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令和4年度 1級建築士 学科試験分析

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総評

令和2年度、令和3年度と高い難度でしたが、令和4年度は過去2年と比較すると難度は低くなり、全体として例年並みの難度となりました。学科Ⅰ(計画)については、令和3年度は初出題も多く、非常に難度が高くなりましたが、令和4年度においては標準的な難度となり、他の科目においても例年並みといえます。

初出題については、法改正や新技術に関する内容の他近年の社会情勢から、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた「エネルギー消費の約3割を占める建築物分野での省エネ対策を加速」「木材需要の約4割を占める建築分野での木材利用を促進」といった政策を反映した「カーボンニュートラル」「木材の炭素貯蔵、製材の製造時使用エネルギー」「ZEB」「建築物のエネルギー消費性能」「地球環境との共生」といったキーワードの出題や、災害対策に関する内容がみられました。今後の試験では、このような新傾向の出題について、ポイントを押さえた学習と、過去出題されている内容を正しく判断できるような学習が重要になります。

[正答肢が初出題の問題数]

学科Ⅰ(計画) 学科Ⅱ(環境・設備) 学科Ⅲ(法規) 学科Ⅳ(構造) 学科Ⅴ(施工) 全体
令和4年度 11問/20問中 9問/20問中 7問/30問中 8問/30問中 12問/25問中 47問/125問中
令和3年度 14問/20問中 8問/20問中 9問/30問中 6問/30問中 13問/25問中 50問/125問中

【学科Ⅰ(計画)】

出題傾向

建築史・建築作品・都市事例を含む問題が計6問出題

建築計画10問(うち、数値に関する問題1問)、都市計画4問(うち「都市計画(事例)」1問、「防犯計画等(事例等を含む)」1問、「都市公園」1問、「まちづくりや都市の再生(事例)」1問、)、建築史・作品3問、設計・監理業務等1問、マネジメント用語1問、建築積算1問 が出題されました。令和4年は、新しいキーワードも多く、まさに社会情勢が反映された内容で構成されていました。

脱炭素に関する問題が出題

No.1-4「カーボンニュートラルの実現」、No.5-2「木材の炭素貯蔵」について出題されました。2050年までの脱炭素に向けた取り組みを意識させる問題といえます。

防犯や防災避難に関する問題が出題

No.7「防犯計画等」、No.10-1「防災公園」、No.16「高齢者福祉施設、病院及び保育所の火災対策」に関する問題が出題され、近年の犯罪や災害等の対策を強く意識した内容といえます。

国交省のガイドライン等に関する問題が出題

No.9「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」、No.12「住宅セーフティネット制度」、No.16「医療施設における避難安全のバリアフリーデザイン」、No.18「告示第98号」からの出題があり、近年の国の施策として把握しておくことが求められる内容です。

【初出題の主なキーワード】

No.1-4 カーボンニュートラル、No.2-1 平安京、No.3-4 ミレニアムドーム2000、No.4-3 ドライシステム、No.7-1 割れ窓理論、No.7-4 プルーイット・アイゴー、No.8-2 平土間形式、No.9-1 ハイカウンターとローカウンター、No.9-3 コンビニエンスストア、No.10-1 防災公園、No.11-1 松山市道後温泉本館周辺地区、No.11-2 最上郡金山町金山地区、No.11-3 クリチバ、No.12-1 高齢者等配慮対策等級、No.12-2 特定寝室、No.13-3 ヴィッラ・クゥクゥ、No.14-2POE、No.15-1 教師コーナー、No.17-1 国際子ども図書館、No.17-2 まちとしょテラソ、No.17-4 デンマーク王立図書館、No.18-1 直接人件費、No.20-1 設計VE

学習対策

国の施策を意識し学習をすすめ、建築積算やマネジメント用語は確実に理解する

今後の学習対策としては、国の方針や施策について積極的に情報収集することが重要です。また、建築積算やマネジメント用語で、過去に出題されている内容は、関連事項を踏まえて、しっかり理解しておくことが必要となります。

【学科Ⅱ(環境・設備)】

出題傾向

各分野の出題数は建築設備の問題が増加

環境工学が9問、建築設備は11問、出題されました。

下面発光形の円形光源に関する図の問題が出題

No.7では「下面発光形の円形光源」に関する図の問題が出題されました。これは平成9年に出題された問題の発展で、立体角投射率の正しい知識が問われました。

建築物とその空調負荷の一般的な特徴の組合せ問題が初出題

No.11では「建築物とその空調負荷の一般的な特徴の組合せ」の問題が初めて出題されました。建物用途による空調負荷の種類や負荷のピークについて問われました。

JIS における構内電気設備の名称と配線用図記号の組合せ

No.16では「構内電気設備の名称と配線用図記号の組合せ」の問題が出されました。これは平成20年出題の発展問題であり、No.11 と同様に実務で使う知識が問われる問題でした。

