平成27年度 兵庫県立東播工業高等学校 建築科作品展
名称 | 平成27年度 兵庫県立東播工業高等学校 建築科作品展 |
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日程 | 2016年1月30日(土)〜1月31日(日) |
会場 | ニッケパークタウン1F センタープラザ |
主催 |
兵庫県立東播工業高等学校 建築科 |
後援 |
兵庫県立東播工業高等学校PTA |
特別協賛 |
総合資格学院 |
より地域に開かれた建築科作品展
兵庫県立東播工業高等学校 建築科が主催する平成27年度 建築科作品展が1月30日・31日の2日間わたりに開催されました。同作品展は、卒業式に校内で作品の展示を行ったことから始まり、2回目以降は、より開かれた作品展とするべく、校外に場所を移して開催されています。3回目となる今回は加古川の大型商業施設「ニッケパークタウン(1Fセンタープラザ)」で開かれ、買い物客など地域住民が行き交うスペースでの催しとなりました。
作品展のテーマは「ケンチク、する」。1〜3年生の作品を展示
建築科の1年間の成果を発表する同作品展。会場には、まち模型や個々の課題の模型・製図、木工作品など多く展示され、買い物に訪れる人々などの目をひいていました。 3年生は卒業設計に建築科33名全員が挑戦。また設計コンペ班(第12回道都大学美術学部高校生住宅設計コンクール2015、第6回高校生の「建築甲子園」の応募作品など)や模型班、建築大工班などの課題研究を展示。2年生は住宅デザインソフトを用いた夢のある戸建住宅のデザインを、1年生は平面図や配置図、パースなどの作品を展示しました。
同時開催されたインターンシップ写真展
同校では「ものづくり、ひとづくり、まちづくり」をテーマに、長年に渡り実際の施工現場での通年型インターンシップを実施しており、その模様を写真や記事で紹介しました。 また、通年型インターンシップの発展系となる3年生の建築実習「教室リフォームプロジェクト」の様子も展示。このリフォームは、暗室+製図準備室をパソコン実習室に用途を変更することが目的で、教室1室の解体・撤去から、新たな室の組立・仕上げを生徒自身の手で行ったもの。多くの企業からの技術指導・資材提供のもと、学び場を生徒たちで作り上げるこの試みは、全国でも稀有な取り組みとして、多くのメディアにも紹介されています。
作品展に期待する教諭の声
同校の岩田薫校長は「当校は地域社会に貢献できる専門的職業人の育成というミッションを達成すべく運営をしています。その活動の一環として、建築・土木というものを地域の多くの方に知っていただくために作品展を催しました。また未来の生徒になる方たちが、建築科・土木科でどういった学習をするのか、興味を持ち理解してもらうことも肝要と考えております。展示を通じて、『ものづくり』の楽しさを感じとってもらえれば」と語られました。
作品展を企画・運営した建築科の養 博志教諭、澤大輔教諭は「作品展に展示するという目標を持って、生徒たちがやり切れたことは素晴らしいと感じています。3年生たちには地元加古川・高砂の2つのエリアに、その地域で求められている施設を計画をしてもらいました。展示した卒業設計のプレゼンボードは、CADを用いて生徒たちが考え作り上げたものですが、CADソフトの使用方法を指導することが主眼ではなく、ソフトを用いて『何を表現するか』ということを重要視しました。また、計画の事前調査では、実際の敷地の管理者にヒアリングを行うなど、実践的な内容も多く盛り込みました。こういった当校の取り組みを、子供から大人まで大勢の方に知ってもらいたい」と述べられました。
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- 岩田 薫校長
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- 左)養 博志教諭 右)澤 大輔教諭
来場者アンケート
作品展では、来場者にアンケートを実施。一部抜粋して紹介します。(回答者296名)
- 学生のみなさんの柔軟なアイデアと精度の高いプランニングに感動。ぜひ加古川に地元で実現できる事を期待します。(女性・40代)
- さすが東播工業。卒業生としてこの様なイベント良かったです。(男性・30代)
- 孫がブランコにも乗せていただきとっても喜んでいました。力作に目を奪われました。作品を作るところを見たかった。(女性・60代)
- 防災や災害に関わっているので、防災施設の設計がとても面白かったです。勉強になりました。(女性・20代)
- 東播工業高等学校の授業内容のイメージがわきました。(男性・10代)
- お家の形がすごいと小4の娘が感心していました。娘もこのような設計の仕事がしたいといっています。(男性・30代)
- 校舎の建て直しに生徒が参加していて、貴重な体験をしていると思った。模型も図面も上手だった。(女性・10代)
- こういった発表の場があるのは非常に良いことだと思います。これからも続けてください。(男性・40代)
- 卒業設計ではとてもユーモアのある発想をしていておもしろかったです。インターンシップは実際に体験できて素晴らしいとおもいました。(女性・40代)
- 体験実習が良かった。心に残る作品作りをしてほしい。(男性・50代)
- インターンシップの取り組みが素晴らしい。将来この業界で活躍するのに非常に有意義な経験になっていると思います。(男性・30代)