令和3年度 2級土木施工管理技術検定 第一次・第二次検定 総評

総評

第一次検定(種別:土木)について

建設業法の改正に伴い、令和3年度から新しい技術検定制度がスタートしました。第一次検定後期試験は前期試験と同様に必須問題で「施工管理法(基礎的な能力)」が検定科目に追加され、施工計画・工程管理・安全管理・品質管理が出題されました。

後期試験の出題内容に関しては、比較的取り組みやすい問題が多くありましたが、過去問対策が不十分だと自信をもって解答できない問題も見られました。

新しい技術検定制度となり、本年度から出題されるようになった「施工管理法(基礎的な能力)」の問題は、試験問題中の空欄にあてはまる語句・数値などを四肢択一式で解答する形式だったため、落ち着いて選択肢を絞り込んでいけば正解できる問題が多く、確実に得点しておきたい範囲でした。

第一次検定は、施工技術の基礎となる知識・能力が試される試験であるため、近年の出題傾向を踏まえた学習を行うことはもちろん、有資格者に求められる知識・能力を正しく理解した対策が必要となります。次年度以降、出題傾向が変化していくことも考えられますので、対策にあたっては、十分な学習量を確保し、合格に必要な知識を確実に身につけていくことが必要です。

第二次検定(種別:土木)について

問題1(経験記述)は「安全管理」と「品質管理」が出題されました。近年の出題傾向をふまえて準備してきた受験生には取り組みやすいテーマだったと考えられます。ただし、「安全管理」においては「安全管理は交通誘導員の配置のみに関する記述は除く」という記述条件が付されたため、注意が必要でした。

問題2以降は、土木技術者として理解しておくべき基本知識や施工上の留意点に関する問題が出題されました。出題科目の変更は見られませんでしたが、必須問題(問題3)で「安全管理」、選択問題(問題6)で「土工」が初めて出題されたことが特徴的でした。

第二次検定に関しては、従来の検定基準に加えて「主任技術者として施工の管理を的確に行うために必要な知識を有すること」という項目が新たに追加されたため、求められる知識の変化に伴い、今後、出題構成の変更や難易度の変化があることも十分に考えられます。

次年度以降に受験される方は、合格を確実にするために、特定の科目に偏らず、どの科目であっても正しい知識をもとに、正確に記述できる実力を習得しておくことが必要です。十分な対策を行って、2級土木施工管理技士取得をめざしてください。

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