【初出題の主なキーワード】

No.1-3 ブーミング現象、No.8-2 サーカディアンリズム、No.11 建築物の用途と空調負荷、No.12-4 再熱コイル、No.13-1 RI(ラジオアイソトープ)施設、No.13-1 オールフレッシュ空調方式、No.13-2 ドラフトチャンバー、No.14-3 逆止め弁、No.15-1 潜熱回収型ガス給湯機、No.15-1 中和器、No.15-2 水熱源方式のヒートポンプ給湯システム、No.15-3 家庭用燃料電池、No.15-4 ハイブリッド給湯システム、No.17-1 アクティブフィルタ、No.17-3 シールドケーブル、No.17-4 外部雷保護システムNo.17-4 内部雷保護システム、No.20-1 ZEB Ready、No.20-1 Nearly ZEB、No.20-1 ZEB Oriented

学習対策

環境工学は基本的な出題が多い

環境工学では、基本的な原理・原則を理解していれば解ける問題が多くありました。しかし、過去問のままではなく、言い回しを変えたり、切り口を変えた出題が見られ、過去問を丸暗記する学習では対応できない出題となりました。単位や公式の変換や、用語・現象の正しい理解が求められました。

建築設備は初出題用語も散見

正答肢以外の選択肢で初出題の用語が散見されました。特に、省エネルギー手法については最新の指標や技術に関連する用語の出題もあり、幅広い知識が求められました。また、建物用途ごとの空調負荷の違いや配線用図記号など、実務に関連する知識を問う出題もありました。

【学科Ⅲ(法規)】

出題傾向

建築基準法20 問、関係法令10 問

令和2年度、令和3年度試験では建築基準法が21 問、関係法令が9問の出題となりましたが、令和4年度はNo.20まで建築基準法が20問、No.21以降で関係法令が10問の出題となりました。「用語の定義」と「面積・高さ等の算定方法」は出題順が逆転し、No.1で「面積・高さ等の算定方法」、No.2で「用語の定義」が出題されました。関係法令では、「建築士法」が単独問題として3問出題され、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」が初めて単独問題としてNo.27で出題されました。

直近の法改正に関する出題

No.23-3:「建築士法」から、業務に必要な表示行為として、「記名及び押印」が「記名」のみと改正された規定が出題されました。
No.26-3:「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」から、特別特定建築物となる「公立小学校」が出題されました。
No.27-3:「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」から、「小規模建築物のエネルギー消費性能に係る評価及び説明」が出題されました。

「出題のしかた」に特徴がある問題

No.23 「建築士法」→建築士等に義務付けられる行為等の対象を判断する問題が、A欄B欄の表形式で出題されました。
No.28 「建築基準法その他の建築関係法令」→地上3階建て共同住宅の設計における窓の設置について、建築基準法その他の建築関係法令の規定の適用に関する設計者の判断としての組合せ問題が図を伴って出題されました。
No.29 「建築基準法その他の建築関係法令」→建築物の設計に際して、建築基準法その他の建築関係法令の規定の適用に関する設計者の判断として、不必要な内容を問う条件付け問題が出題されました。

【初出題の主なキーワード】

No.8-1 非常災害区域等、No.9-3 地下道の幅員、No.23-3 書面への記名、No.26-3 公立小学校、No.27-3 建築物エネルギー消費性能基準への適合性について評価、No.28 地域の区分、外皮平均熱貫流率、平均日射熱取得率 No.29-3 設計一次エネルギー消費量、基準一次エネルギー消費量

学習対策

基礎力を身につける

条文に出てくる「用語の意味」や「条文の目的」を理解することが法規の学習の基礎となります。法令集を引きながら、この基礎力を身に付けましょう。条文の目的・内容をきちんと理解しておくことで、設問の正誤に正しく辿り着くことができます。

判断力を強化する

条文の規定をそのまま照らし合わせるだけでなく、具体的な手続きや建築物に適合するかしないか、実務としての判断力を問う出題が増えています。近年の出題傾向を踏まえた学習対策は今後も必要となります。

文章を読み解く力を養う

過去問や過去問に近い問題は、言い回しや数値を変えるなど、出題に工夫が見られます。文章を読み解く力を養うことも基本的、かつ、重要な対策となります。

【学科Ⅳ(構造)】

出題傾向

各分野における出題数は、ほぼ例年通り

構造力学7問、各種構造20 問、建築材料3問が出題されました。

構造力学

No.5(トラス)では3つの部材の軸方向力の大小関係やNo.7(振動)の3本の柱からなるラーメンの固有周期など、従来とは異なる切り口や形式の問題を含んでいましたが、全体的には近年出題されていた内容を元にした出題が目立ちました。また、No.1(全塑性モーメント)では曲げモーメントによる応力度分布が横断面だけでなく縦断面にも内部に入り込む分布図となっており、応用力が試される出題でした。No.6(合成ラーメン)は、正しいせん断力図を選択する上で、曲げモーメント図が描けるかがポイントになった出題でした。

