1級建築士学科試験 合格発表

令和3年9月7日に、令和3年度 1級建築士 学科試験の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

実受験者数 31,696人 (前年 30,409人)
合格者数 4,832人 (前年 6,295人)
合格率 15.2% (前年 20.7%)
合格基準点
  • 学科I (計画) : 10点
  • 学科II (環境・設備) : 11点
  • 学科III (法規) : 16点
  • 学科IV (構造) : 16点
  • 学科V (施工) : 13点
  • 総得点 : 87点
  • ※各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している者を合格とする。
  • ※なお、合格基準点について、各科目は過半の得点、総得点は概ね90点程度を基本的な水準として想定していたが、本年の試験問題は例年に比べて学科Tの難易度が高く、また、総じて難易度が高かったことから、上記合格基準点としている。

合格発表分析

令和3年9月7日(火)に、令和3年度 1級建築士学科試験の合格発表がありました。

受験者数は31,696人、合格者数は4,832人となり、合格率は15.2%でした。 令和2年度と比較すると、受験者数は1,287人増加、合格者数は1,463人減少しており、合格率は5.5%低下しました。合格率においては、過去10年で最も低い結果となり、難度の高い試験であったことがうかがえます。

合格基準点について、基本的な水準として公表されているものと比べ、総得点では3点、科目別でも学科T(計画)が1点、それぞれ下方修正されました。

合格者属性に見る試験の特徴

「年齢別」-合格者における20代の割合が6割超え

令和3年度試験では、合格者における20代の割合が令和2年に続き6割を超える結果となりました。

本年度の20代合格者は、法改正前の令和元年度と比較すると、実に13.7%も増加しています。令和2年に「改正建築士法」が施行されたことで、指定科目を修め大学等を卒業した方が受験可能になり、20代の合格者が大幅に増加しましたが、令和3年度試験においても同様の傾向が続いていることがわかります。
特に法改正後、新たな属性として加わった「23才以下」の割合については、14.7%となり、昨年と比較すると4.1%増加しています。

「職域別」-学生・研究生が「4.0%」

「23才以下」同様、令和2年の法改正以降、新たな属性として加わった「学生・研究生」についても、昨年から1.3%増加の4.0%となりました。

令和3年度 学科試験を受けて

本年の結果は、法改正以降の合格者属性の変化をより顕著に示すものとなりました。特に20代前半の合格者が増加傾向にあり、今後もこの傾向は継続すると考えられます。

受験資格を得た後、早期に建築士試験合格に向けて学習をスタートすることは学生の方であれば、「学習時間の確保が十分にできる」「就職活動のアピールポイントになる」等のメリットがあり、実務者の方であれば、「学んだ知識を業務で活かせる」などのメリットがあります。

1級建築士試験を新たに受験可能になった皆様には早期の学習スタートをおすすめします。

令和3年度 学科試験の特徴

令和3年度の1級建築士学科試験は、難度の高かった令和2年度の試験と比較して、さらに難しくなりました。

特に、学科T(計画)は、初出題が増え、過去問の学習だけでは対応できない内容でした。また、学科X(施工)についても、初出題が若干増え、昨年度と比較して難度が高くなりました。一方、令和2年度の試験で特に難しかった学科U(環境・設備)は例年並みの難易度となり、学科V(法規)や学科W(構造)も同様に例年通りの難易度でした。

初出題としては、法改正や新技術に関する内容のほか、近年の社会情勢を反映して、省エネルギーや環境負荷低減、災害対策に関する内容が見られました。今後の試験については、過去に出題された内容の正誤を正しく判断できることはもちろん、こうした新傾向の出題についても、ポイントをおさえた学習を行うことが重要です。

令和4年度 1級建築士 学科試験合格に向けて

確実に合格を勝ち取るためには、基本事項の原理・原則を理解する学習を通じ、どのような出題のされ方でも取りこぼさず得点できる力を身につけると同時に、令和3年度試験において増加した初出題の問題についてもポイントを押さえた学習が必要です。

令和4年度も令和3年度試験と同様に、法改正により新たに受験可能となった受験生の増加が予測されます。
特に十分な学習時間を確保できる学生や実務者の中でも比較的学習時間を確保しやすい「若年層」の増加が予想され、より高いレベルでの試験を勝ち抜かなければなりません。学習時間でアドバンテージを持つ受験生に差をつけられないためにも、早期から学習をスタートすることが何よりも重要です。

当学院では、より多くの方に合格を勝ち取っていただくために、最新の学科試験分析に基づいた講座カリキュラムで、合格までのサポートを行います。 令和4年度受験をお考えの皆さまは、ぜひ受講をご検討ください。

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