平成28年度 兵庫県立東播工業高等学校 建築科作品展

平成28年度 兵庫県立東播工業高等学校 建築科作品展

名称

平成28年度兵庫県立東播工業高等学校 建築科作品展

日程 2017年1月28日(土)〜1月30日(月)
会場 イオン加古川店1Fセントラルコート
主催
  • 兵庫県立東播工業高等学校 建築科
後援 兵庫県立東播工業高等学校PTA
協賛 総合資格学院

4回目となる建築科作品展はイオン加古川店にて開催

兵庫県立東播工業高等学校建築科主催による平成28年度建築科作品展が、1月28日・29日・30日の3日間、東加古川駅近くの商業施設「イオン加古川店」の1Fセントラルコートにて開催されました。同作品展は、卒業式に校内で作品の展示を行ったことに始まり、2回目以降は地域に工業高校生の取り組みを知ってもらうことで、開かれた作品展となるよう毎年校外で開催。4回目となる今回も、買物客でにぎわう会場で開かれました。

建築科で学ぶ生徒の一年の活動成果を発表

今回の作品展では、同校3年生の卒業設計をはじめ、2年生の住宅自由設計、1年生の住宅平面図など合計160点以上の作品が展示。木工作品、設計コンペ班の作品(第13回道都大学美術学部高校生住宅設計コンクール2016、第7回高校生の「建築甲子園」の応募作品など)や、アクリルをレーザーカットで加工し制作された加古川中央新病院模型などの力作も会場に並び、観覧する人々は作品に関心をよせているようでした。

塩ア修教諭
井垣量子教諭

高校生活の集大成、卒業設計

今回の卒業設計の課題は、JR加古川駅周辺地域を含んだ商店街環状プランを生成する仮想計画の一環として、JR線高架下に商店街をつくるというもの。この課題について「店舗計画」「街路計画」の2プランに担当を分け、3年生36名全員参加で取り組みました。販売店や飲食店、スポーツジムなどを23名が計画、その高架下店舗を彩る街路を13名が考え、何が周辺住民に求められているのか、どうしたら街がにぎわうようになるかという地域問題に向かい合いました。

卒業設計の指導を担当された塩ア修教諭と井垣量子教諭は「例えば目の前に空き地があったなら、街や地域の問題を解決するために、そこに何かを創造するという意識を育てたかった」「今回の課題は商店や街路という個々で見れば小規模なもの。だからこそ模型に色を塗り内外装の彩りを表現する、自分たちが計画した建物を3Dパース化するといったことに挑戦できた。生徒たちも限りある時間の中、精一杯課題に取り組んでくれた」と語りました。

インターンシップ写真展も同時開催

同校は長年、施工現場での通年型インターンシップに力をいれており、その模様をまとめた写真パネルを展示しました。また、通年型インターンシップの発展系ともいえる建築実習「部室リフォームプロジェクト」についても紹介。このプロジェクトは、老朽化が進んでいる部室のリフォームを自分たちで計画し、実習で内装工事を施すもので、地域企業の協力・指導の下、足場組立・窓枠工事・内装左官仕上げに2年生が中心となって取り組みました。平成27年は暗室+製図準備室をパソコン実習室に用途を変更する「教室リフォームプロジェクト」が実施されており、学び場を生徒自らリフォームする稀有な取り組みとして、多くのメディアにも取り上げられています。
原田文夫校長
澤大輔教諭

地域を支える人材を輩出する使命

同校の原田文夫校長は「当校は開校以来、地域社会に貢献できる専門的職業人の育成というミッションに取り組んでおり、豊かな人間性と社会性を培い、確かな技術・技能を身につけてもらえるよう教育を行っています。そのためには課題研究や実習、インターンシップや体験活動を通して、コミュニケーション能力・リーダーシップ・チームワーク・主体性を育成することが肝要です。例えば本年度は小学校入退場門製作・高床式花壇(レイズベッド)製作などの出前授業を通じて、小学生や高齢者という地域住民と関り合いを持つ活動にも取り組みました。こういった当校の活動や作品を展示することで、建築・土木への興味・意義を、周辺地域の皆様に感じ取ってもらえれば幸いです」と語られました。

作品展を統括した建築科の澤科長は「今回の作品展においては、生徒を指導する教諭に方向性を示す立場として携わらせてもらいました。生徒たちの個性を引き出しながら必要な部分は補正するという難しさはありますが、各教諭の持ち味を活かした指導の下、建築科として新しい取り組み・展開ができたと思っています。展示を通じて、建築に興味を持つ小中学生が増え、『このような作品展示できるような力を身につけたい』という意欲をもってくれたら最高です。今後も作品の展示・インターンシップを通し、<現場・設計・大工>という3つを軸に、地域に貢献できるよう人材育成に励んでまいります」と意欲を述べられました。

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