平成28年度 1級管工事施工管理技術検定 実地試験総評

出題構成

平成28年度実地試験は、例年通りNo.1〜No.6の6問が出題され、No.1とNo.6が必須問題でNo.2、3及びNo.3、4が選択問題でした。また、総必要解答数は、4問でした。

問題1:施工要領図等の読取り(改善策等の記述) 【必須問題】

施工要領図等の読取り問題は、例年、空調設備関係及び給排水設備関係が出題されています。この範囲は、実務で行っている業務にかかわらず空調、給排水の問題全てを解答しなくてはなりません。
施工要領図の読取りなど『実務での施工管理』の知識はもちろん、学科試験対策としても理解していなくてはならない『施工の原理原則』についての幅広い知識も必要になります。

問題2(空調設備)、問題3(給排水設備):施工上の留意事項の記述 【選択問題】

例年、問題2では空調設備に関して、問題3では給排水設備に関して施工上の留意事項や試運転調整時の確認調整事項が出題され、問題2または問題3のどちらかを選択して解答することが求められました。

今年度の出題の内容は、問題2では『直だきの吸収冷温水機の据付けにおける留意事項と単体試運転調整』、問題3では『揚水用渦巻ポンプの単体試運転調整』が出題されました。この範囲は例年、機械設備(機器)等が詳細に指定されて出題されます。
学科試験対策等でしっかり機械設備の特徴や施工上の留意事項を理解していることが得点のポイントになります。

問題4:工程管理(ネットワーク工程表の計算問題) 【選択問題】

例年通り、問題4ではネットワーク工程表が出題されました。今年度の出題は平成16年の出題と非常に類似したものでした。
ただし、過去に出題された内容であっても、1級管工事施工管理技士の実地試験で出題されるネットワーク工程表の計算問題を正しく解答するためには、解法の理解と繰返しの解答の訓練が必要になります。
特に計算間違いや見落とし等には、十分な注意が必要となります。

問題5:法規(労働安全衛生法関連条文の穴埋め問題) 【選択問題】

例年通り、「労働安全衛生法関連の条文の穴埋め問題」が出題されました。出題内容については、過去に同様の出題があるものが複数ありました。
ただし、法規については、条文の穴埋め問題であるため、条文を正確に記憶し、正しく記入しなくてはなりません。
過去出題された内容についは、最低限正しく覚えるとともにその周辺知識についてもしっかり学習する必要があります。

問題6:経験記述 【必須問題】

今年度の記述テーマは、(1)『安全管理』(2)『試運転調整』または『完成に伴う自主検査』が出題されました。 この内、テーマ(1)については、近年『工程管理』が連続して出題されていましたが、今年度は『安全管理』が4年ぶりに出題されました。
このようにどのようなテーマが出題されてもしっかり解答できるように、あらかじめテーマごとに区別、整理し準備することが経験記述対策では必要です。

また、出題内容としては、各テーマに対して「重要と考えた事項の措置(対策等)」が求められるため、採点者にその内容をわかり易く伝えることが重要となります。学習方法としては、第三者の添削を受け、繰返しの記述練習が非常に効果的な試験対策と言えます。

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