令和2年度 1級土木施工管理技術検定 学科試験総評

総評

令和2年度の1級土木施工管理技術検定学科試験は、問題A(選択問題)61問から30問を選択解答し、問題B(必須問題)は35問すべてを解答する、例年通りの出題形式でした。
全体としては、令和元年度と同程度の難易度でしたが、問題A(選択問題)において、難度の高い問題が比較的多く出題されていました。

問題Aで高得点をとるためには、単なる過去問の丸暗記に頼るのではなく、なぜその答えになるのかという原理・原則まで十分に理解できるよう学習を進めていくことが必要でした。
問題B(必須問題)に関しては、比較的得点しやすい出題だったため、過去に試験で出題された内容をしっかり学習してきた受験生は高得点をとることができたと考えられます。

(1)問題A〔選択問題〕

土木一般(15問中12問選択)、専門土木(34問中10問選択)、法規(12問中8問選択)からの出題でした。専門土木と法規に関しては、初出題の問題も見られましたが、注意深く解答する問題を選択すれば、十分に得点をとれる内容でした。

一方、土木一般に関しては、土木(5問)、コンクリート(6問)、基礎工(4問)すべてにおいて、難度の高い問題が見られたため、この範囲で得点を伸ばすことができなかった受験生が多かったと思われます。

【難度の高い出題の例】
No.6コンクリート用骨材の問題でしたが、粘土塊量、絶乾密度、硫酸ナトリウム結晶圧といった、難しい用語が出題されました。内容についても、粘土塊量の基準、再生粗骨材Hの吸水率などの具体的数値が問われたことから、非常に難度の高い問題だったと考えられます。

No.14場所打ち杭工法の施工に関する内容が問われました。リバース工法におけるスタンドパイプは、孔壁と表層地盤の崩壊防止のために建て込むものですが、ハンマグラブによる中堀りがスタンドパイプより先行すると、地盤をゆるめたり、崩壊やスタンドパイプ落下の原因となったりするため、先行掘りを行ってはいけません。リバース工法の施工方法に関して、作業手順と留意事項を十分理解していないと解けない難問でした。

(2)問題B〔必須問題〕

例年通り、共通工学4問と施工管理法31問が出題されました。施工計画、工程管理、安全管理、品質管理など、1級土木施工管理技士としておさえておくべき、現場管理の基本知識が多く問われた内容でしたが、難度の高い問題もあったため、注意が必要でした。

近年、初出題の問題や難度の高い問題が増加する傾向がありましたが、令和2年度は、過去の出題内容を十分に学習していれば得点できる問題が目立ちました。そのため、問題Bについては、例年よりも解きやすい内容だったと考えられます。

【難度の高い出題の例】
No.18墜落災害の防止に関して、事業者が講じるべき措置について出題されました。高さ2m以上の枠組足場では、交差筋かいおよび高さ15cm以上40cm以下の位置への下さんもしくは高さ15cm以上の幅木など、または手すり枠の設置が必要ですが、枠組足場の墜落防止における幅木の寸法基準は初出題の内容でした。幅木の寸法に関しては、足場からの物体の落下防止措置の基準が10cm以上と規定されているため、これと混同した受験生も多かったと思われます。

No.31鉄筋コンクリ―ト構造物のコンクリ―ト強度を推定する方法が出題されました。強度に関しては、反発硬度方、衝撃弾性波法、採取コアによる強度試験などが用いられますが、AE(アコースティック・エミッション)法については、ひび割れの発生状況や進展状況を監視する方法であるため、強度を推定する方法には該当しません。コンクリートの非破壊・微破壊検査については、過去にも出題された項目ですが、難度が高い内容であり、AE法などの初出題の内容もあったため、正解できた受験生は少なかったと思われます。

令和2年度 1級土木施工管理 実地試験対策

当学院の実地試験対策で令和初年度の合格をつかみとりましょう!

令和3年度 1級土木施工管理 学科試験対策

 

 

 

1級土木施工管理技士取得後のネクストステップ!

 

令和元年度 1級土木施工管理技術検定学科試験 合格実績

令和元年度 1級土木施工管理技術検定実地試験 合格実績

総合資格学院でめざす土木施工管理技士資格 総合資格学院が、皆様の土木施工管理技士合格を応援します!

総合資格学院では、実地試験合格に必要な分野を基礎から段階的に身につけ、実地試験の合格をめざす「 実地講座」をご用意しています。また、総合資格学院各校では、実地試験の合格のカギを握る施工経験記述の攻略ポイントがわかる実地試験攻略ガイダンスを開催します。

カテゴリトップに戻る 前のページに戻る pagetop