土木施工管理技士 試験制度を知ろう

一級土木施工管理技術検定は、「第一次検定」と「第二次検定」に分けて実施されます。「第一次検定」に合格すると1級土木施工管理技士補、第二次検定に合格すると1級土木施工管理技士の国家資格を取得することができます。
試験内容
下記は令和5年度の内容です。
1.第一次検定
第一次検定の出題分野は、「土木一般」「専門土木」「法規」「共通工学」「施工管理法(知識)」「施工管理法(応用能力)」となっており、問題は4肢択ー式で、合計96問が出題されます。このうち、選択問題が61問 (61問中30問を解答)、必須問題が35問 (35問中35問を解答)となっており、合計96問中65間を解答します。 合格基準は『得点率60%以上 (65間中39間以上正解)かつ検定科目「施工管理法(応用能力)」の得点が 60%以上(15問中9問以上正解)』となっています。
2.第二次検定
第二次検定は択一式の第一次検定とは異なり、すべて記述式で行われるため、得点を取るには、文章で要点を的確に表現し、解答できるようにしておく必要があります。なお、得点が60%以上が合格基準となります。 令和4年度は、必須間題が3問題、選択問題が8問題の、全部で11問題が出題されました。選択問題に関しては、「選択問題(1)として4問題、選択問題(2)として4問題が出題され、それぞれ2問題ずつ、合計4問題を選択して解答する」という形式でした。 経験記述(問題1)は2年連続で「安全管理」が出題されました。「設問で求められている内容以外の記述」 や「具体性が乏しい」といった場合は、知識・能力が不足していると判断される可能性があったため、解答に際しては細心の注意が必要でした。問題2・3(必須問題)では、特に問題3(士質試験の方法・結果利用)の難度が高かったため、知識と経験が不十分だと得点するのが難しかったと考えられます。問題4以降の選択問題は、士工、コンクリート、安全管理、品質管理、建設副産物からの出題でしたが、自分が得点できる問題を見極めて解答することがポイントでした。問題5(品質管理)、問題7(土工)、問題8(土工)に関しては、初出題の内容が多く見られ、原理・原則の理解が必要な難しい問題だったため、受検者間で得点差が開きやすい問題だったと考えられます。

一級土木施工管理技術検定に関する疑問や不安を、総合資格学院が解決します。当学院のライセンスアドバイザーが、数多くの合格実例に基づき的確にアドバイスいたしますので、ぜひ、私たちと一緒に一級土木施工管理技術検定合格をめざしましょう!
試験実施機関
- 試験実施機関: (一財)全国建設研修センター