平成30年度 2級建築施工管理技術検定 学科のみ試験(前期) 総評

平成29年度 2級建築施工管理技術検定 学科試験解答・解説書

出題の特徴

平成30年度より学科試験の受検種別が撤廃され、出題数は平成29年度と比較し65問から50問へと大幅に減少しました。解答数は40問で平成29年以前と変更はないため、選択幅が非常に狭くなったと言えます。選択幅が狭まったことで、今後は、今まで以上に出題範囲を的確にカバーした学習が必要となると考えられます。

なお、本年度試験について過去問からの出題割合は例年と同程度であり、1級建築施工管理技士及び1級建築士の過去問からの出題が目立ちました。 また、過去問からの出題に加えて、法改正や規準書の改定などの最新の内容の出題もありました。

【建築学等・躯体工事・仕上げ工事】No.1〜No.32(24問を解答)

各種構造(No.4〜No.8)では、1級建築士や1級建築施工管理技士でも問われる内容が出題され、また過去出題の内容で表現を変えた出題もあり、難しいと感じた受験生も多かったと推察されます。丸暗記ではなく、理解を伴う学習ができていないと対応できない内容でした。建築材料(No.11〜No.14)、特に施工共通(No.15〜No.17)においては、難易度の高い初出題が多く、判断に迷う問題が多かったと考えられます。
また、躯体工事・仕上げ工事(No.18〜No.32)においては、過去問の割合が高く、比較的解きやすい問題が多かったと考えられますが、規準書の改定に伴う「有機系接着剤による壁タイル後張り工法」が初めて出題されました。

各種構造の出題【1級建築士での問題】

H18-No.13−5
通しダイアフラムと梁フランジとの突合せ継手において、通しダイアフラムを構成する鋼板の板厚の範囲内で梁フランジを溶接するために、通しダイアフラムを構成する鋼板の板厚を梁フランジの板厚よりも厚いものとした。  

1級建築士の過去の出題では、上記の下線部が正しい内容で出題されました。

No.6−2
柱と梁を接合する接合部に設けるダイアフラムは、梁のフランジ厚さと同じ板厚のものを用いる。  × (比べて厚い板厚)

設問の内容自体が初めて出題され、かつ、正答肢として出題されました。

仕上げ工事の出題【規準書改定に伴う問題】

[No.26] 有機系接着剤による壁タイル後張り工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.外壁の施工に使用する接着剤は、練混ぜの必要がない一液反応硬化形のものを使用した。
2.張付け用接着剤は、くし目立てに先立ち、こて圧をかけて平坦に下地に塗り付けた。
3.くし目立ては、くし目ごての角度を壁面に対し直角とし、くし目を立てた。× (60°)
4.二丁掛けのタイル張りは、密着張りで使用する振動工具で加振して張り付けた。

建築施工管理技士の試験では、法改正や規準書の改定などの内容が、他の試験と比較しても非常に早い段階で出題される傾向があるため、最新の対策が必要となります。

【施工管理法・法規】No.33〜No.50(16問を解答)

【施工管理】においては、過去問の割合が大きかったものの、難易度の高い出題が目立ちました。また、環境への配慮を意識した出題もみられました。この範囲は10問題解答の必須問題で、ウエイトが高く、ここでの得点が合否を分けるといっても過言ではありません。正しい受験対策を行い、確実に正解できる問題を多くつくることが重要でした。
【法規】においては、比較的解きやすい定番の問題が多く、しっかり学習した方は、得点が伸ばせたと考えられます。また、建設業法の改正に伴い、建設業の許可に係る業種区分が40年ぶりに見直しとなり、新たに業種区分に追加された「解体工事業」に係る出題がありました。

工事現場の安全管理の出題【環境への配慮の問題】

No.41−4
ゼロエミッションとは、作業に伴う危険性又は有害性に対し、作業グループが正しい行動を互いに確認し合う活動である。 ×

ゼロエミッションは環境に係る専門用語です。

法規の出題【法改正の問題】

No.45−1,3(建設業法の改正)

[No.45] 建設業の許可に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
1.建設業の許可は、一の営業所で、建築工事業と解体工事業の許可を受けることができる。
2.二以上の都道府県の区域内に営業所を設けて建設業を営もうとする者は、特定建設業の許可を受けなければならない。 ×  (国土交通大臣の許可)
3.建設業の許可は、建設工事の種類ごとに、29業種に分けて与えられる。
4.工事一件の請負代金の額が建築一式工事以外の建設工事にあっては500万円に満たない工事のみを請け負うことを営業とする者は、建設業の許可を必要としない。

選択肢1,3は、H28年に改正施行された内容の出題でした。

全体総評

得点をするうえでの全体的な難易度は例年並みと考えられますが、『難易度の高い初出題』『1級建築施工管理技士の過去問』が目立ちました。また、新たに業種区分に追加された「解体工事業」に関する問題も出題され、H28年に施行された建設業法改正を意識した出題が印象的でした。
合格に十分な得点を得るためには「正しい受験対策を十分に行い、解答しやすい問題を的確に選択できる力」が必要になります。さらに、近年では1級、2級建築施工管理技士共通で出題される問題も多く、平成31年2月の合格発表で合格となった方は、受験資格があれば早期に1級建築施工管理技士にチャレンジしていただきたいと思います。

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平成30年度 2級建築施工管理試験対策

平成28年度 2級建築施工管理技術検定実地試験の合格実績

平成30年度 1級建築施工管理技術検定学科試験 合格実績

平成29年度 1級建築施工管理技術検定 実地試験

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