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analysis
令和8年度の課題名は、「ホテル」でした。
付加条件のないシンプルな課題名ですが、ヒント(学習の手掛かり)が少ないとも言えます。
「ホテル」には、宴会場や飲食施設、大浴場などを付帯するシティホテルや、シングルルーム中心で付帯施設が少ないビジネスホテルなどがあり、
設備計画は、客室部門以外にどのような用途・機能が入るかによって大きく変わってきます。
また、ホテルは基壇型の断面構成で、高層部分に客室部門、低層部分に客室以外の部門を配置するのが一般的であり、これを踏まえた設備系統などの計画も重要なポイントとなります。
ホテルでは、客室部門の設備計画(24時間稼働への対応、宿泊客に対する快適性の確保)だけでなく、宴会場などの大空間やエントランスロビーなどの吹き抜け空間に対する空調設備・照明設備の計画も重要になると考えられます。
また、建物構成としては、平成29年のように別棟であったり、吹き抜け空間によって縦系統が分かれる可能性も考慮する必要があります。
試験対策としては、いかなる計画条件が指定されても対応できるよう、様々なケースを想定して準備する必要があります。
建物用途によってエネルギー消費状況は異なります。
ホテルは熱の需要が大きく、ボイラー、循環ポンプ、電気温水器などの機器の選定を含め、給湯の省エネルギー対策が必要となります。
また、近年はZEB(Net Zero Energy Building)を実現するホテルも増えてきています。
ZEBの設計では、エネルギー使用量の低減を図る一方で、利用者の快適性や十分な換気性能を確保し、室内環境を良好に保つことが重要となります。
近年、自然災害・火災・疫病等に対するBCP(Business continuity plan:事業継続計画)が重要視されています。
その中で、建築物において重要な役割を果たす設備の一つに防災設備があります。
防災設備には、消防法による消火設備・警報設備及び建築基準法による避難設備・防火設備など、様々な種類があります。
防災設備に関する法律は建築計画と密接な関わりがあり、本試験で与えられた計画条件から必要となる設備を判断していく必要があります。
設計製図試験では法令集の持ち込みはできないため、主要な基準値などは確実に整理・暗記しておく必要があります。

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