平成28年度 1級建築施工管理技術検定 学科試験総評

総評

本年度の1級建築施工管理技士学科試験では、例年過去問の出題が多い午前の部の『施工共通』で、5問中3問が初出題となり、この範囲については、例年と比較し難易度が高くなりました。
また、午前の部の『躯体工事』『仕上げ工事』や午後の部の『法規』などの選択問題についても、非常に難易度の高い出題が見られました。

さらに、 『専門知識(実務経験)を必要とする出題』『1級建築士レベルの出題』『過去出題された内容について、一部文言を変えて出題』等の 難易度の高い出題が目立ち、 単なる過去問の暗記では対応できない出題が多く見られました。 幅広い知識理解を伴った学習が必要になっています。

【環境工学・各種構造・構造力学・建築材料】 
午前の部No.1〜No.15(選択問題12/15) 

■解答する問題を正しく選択することがポイント!

  • 各種構造については、基本的な出題が多かったと考えれられますが、No.7の正答肢4.は、震災を連想させる 『地盤の液状化現象』に関する 非常に難易度の高い出題でした。
  • 構造力学が3問出題(近年は2問)され、そのうち2問が初出題でした。
  • 建築材料については、 5問中3問が初出題であり、 例年通り難易度の高い出題となりました。

15問中12問を選択する 選択幅が狭いこの範囲では、多くの受験生が苦手としている 構造力学基本的な問題を確実に得点源にすることが重要です。

【施工共通】 午前の部No.16〜No.20(必須問題5/5)

■今年度は、過半が初出題!

  • 5問中3問の正答肢が初出題であり、例年と比較し難易度は高くなりました。
  • 初出題となったNo.17の正答肢2.は電気設備の合成樹脂製可とう電線管(PF管)の特徴に関する 1級建築士レベルの出題でした(H19、H26 1級建築士学科試験の環境設備で出題)。
  • No.18の正答肢1.は空気調和設備のCAV方式(単一ダクト方式)ですが、 過去に出題された内容について一部文言を変えた出題でした。この範囲は、5問全て解答する必須問題の範囲であり、過去問については確実に得点する必要があります。 単なる暗記ではなく、問われ方が変わっても解答できるよう理解を伴った学習が必要です。
  • 過去の出題された内容について一部文言を変えて出題

    No.18−1.
    単一ダクト方式におけるCAV方式は、 インテリアゾーンやペリメーターゾー ンなど各ゾーンの負荷変動に応じて吹出し風量を変化させる方式である。 ×

    単一ダクト方式におけるCAV方式は、負荷変動に対して風量を変える方式である。 (H19、H25)

【躯体工事・仕上げ工事】 午前の部No.21〜No.45(選択問題5/13・5/12)

■非常に広範囲からの出題かつ、難易度の高い専門知識を問う出題となった

  • 躯体工事のNo.27は、型枠の設計に用いる鉛直荷重を求める難易度の高い出題でした。実務においても、 型枠の設計や型枠の施工管理を行うために、鉛直荷重を求めることは必要となるため、 実務と関わりが深い出題と言えます。また、No.33についても、解体工事に関する実務的な出題でした。
  • 仕上げ工事のNo.37は、『心木なし瓦棒葺の葺き方』に関する出題であり、 専門的な知識が必要でした。

【施工管理法】 午後の部No.46〜No.70(必須問題25/25)

■最大の得点範囲、合否に大きく影響!

  • この範囲は、25問全てを解答(全体の4割超)しなければならず、ここで得点できるかどうかが合否に大きく影響します。また、この範囲は、午 前の部で出題される『躯体工事』や『仕上げ工事』の知識が必要な問題も多く、特に施工計画では施工方法や材料の特徴、数値等、『躯体工事』や『仕上げ工事』に関連する出題が多く見られました。
    『躯体工事』『仕上げ工事』は、午前の部では選択問題(5問選択/13、12問中)となっており一見出題数が少ないように見えますが、試験全体で見ると、前述のように幅広く知識が要求されるため、苦手分野を作らないことが重要です。
  • No.67の選択肢4.では、 労働安全衛生法の改正内容(平成27年7月1日施行)が出題されるなど、特に安全に関しては最新の知識が問われました。
  • 労働安全衛生法の改正内容の出題(労働安全衛生規則563条)

    No.67−4.
    枠組足場における高さ2m以上に設ける作業床は、原則として、床板と建地とのすき間を12p未満とす る。

【法規】 午後の部No.71〜No.82(選択問題8/12)

■過半が初出題

  • 正答肢が 初出題である問題は12問中7問(昨年5問)となり、学科試験の中では法規の範囲で得点することが最も難しかったと考えられます。
  • No.76の正答肢3.について、学科試験では初出題でしたが、実地試験では過去に出題された内容でした。 重要な項目や内容についての知識は、 学科、実地試験ともに問われています。今後もこのような傾向が続くと考えられます。

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