第二回 瀬戸内海文明圏シンポジウム 「明日の建築を考える」・九州
第二回 瀬戸内海文明圏シンポジウム 「明日の建築を考える」・九州
名称 |
第二回 瀬戸内海文明圏シンポジウム 「明日の建築を考える」・九州 |
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日程 | 2016年11月5日(土) |
会場 | 九州大学箱崎キャンパス 旧工学部本館大講義室 |
基調講演 | 伊東 豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所) |
パネリスト |
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特別顧問 | 岸 隆司(総合資格学院 学院長) |
司会 | 末廣 香織氏(九州大学大学院人間環境学研究科准教授) |
主催 |
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後援 | 総合資格学院 |
第二回瀬戸内海文明圏シンポジウム 九州福岡で開催
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- 大講義室には多くの観客が集まった
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- 開催主旨を述べる岡河 貢氏
総合資格学院 岸 隆司学院長による挨拶
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- 挨拶をする総合資格学院 岸 隆司学院長
自然に祝福される建築を
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- 聴衆に語りかける伊東 豊雄氏
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- 司会の末廣 香織氏
「明日の建築を考える」と題し基調講演した伊東氏は、熊本地震での仮設住宅やそれに合わせて建築した集会所「みんなの家」の復興プロジェクトについて語られました。先の東日本大震災後に多くの被災者の拠り所となった「みんなの家」は、今後の災害時のモデルになると説明。「人と人とのつながりを作ること、一度できた人々のコミュニティを存続させることは災害時には特に重要。温かみのある造りにこだわり、精神的な安らぎを感じられる空間を提案した」と述べました。
また伊東氏は、「アジアの建築は生活のエネルギーに満ちており、五感に響いてくる。我々が取り戻さなければならない重要な要素のひとつだ。」と、今後の建築の在り方について論じ、「自然にはどうしても勝てない。しかし日本は自然を技術で克服できると驕っている一面がある」と注意喚起し、今後、自然や動物、植物などと一体化した世界をどう実現するかが我々の課題であると訴えました。
その上で自身が手掛けたメキシコ・プエブラ「バロック・ミュージアム」、台中「メトロポリタンオペラハウス」を紹介。「自然と人、人と人、人と部屋とがボーダーをなくしていくのが重要」と述べ、今後求められるアジアの建築とは「自然に祝福される建築」だと主張しました。
若手建築家4名による発表と、伊東氏との意見交換
伊藤 憲吾氏 | |
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![]() 伊藤 憲吾氏 |
若手建築家発表の場 提供協力
CTLの取り組み
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内田 貴久氏 | |
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![]() 内田 貴久氏 |
木造作品中心で活動
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西岡 梨夏氏 | |
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![]() 西岡 梨夏氏 |
建築における素材「バショ・ヒト・モノ・コト」の
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平瀬 有人氏 | |
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![]() 内田 貴久氏 |
登録有形文化財である酒蔵を
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