平成29年度 2級管工事施工管理技術検定 学科・実地試験総評

【学科試験】

総評

学科試験は、例年同様の出題区分及び出題項目で出題されました。また、総出題数(52問)及び必要解答数(40問)についても例年と同様でした。

今回の出題では、1級管工事施工管理技術検定試験で過去に出題された内容を問う問題が目立ちました。中には、No.7の『暖房時の湿り空気線図』に関する出題のように1級建築士試験の学科U環境・設備でも過去に頻出している問題も複数問ありました。
また、No.16は、『下水道管きょ』に関する出題でしたが、1級管工事施工管理技術検定試験の複数の過去問を組み合せたような難易度の高い内容でした。

2級管工事施工管理技術検定試験の学科試験に確実に合格するためには、出題の傾向をしっかり捉えた、幅広い学習が必要です。また、学習で得た知識は、実務の他、1級管工事施工管理技士など他の資格取得対策にも活かしていただきたいと思います。

学科試験の対策は過去問学習が基本ですが、単に過去問を暗記して問題を解けるようにするだけでは、本年度のような難易度の高い試験への対応が困難です。確実に合格するためには、出題内容に関して、原理・原則から十分理解し、解答の根拠となる知識まで幅広く習得しておくことが必要と言えます。

特徴的な問題

●【No.7】暖房時の湿り空気線図(初出題)

No.7は1級建築士試験や建築設備士試験等では頻出過去問ですが、2級管工事施工管理技術検定試験では平成19年以来10年ぶりの出題でした。「湿り空気線図の読み取り」は、暖房時の空気の状態変化(湿度・温度)を正確にイメージできるかがポイントでした。

●【No.16】下水道管きょ(初出題)

No.16は「下水道管きょ」に関する問題で、1級管工事施工管理技術検定試験の過去問の発展型(複合型)の出題でした。この問題を正答するには、「下水道管きょは原則、暗きょとすること」及び、「各種管きょの接合方法の特徴」の両方を正しく理解できていることが必要でした。

【実地試験】

総評

実地試験は必須問題2問(問題1、問題6)と選択問題4問(問題2〜問題3の内から1問題を選択、問題4〜問題5の内から1問題を選択)の合計6問が出題され、このなかから4問を解答する形式でした。

必須問題・選択問題とも、過去問からの出題内容が主で、全体的には取り組みやすい印象の試験でした。過去に本試験で出題された内容を十分に理解したうえで、繰り返し記述練習をしておけば高得点が狙えたと推察されます。
しかし、初出題の内容や過去問を10年ほど遡らなければ学習できない内容もあったため、どれだけ範囲を広げて学習していたかがポイントでした。

特徴的な問題

●【問題1】施工要領図等

問題1は施工要領図等に関する出題でした。(1)(3)(5)は近年出題された内容をしっかり理解していれば十分正解できる問題でしたが、(2)は平成18年以来11年ぶりの出題、(4)は初出題だったため、難しく感じた受験生も多かったのではないかと推察されます。特に、(4)は「汚水ますの施工要領」について、図の適切でない部分の理由又は改善策を記述する問題でしたが、問題の図は「雨水ます」のものが示されていたため、そのことに気づいたうえで、「汚水ます」と「雨水ます」の違いを認識し、施工上のポイントまで理解していることが必要でした。

●【問題5】法規

問題5は労働安全衛生法に関する穴埋め問題が5問出題されましたが、このうち(4)ではクレーン等安全規則のうち「定格荷重の表示等」に関する記述が初めて出題されました。 例年、法規は過去問を繰り返し学習することにより満点が狙える科目でしたが、平成29年度は移動式クレーンを用いた作業に関する知識が不足していると、(4)で思わぬ失点に繋がる可能性がありました。

●【問題6】経験記述

経験記述は、受験生の管工事の施工管理経験について「工事概要」とその工事における「施工にあたって特に重要と考えた事項とそれに対してとった措置又は対策」を例年2つの記述テーマに則して解答するもので、今年度は「品質管理」と「工程管理」が出題されました。このうち、品質管理は4年連続の出題となったため、出題の可能性が低いと考え、記述準備が不十分だった人も多かったかと推察されます。

近年の経験記述テーマは、出題内容がある程度限られているため、予想されるすべてのテーマの記述準備を行っておくことがとても重要だったと言えます。なお、解答するうえでのポイントは次のとおりです。

1 管工事施工管理の実務経験として認められている工事・業務について記述する
2 自分が経験した工事について記述する
3 名称や数値等を記入し、記述内容が具体的になるようにする
4 解答欄は極力すべての行が埋まるように記述する
5 採点者に理解してもらうため、文章は簡潔に表現し、文字は丁寧に記述する

いずれも基本事項ですが、このポイントを押さえていない記述は、減点に繋がる可能性があるため、注意が必要です。

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