

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