令和3年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定【前期】(種別:土木) 総評

総評

建設業法改正により、第一次検定では「基礎的な知識・能力の有無を判定」する試験として、これまで学科試験で出題されていた知識問題を基本に、実地試験で出題されていた能力問題の一部を追加することが事前に公表されていたため、変更後の試験内容に関して注目が集まりました。

◎検定基準の再編に関して(試験実施機関および国交省発表資料より抜粋)

  • 第一次検定では、工事の施工の管理を適確に行うために必要な基礎的な知識及び能力を有するか判定。 (これまで学科試験で求めていた知識問題を基本に、実地試験で求めていた能力問題の一部を追加
  • 第二次検定では、主任技術者として、工事の施工の管理を適確に行うために必要な知識及び応用能力を有するか判定。 (これまで実地試験で求めていた能力問題に加え、学科試験で求めていた知識問題の一部を移行

実施状況について、全体の出題数及び解答数はこれまでの学科試験と同じでしたが、新たに「施工管理法(基礎的な能力)」が新設され、学科試験で施工管理法(必須問題)として出題されていた施工計画、工程管理、安全管理、品質管理の一部が下表の通りの出題構成になりました。

難易度に関しては、近年の技術検定に比べるとやや高く、特に、土木一般、専門土木、法規に関しては、初出題や近年あまり出題されていない内容が散見されたため、過去問の取り組みが不十分だった方に関しては、自身をもって判断することができない問題が多かったと考えられます。

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【選択問題】No.1〜No.11(土木一般)、No.12〜31(専門土木)、
No.32〜42(法規)

土木一般のNo.4(土工:軟弱地盤対策工法)、No.9(基礎工:既製杭の打撃工法に用いる杭打機)に関しては、各工法の原理原則の理解や杭打機の構造・特徴をしっかり理解していないと解けない難しい問題でした。
また法規に関しては、No.32(労働基準法:賃金)は、平均賃金の定義を正確に覚えておく必要があった問題で、No.38(建築基準法:用語)は、居室の定義が初めて出題されるなど、注意が必要な問題もありました。
専門土木に関しては、各種工事に関する難しい内容が出題されましたが、問題選択の自由度が高く(出題20中6問解答)、出題傾向とポイントを押さえて学習すれば、選び方次第で十分に高得点ができたと考えられます。

全体的には、過去の学科試験で出題された内容が目立ちましたが、これまであまり出題されてこなかった内容の出題も多く見受けられたため、学習範囲を広げ、十分に理解しておくことが必要でした。

【必須問題】No.43〜53(共通工学・施工管理法)、
No.54〜61(施工管理法(基礎的な能力))

施工管理法(基礎的な能力)が新設され、令和3年度より施工管理法は、No.47〜53とNo.54〜61の二つに区分されました。
各科目の出題数は上表の通りですが、施工管理法(基礎的な能力)の問題に関しては、これまでの実地試験で出題されていた穴埋め式問題が択一式となって出題されたことが特徴的でした。今後の対策として、これまでの学科試験の内容に加え、過去の実地試験の内容についても、十分に学習を行い、必要な基礎知識を身につける必要があると考えられます。

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令和3年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期) 合格実績

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