令和3年度 2級管工事施工管理技術検定 第一次検定・第二次検定 総評
総評
第一次検定(後期) 総評
建設業法の改正に伴い、令和3年度から新しい技術検定制度がスタートしており、第一次検定後期試験は前期試験と同様の構成で出題されました。
昨年度までの学科試験からの変更点として、施工管理法に関する出題のうち、4問が「基礎的な能力」の問題として、四肢二択の必須問題で出題されました。四肢二択の問題は選択した二つの番号がともに正解で1点として採点されます。
- ※クリックで拡大します
第二次検定 総評
新しい技術検定制度のもと、令和2年度までの実地試験から、名称を改めて実施された令和3年度第二次検定は、必須問題2問(問題1、問題6)と選択問題4問(問題2~問題5)の計6問が出題され、このうち4問を解答する例年通りの形式でした。
本年度の変更点として、問題1の設問1において、過去に学科試験(本年度からの第一次検定)で出題された内容が「○×形式」の問題として5問出題されました。
出題全体では、専門性の高い問題や管工事以外の施工管理技術検定で過去に出題された内容も見られました。
- ※クリックで拡大します
【問題1-設問2、設問3】必須問題「各種施工図の読み取り等」
施工要領図の読み取り問題を中心に、例年より1問少ない4問が出題されました。「(7)通気管末端の開口位置」は過去問の再出題だったため、取り組みやすかったと考えられますが、「(6)カセット形パッケージ形空気調和機(屋内機)据付け要領図」「(8)フランジ継手のボルトの締付け順序」「(9)飲料用高置タンク回り配管要領図」は初出題であり、当該工事に関する実務経験が無い受験生には難しい問題だったと考えられます。
【問題2・問題3】選択問題「施工上の留意事項」
問題2は空冷ヒートポンプパッケージ形空気調和機の冷媒管を施工する場合の留意事項が出題されました。平成23年度にも出題された内容ですが、本年度は「(1)管の切断又は切断面の処理」と「(2)管の曲げ加工」などについて解答することが求められたため、過去に出題された内容しか学習していなかった受験生は対応が困難だったと考えられます。
問題3はガス瞬間湯沸器を住宅の外壁に設置し、浴室への給湯管を施工する場合の留意事項が初めて出題されました。湯沸器の配置や給湯管の敷設など実務経験が問われる、専門性の高い問題でした。
【問題6】必須問題「経験記述」
令和3年度の経験記述のテーマは「工程管理」と「安全管理」が出題されました。「安全管理」については2年連続での出題でした。出題内容としては例年と同様に2つのテーマについて、それぞれ「重要と考えた事項」と「措置又は対策」が問われました。
【経験記述 出題テーマ】
R03 | 工程管理・安全管理 |
---|---|
R02 | 安全管理・品質管理 |
R01 | 工程管理・品質管理 |
H30 | 工程管理・安全管理 |
H29 | 工程管理・品質管理 |
2級管工事施工管理 無料プレゼント&ガイダンス
2級管工事施工管理 合格対策グッズプレゼント
●令和3年度 2級管工事施工管理
第一次検定(後期)
『解答・解説書』
令和3年度 2級管工事施工管理 第一次検定(後期)の分析に最適な解答・解説書。専門指導校ならではのわかりやすい解説で正誤の根拠が正しく理解できます。
※プレゼントの発送は12月下旬以降になります。
※画像はイメージです。
※解答・解説書は当学院が独自に作成するもので試験実施機関とは一切関係ありません。
●令和3年度 2級管工事施工管理
第二次検定
『解答・解説書』
令和3年度第二次検定を徹底分析し作成するため、「最新」の試験の傾向がわかります。今年度第二次検定の見直しや、今後の試験対策に最適な教材です。
※プレゼントの発送は12月下旬以降になります。
※画像はイメージです。
※『解答・解説書』は当学院が独自に作成するもので試験実施機関とは一切関係ありません。
●2級管工事施工管理技士 『合格ガイドブック』
2級管工事施工管理技士試験の概要や近年の出題傾向、一次・二次それぞれの学習方法、試験データなど、受験勉強をスタートする前に必ず押さえておきたい情報が満載。初受験の方には特に入手していただきたい一冊です。
※画像はイメージです。
2級管工事施工管理 対策ガイダンス
※12月下旬以降開催予定
2級管工事施工管理 対策講座
1級建築士学科試験
1級建築士設計製図試験
令和3年度 1級土木施工管理技術検定 第一次検定 合格実績
管工事施工管理技術検定に関する疑問や不安を、総合資格学院が解決します。当学院のライセンスアドバイザーが、合格実例に基づき的確にアドバイスいたしますので、ぜひ、私たちと一緒に管工事施工管理技術検定合格をめざしましょう!