平成27年度 構造設計一級建築士講習修了考査 総評

平成29年度の修了考査の特徴

新規出題が、構造設計で8割程度、法適合確認で4割程度と、平成28年・平成27年と比較して、過去出題内容の類似・関連出題が、特に法適合確認で目立ちました。しかし、発展・応用の出題となっているので、依然として、過去の修了考査のみの学習では対応は難しいと言えます。単に規定に照らし合わせた判断だけでなく、実務で使用する規準や式の成り立ちについての正しい考え方や、原理・原則からの理解と正確な計算力が問われました。

特徴的な出題としては、4年ぶりとなる「実際に行った構造設計に関する業務」の出題や、東日本大震災での駐車場スロープの脱落事故を反映した出題、平成28年に引き続き、地盤・基礎についての踏み込んだ出題などが見られました。全体として、スケッチや文章記述による表現力と計算力が、しっかりと問われた出題であった言えます。

法適合確認について(記述式5問)

出題傾向

● 「実際に行った構造設計に関する業務」についての出題が4年ぶりに復活

問題1は、「実際に行った構造設計に関する業務のうち、担当した代表的な建築物」に関して、代表的な架構のスケッチや耐震計算ルート、工夫・留意点を問う問題で、平成25年以来4年ぶりの出題でした。しっかりと対策をしていなかった受験生にとっては、難しい問題であったと推察されます。

● 「解析モデル」についての出題が、平成26年から4年連続で出題

問題4は、「応力解析モデル」について出題されましたが、解析モデルやモデル化については、平成26年から4年連続で出題されているため、今後も注意する必要があります。

● 近年の出題に類似・関連する出題が目立つ

問題1、2は平成26、25年と類似の問題でした。問題3、5は、平成26年、25年(構造設計)の出題を発展させた問題でした。この4問については比較的取り組みやすかったものの、過去出題の発展であったり、規定の「技術的背景」が問われたりと、深い理解と応用力が求められた内容でした。

出題傾向からの対策

過去に出題されている内容について、理解だけでなく、十分なアウトプットトレーニングによる解答の正確性向上と応用力の強化が重要です。構造種別を問わず全般に渡って、理解を伴った構造関係規定と構造計算方法についての学習が必要です。

構造設計について(4枝択一式20問、記述式3問)

出題傾向

● 計算問題が4問と多く解答時間を要する出題

計算を要する問題が、bQ、bR、bUの構造力学3問木造軸組柱の引抜き力を計算する11計4問出題されました。解答に時間がかかり、難しかったと推察されます。

● 記述式では近年問題となっていることに踏み込んだ出題

問題2は、「屋上駐車に直接アプローチする外部車路を併設した大型商業施設」に関しての出題問題3は、平成28年も出題のあった直接基礎の設計杭基礎の出題も加えた出題でした。これらの出題は、東日本大震災での駐車場スロープの脱落事故や、杭打ちデータ改ざん事件の影響と推察され、このような近年に発生した問題に対しても十分に注意して対策しておく必要があります。また、普段の実務で不慣れな分野も、設計方法を十分に理解しておく必要があります。

出題傾向からの対策

力学の基本を正しく理解し、計算力を向上させることと、幅広い知識を習得することが必要です。また、昨今、留意するべき事項を十分に踏まえ、構造設計者としての考えを整理し、計算と記述の解答トレーニングを十分行うことが重要です。

平成30年度 構造設計構造設計一級建築士講習 修了考査対策

平成29年度 1級建築士学科試験 合格実績

平成28年度 1級建築士設計製図試験 合格実績

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