1級管工事施工管理技術検定 第一次検定総評

総評

令和3年度から施工管理技術検定は学科試験・実地試験から第一次検定及び第二次検定に変更になり、1級管工事施工管理技術検定第一次検定に合格すると、「1級管工事施工管理技士補」の国家資格を取得することが可能となりました。
また、主任技術者の資格を有する方のうち、「1級施工管理技士補」の国家資格者は、「監理技術者補佐」となることができます。

令和3年度は下記の構成で出題され、令和2年度の学科試験からの変更点は、問題Bの施工管理法に関する出題の17問中7問が【応用能力】問題として四肢二択の解答形式(昨年度は17問全て四肢一択)で出題されたことが挙げられます。
なお、総出題数73問(問題A44問+問題B29問)及び必要解答数60問については、令和2年までの学科試験の出題構成から変更はありませんでした。

出題内容

●問題A【No.6】

No.6は、理想流体における流体の持っている速度エネルギー、圧力エネルギー及び位置エネルギーの総和は、一定で保存されるという「ベルヌーイの定理」に係る出題でした。

断面積の大きい開放水槽の側壁に設けられた小穴から水が流出するときの流線において、速度と水面の位置の関係は、「ベルヌーイの定理」が成り立ち、その応用として流出孔における流速は、V=√2gHが導き出され、これを「トリチェリの定理」といいます。過去出題では、ベルヌーイの定理でしたが、トリチェリの定理という発展的な内容の出題で戸惑われた受験生も多かったと考えられます。

●問題B【No.28】:施工管理法(応用能力)

問題Bの必須問題の範囲である施工管理法については、四肢一択式(知識問題)が10問題、四肢二択式(応用能力問題)が7問題出題されました。特に四肢二択式は、合格規準として得点が50%以上(4問以上正解)とされており、これをクリアすることが難しかったと考えられます。(規準については変更になる可能性もあります)
四肢二択式問題で得点するためには、一肢一肢正しく理解する学習が重要です。

第1次検定対策

第一次検定対策では、過去の出題範囲を広範囲にわたり学習することが基本であることに変わりはありませんが、総合点の他に令和3年度から新たに合格基準が追加された【施工管理法の応用能力問題(四肢二択)】においても基準をクリアするために、特に【施工管理法】について、より一層の正確な知識や応用力を習得する必要があります
また、直近となる令和2年度の合格率は35%と難化傾向にあり、合格を確実なものとするためには、最新の出題傾向に沿った教材やカリキュラムで正しく学習を行う必要があります

総合資格学院では、最新の出題傾向を分析し、カリキュラムを設計します。教材についても最新の情報に基づき毎年改訂を実施するため、当学院講座では、試験で問われる内容を正しく効率的に学ぶことができます
現在、令和4年度 第一次講座の募集を開始しております。新試験となった施工管理技術検定では、特に学習の精度が合否を分けます。令和4年度 第一次検定受験をお考えの方は、ぜひ、受講をご検討ください。

1級管工事施工管理技術検定 二次検定対策

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1級管工事施工管理技術検定 合格後のネクストステップ

令和3年度 1級土木施工管理技術検定 第一次検定 合格実績

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