令和4年度 賃貸不動産経営管理士資格試験 合格発表

令和4年12月26日(月)に、11月20日に実施された令和4年度 賃貸不動産経営管理士資格試験の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

概要
申込者数 35,026人(前年35,553人)
受験者数 31,687人(前年32,459人)
合格者数 8,774人(前年10,240人)
合格率 27.7%(前年31.5%)

総評

11月20日に実施された令和4年度試験について、受験者数は31,687人合格者数は8,774人となり、 合格率は27.7%でした。 合格判定基準は、50問中34問以上正解となりました。

  • ※管理士講習修了者については、受験者数11,306人、合格者数3,475人、合格率30.7%となりました。

全体の結果を令和3年度と比較すると、 合格率は3.8%低下し、 合格基準点は昨年の40点より6点低い34点となりました。

令和4年度試験の特徴

令和3年度に3問出題された個数問題が、令和4年度は13問出題され、個数問題の比率が大幅に増加。令和3年度に6問出題された組合せ問題も令和4年度は8問に増加しており、これらの出題により難度が上昇したと考えられます。また、令和3年度から試験範囲となった新法(賃貸住宅管理業法)に関する内容が令和4年度はさらに多く出題されたため、新法への対応が合否の鍵を握る試験であることがより鮮明となりました。

  • ※個数問題とは、「適切なものは“いくつ”あるか」と問われ、「2 2つ」というように、適切(不適切)な選択肢の数を 答える出題形式です。全ての肢を検討しなければならないため、一般的に難易度は上がります。
    ※組合せ問題とは、「適切なものの“組合せはどれか”」と問われ、「2 イ、ウ」というように、適切(不適切)な選択肢 の組合せを答える出題形式です。1つの選択肢だけが分かっても正解には辿り着かない点が特徴です。

今後の試験対策

賃貸住宅管理業法が施行され、令和3年度から国家資格としての位置付けとなったこともあり、賃貸住 宅管理業法を重視した問題構成等、令和3年度から出題傾向の変化が鮮明となっています。加えて、個数問題の大幅な増加等、令和3年度と比べて試験の内容は難化しています。今後の対策として、賃貸住宅管理業 法に対する入念な準備が必須であることはもちろんのこと、その他の分野についても、満遍なく、ま た、丁寧な学習が求められていると言えます。

このため、今後の賃貸不動産経営管理士試験は、過去問学習だけで合格できるという試験ではなく、 過去出題項目を早い段階で押さえた上で、新法や新規出題に対応するため、様々な形式の問題や新傾 向問題を解きこなすことが、ますます重要となると考えられます。出題傾向や、過去問以外の新規 出題についての情報を得にくい独学では、これまでよりも一層、合格が困難になると考えられます。

当学院講座について

当学院では、現在、令和4年度の出題傾向を踏まえ、令和5年度講座の受講生を募集しています。

【当学院賃貸不動産経営管理士講座の特徴】
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