各種構造

例年、必ず出題されている「木質構造」「鉄筋コンクリート構造」「鉄骨構造」「基礎構造」といった構造種別の他に、「プレストレストコンクリート構造」「鉄骨鉄筋コンクリート構造」「壁式鉄筋コンクリート構造」「免震構造」「制振構造」といった構造種別や「既存建築物の耐震改修」からも出題があり、出題範囲は多岐に渡りました。また、No.30(構造計画及び構造設計)では「木材利用」「環境負荷低減」「過去の地震被害」をテーマにした問題も含まれていました。

建築材料

過去問を正しく理解していれば、正解できる内容でしたが、No.29(鋼材)はシャルピー吸収エネルギー、板厚方向の絞り値および降伏点の下限値等の各種規定について、正しく理解し、読み取れるかが問われた問題でした。

【初出題の主なキーワード】

No.8-3 緩勾配屋根、No.12-4 フィーレンディール架構 、 No.19-3 砂質地盤の許容応力度 、No.22-1 建築物の安全限界時の各部材の減衰特性を表す数値 、No.24-1 一次形状係数S1(ゴム1層の側面積に対するゴムの受圧面積の比)、No.29-4 建築構造用圧延鋼材SN400A、No.30-2 ハーフPC 床版利用による型枠用合板の使用量低減

学習対策

構造力学:構造力学の基本的な計算手順と公式を確実に習得する

構造力学では、過去問に対して十分な準備を行っておき、基本的な計算の手順や覚えるべき公式を押さえることが重要です。また、過去問とは異なる形式であっても正解に結びつけられる応用力を身に着ける必要があります。

文章問題:過去に出題された内容で確実に得点するために理由やイメージをつけて学習する

各種構造および建築材料では、過去に出題された内容を取りこぼすことなく、確実に得点する必要があります。過去に出題された内容に関しては、一つひとつに理由やイメージをもって理解することが、日頃の学習において必要になります。その他にも出題範囲が多岐に及ぶため、幅広い構造設計の知識構造種別の内容を学習しておく必要があります。

【学科Ⅴ(施工)】

出題傾向

建築設計・監理等業務委託契約から1問出題

施工計画他・工事管理で4問、各部工事で20問、「建築設計・監理等業務委託契約」から1問出題されました。

正答肢のうち約半分が初出題

正答肢のうち12問が初出題でした。正しい選択肢を確実に判断し、消去法で解けるかがポイントでした。

図を用いた出題

No.8の鉄筋工事は、令和元年以降、図を用いた問題が出題され、数値や計算方法を理解しているうえで、更にそれが図のどの部分に該当するのか、正確に理解していたかがポイントでした。

過去出題の内容を変えて問われた

過去に出題された内容の論点を変えたり、正しい記述で出題された問題を不適当な記述にした問題が多く見受けられました。No.2遣方の検査、No.4道路工事施工承認申請書、No.11 コンクリートのプラスチック収縮ひび割れ、No.16 シート防水の施工方法、No.17 有機系接着剤の成分、No.23 外壁のひび割れ部の改修工事については、過去に正しい記述で出題された問題を不適当な記述にした問題でした。

【初出題の主なキーワード】

No.1-3 総合図、No.1-4 概成工期、No.5-1 ドライブパイプ、No.7-3 超音波孔壁測定器、No.10-2 高強度コンクリートのスランプフローの許容差、No.15-2 枠組壁工法のアンカーボルトの埋込み位置、No.15-3 火打梁の断面寸法、No.18-2 野縁のはね出し長さ、No.19-1 せっこうボードの突付け工法、No.19-3 スウェイ方式のメタルカーテンウォール工事、No.20-4 雷保護設備における板状接地極、No.21-1 耐火二層管、No.21-2 とい受け金物、No.21-4SA種の耐震支持、No.24-3 エントレインドエア

学習対策

施工の原則(手順と役割)を理解

学科Ⅴ(施工)は、まず施工の流れを理解することが重要です。さらに、各施工段階における施工上のポイントの理解も必要となります。細部の学習をする前に、工事の流れを大きく捉えて各段階のポイントを押さえるようにしましょう。

専門用語の理解

学科Ⅴ(施工)では、専門用語が多くあり、その用語を知らないと解答できない問題も出題されます。また、多様な範囲からの出題が増えているので、周辺知識も意識した学習をおこないましょう。