第15回 JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2017
第15回 JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2017
名称 |
第15回 JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展2017 |
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日程 | 作品展示: 公開審査・講評会: |
会場 | 芝浦工業大学 芝浦キャンパス8階 |
審査員 | 長谷川 逸子(長谷川逸子・建築計画工房) |
実行委員 |
実行委員長 |
主催 |
公益社団法人 日本建築家協会 関東甲信越支部 大学院修士設計展実行委員会 |
協賛 |
株式会社総合資格/総合資格学院 |
ハイレベルな作品が揃う大学院修士設計展
長谷川 逸子氏の巡回審査・出展者全員によるプレゼンテーション
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- 審査員:長谷川 逸子氏
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- 実行委員長:佐藤 光彦氏
二次審査に進んだ作品は以下の通り。
■二次審査進出作品 |
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二次審査通過9作品によるプレゼンテーション
他結果は以下の通りです。
最優秀賞 | |
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計画地は東京都の西日暮里駅付近。豊かな生活圏を生成するために、道具のように用いることができる柔軟な土木(水抜きや耕地になる擁壁、武蔵野台地を支える道など)と、周辺に住宅やランドスケープセンターなどを計画。擁壁でのガーデニングや散策する「所作」を通じて、人間と大地に新たな接点を生み出そうとした作品。 |
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![]() 内田 久美子さん |
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優秀賞 | |
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空地や建物の間など空虚でありながらも不思議な魅力を持った空間-Terrain Vague-。このTerrain Vagueを保持しつつ、小さな建築(空地を結ぶ橋)や敷地計画などに建築家が介在することで、都市に豊かさをもたらすことができるのではないかという提案。計画地は東京23区内で複数設定。 |
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![]() 岩本 早代さん |
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優秀賞 | |
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敷地は下町として親しまれてきた東京都千代田区神田。中小ビルが密集するこの土地では、現在住民同士の関係性が希薄となっているとともに、空室問題が深刻化している。本計画において、隣り合うビルを連結し、生活する人々のつながりを生み出し、各々のビルそのものに新たな価値と魅力を創出する。 |
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![]() 藤田 涼さん |
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奨励賞 | |
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![]() 藤原 麻実さん |
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大学院修士設計展2017総評
長谷川氏は、総評として「各大学から推奨されて出展されている作品だけあって、レベルの高い作品が多く、それらに賞をつけるということは大変だったというのが率直な感想です。そんな中、最優秀賞に『大地を編む』を選ばせてもらいました。建築家が土木分野に立ち入って、さらに都市計画に携わることの難しさは重々承知ですが、その新しい姿勢も含め評価させてもらいました」と述べました。また、「海外の建築展に参加させてもらうことも多いのですが、日本の建築家の『模型』は器用に作られており、本当にレベルが高いと毎回感じます。今回の修士設計展でもその片鱗を見させてもらいました。『模型』は一例ですが、何か一つ秀でた才能を持っていると将来きっと役に立つはずです、今後も精進してください」と声援を送られました。
続いて、総合資格学院 営業部部長の安島 才雄は「修士設計展はレベルの高く、プレゼンテーションからも高い志が伝わってきました。ここにいる皆さんがこれからの建築業界を支えられていくことと実感しています。また、そういった皆さんを今後も総合資格学院が支えてまいります」と会場の出展者全員に向けて所信を述べました。
