試験終了後は、総合資格学院の2次検定ランク判定サービスをご利用ください。専用フォームから、試験で解答した内容を入力いただき、お申込みいただけば当学院のプロ講師があなたの答案を詳細にチェックしA~Dでランク判定いたします。判定内容はお申込確認後から約3週間でお手元に郵送いたします!
本サービスのお申込受付は終了いたしました。
お申し込みの流れ | |
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STEP.1 |
本試験での解答と必須事項を入力して送信 本試験終了後、パソコン・スマートフォン・タブレットよりランク判定サービス特設ページにアクセスし、 『解答入力フォーム』へ進みます。『解答入力フォーム』に本試験での解答を入力した後、必要な情報をご登録いただき、送信ボタンを押してください。
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STEP.2 |
郵送にて結果をおとどけ 答案をA~Dランク判定の上、Step1で入力頂いた住所宛てに、3週間程度(※)で発送(郵送)いたします。 ※お送りいただいたお申込を当学院で確認してから、約3週間での郵送となります。 |
令和4年10月2日に実施された1級土木施工管理 第二次検定の経験記述テーマは、2年連続で「安全管理」が出題されました。近年、同じテーマが連続して出題されていたため、今回も「安全管理」が出題されることを予想していた方が多かったと考えられます。ただし、経験記述問題は「受検者が実務で得た経験に基づいて解答する問題」のため、単に解答できればよいというものではなく、1級技術者として相応しい、技術的な内容を踏まえた記述ができたかどうかが評価の分かれ目になると考えられます。
「設問で求められている内容以外の記述」、「説明が不十分なものや記述内容の具体性が乏しいもの」等は、必要な知識・応用能力が不足していると判断される可能性があるため、細心の注意をはらって解答する必要がありました。
経験記述で十分な評価を得るためには、上記ポイントをふまえ、記述準備を事前に行っておくことが重要と言えます。
問題2(安全管理)
地下埋設物・架空線等の近接作業における安全対策に関しての出題となりました。過去に出題されたことがある内容ですが、約10年前の出題であったため、学習することができず、準備ができなかった方に関しては、解答するのが難しかったと考えられます。
問題3(品質管理)
盛土の施工にあたって実施する各種試験について、試験・測定方法の内容及び結果の利用方法が出題されました。過去に1度だけ出題された類似問題を十分に学習していれば対応することも可能でしたが、出題内容は難易度が高く、各種土質試験に関して十分な実務知識と経験が求められる問題だったと考えられます。
問題4(コンクリート)
コンクリートの打継目の施工について出題されました。「打継目を設ける位置」、「水平・鉛直打継目」に関する内容は、過去に複数回出題された内容のため、十分に得点できる問題だったと考えられます。
問題5(品質管理)
土の締固めにおける試験及び品質管理に関して出題されました。問題に掲載された図(土の締固め曲線)が平成27年度に出題されたものと同じだったため、再出題されたように見えましたが、穴埋め問題の空欄5つのうち4つが初めての出題となり、やや難しかったと考えられます。
問題6(安全管理)
工事現場における墜落・落下災害の防止について出題されました。近年(平成29年、令和2年)出題された内容と同様なため、十分対応できる問題でした。ただし、墜落制止用器具の「フルハーネス型」は初めての出題だったため、正確に解答できなかった方も一定数いたことが予想されます。
問題7(土工)
情報化施工(TS・GNSS)を用いた盛土の締固め管理について出題されました。第一次検定(旧学科試験)でも出題されている範囲ですが、内容に関しては実務を通して知識・経験が備わっていないと、正確な語句で解答することが難しかったと考えられます。
問題8(土工)
切梁式土留め支保工内の掘削に関して、①掘削順序、②軟弱粘性土地盤の掘削、③漏水、出水時の処理の中から2つ選び、掘削の実施方法又は留意点を解答する問題でした。問題では、具体的な解答の仕方が例示されていましたが、初めての出題で難易度も高い内容だったため、解答するためには原理原則の十分な理解が必要でした。
問題9(コンクリート)
コンクリートに発生する各種ひび割れの防止対策に関して出題されました。①沈みひび割れ、②コールドジョイント、③水和熱による温度ひび割れ、④アルカリシリカ反応によるひび割れの中から2つ選んで解答する形式で、過去に出題された問題と同じものも含まれていたため、的確に2つ選ぶことができたかどうかがポイントとなりました。
問題10(安全管理)
工事現場の各作業(高所作業車を用いた作業、コンクリート造の工作物の解体等の作業、土石流危険河川における作業、型枠支保工の設置、酸素欠乏危険作業、土留め支保工の取付け)に関して、記述に含まれる語句又は数値を訂正する問題が出題されました。過去に出題された内容で、かつ第一次検定でも出題される範囲のため、対応できた方が多かったと考えられます。
問題11(建設副産物)
建設廃棄物を現場内で保管する場合の具体的措置について出題されました。過去に「現場内の一時的な保管(平成27年)」、「分別と保管(平成29年)」が出題されていたため、対策学習を行っていた方は確実に得点できたと考えられます。