第二回 瀬戸内海文明圏シンポジウム 「明日の建築を考える」・九州

第二回 瀬戸内海文明圏シンポジウム 「明日の建築を考える」・九州

名称

第二回 瀬戸内海文明圏シンポジウム 「明日の建築を考える」・九州

日程 2016年11月5日(土)
会場 九州大学箱崎キャンパス 旧工学部本館大講義室
基調講演 伊東 豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所)
パネリスト
  • 伊藤 憲吾氏(伊藤憲吾建築設計事務所)
  • 内田 貴久氏(長崎大学非常勤講師/内田貴久建築設計事務所)
  • 西岡 梨夏氏(ソルト建築設計事務所)
  • 平瀬 有人氏(佐賀大学准教授/株式会社yHa architects)
特別顧問 岸 隆司(総合資格学院 学院長)
司会 末廣 香織氏(九州大学大学院人間環境学研究科准教授)
主催
  • 瀬戸内海文明圏「これからの建築と新たな地域性」創造・研究会
  • AISU(Architectual Institute of Setouchi Union)
  • 代表幹事 岡河 貢氏
後援 総合資格学院

第二回瀬戸内海文明圏シンポジウム 九州福岡で開催

今回で第二回目となる「瀬戸内海文明圏シンポジウム」が、平成28年11月5日、福岡市東区の九州大学箱崎キャンパスで開催されました。当学院学院長 岸隆司が特別顧問を務める同シンポジウムは、瀬戸内海文明圏『これからの建築と新たな地域性』創造研究会が主催し、総合資格学院が後援。業界の第一線で活躍する建築家 伊東 豊雄氏の基調講演と、九州地域の若手建築家4名による活動発表が行われました。会場には、福岡はもちろん、鹿児島・熊本など九州全域から300人以上の学生や建築関係者が集まり、会場の旧工学部本館1Fの大講義室は立ち見が出るほど賑わいました。
大講義室には多くの観客が集まった
開催主旨を述べる岡河 貢氏
近畿・中国・四国・北九州など、瀬戸内に面する地域で活動を行う若い建築設計者や学生に向けて、瀬戸内建築が持つ魅力を共有・発信するため、2015年9月に、広島大学 岡河 貢准教授が幹事となり、『瀬戸内海文明圏「これからの建築とあらたな地域性」創造研究会(AISU Architecture Institute of Setouchi Union』を組織しました。会の趣旨説明と併せて岡河 貢氏は「参加された方と、これからの建築へのビジョンを一緒に考える場にしたい」と述べ、シンポジウムは開会しました。

総合資格学院 岸 隆司学院長による挨拶

また基調講演に先立ち、特別顧問の当学院学院長 岸 隆司は「岡河氏からシンポジウムの構想や、これからの建築への熱い想いをお聞きして、私がめざしている地域の学生や若者への応援、建築教育への貢献につながるものを感じ、第一回より後援させていただいています。第二回目は九州での開催となりましたが、先の熊本地震で被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。このような苦難に対し、建築家の仕事は具体的な形や用途や空間を提案できる素晴らしいものだと思います。
挨拶をする総合資格学院 岸 隆司学院長
未来へ向けて、私共も一緒に歩んで行ければ」と語り、引き続き資格取得の支援を通じて技術者の育成や地域社会への貢献に努める旨を述べました。

自然に祝福される建築を

聴衆に語りかける伊東 豊雄氏
司会の末廣 香織氏

 「明日の建築を考える」と題し基調講演した伊東氏は、熊本地震での仮設住宅やそれに合わせて建築した集会所「みんなの家」の復興プロジェクトについて語られました。先の東日本大震災後に多くの被災者の拠り所となった「みんなの家」は、今後の災害時のモデルになると説明。「人と人とのつながりを作ること、一度できた人々のコミュニティを存続させることは災害時には特に重要。温かみのある造りにこだわり、精神的な安らぎを感じられる空間を提案した」と述べました。

 また伊東氏は、「アジアの建築は生活のエネルギーに満ちており、五感に響いてくる。我々が取り戻さなければならない重要な要素のひとつだ。」と、今後の建築の在り方について論じ、「自然にはどうしても勝てない。しかし日本は自然を技術で克服できると驕っている一面がある」と注意喚起し、今後、自然や動物、植物などと一体化した世界をどう実現するかが我々の課題であると訴えました。

 その上で自身が手掛けたメキシコ・プエブラ「バロック・ミュージアム」、台中「メトロポリタンオペラハウス」を紹介。「自然と人、人と人、人と部屋とがボーダーをなくしていくのが重要」と述べ、今後求められるアジアの建築とは「自然に祝福される建築」だと主張しました。

若手建築家4名による発表と、伊東氏との意見交換

基調講演後、九州を中心に活躍する若手建築家 伊藤 憲吾氏・内田 貴久氏・西岡 梨夏氏・平瀬 有人氏による自身の活動や作品、建築に対する理念など発表。その後、4人の活動に対する伊東氏の感想や、若手建築家たちから伊東氏へ質問するなど意見交換しました。
伊藤 憲吾氏
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伊藤 憲吾氏

若手建築家発表の場 提供協力

  • アンダーフォーティ建築展 大分市

CTLの取り組み

  • まちなか案内所(観光案内所)
  • Arbor-H(東屋) 等
内田 貴久氏
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内田 貴久氏

木造作品中心で活動
木材への品質・流通・コストパフォーマンス考察

  • W-HOUSE(別荘)
  • T-NURSERY(保育園)
  • N-HOUSE(住宅) 等
西岡 梨夏氏
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西岡 梨夏氏

建築における素材「バショ・ヒト・モノ・コト」の
力を最大に引き出すデザイン/建築への関わり方

  • Obi house(住宅) 等
平瀬 有人氏
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内田 貴久氏

登録有形文化財である酒蔵を
日本酒を展示・試飲等ができるスペースとして再構成

  • 富久千代酒造 酒蔵改修ギャラリー(改修) 等
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