広島8大学卒業設計展 2018
広島8大学卒業設計展 2018 ダイジェスト映像
広島8大学卒業設計展 2018
名称 |
広島8大学卒業設計展 2018 |
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日程 | 展 示:2018年3月6日(火)〜3月10日(土)
審査会:2018年3月10日(土) |
会場 | 旧日本銀行広島支店 |
審査員 | 【審査員長】 古谷 誠章氏 (NASCA) 【審査員】 西沢 大良氏 (西沢大良建築設計事務所) 大西 麻貴氏 (大西麻貴+百田有希/o+h) 龜谷 清氏 (有限会社ナック建築事務所) |
主催 | 広島8大学卒業設計展2018実行委員会 |
特別協賛 | 総合資格学院/株式会社総合資格 |
中国地区最大の設計展「広島8大学卒業設計展2018」が開催されました
3月10日(土)、旧日本銀行広島支店において「広島8大学卒業設計展2018」の公開審査会が行なわれました。本設計展は、広島大学、広島工業大学、近畿大学工学部、広島女学院大学、福山大学、福山市立大学、安田女子大学、山口大学に招待校として「穴吹デザイン専門学校、岡山理科大学、呉工業高等専門学校、島根大学」を加えた各建築系学科の学生が、卒業設計作品を出展し、広島平和祈念卒業設計賞をはじめとする各賞を決定する展示会です。
会場の旧日本銀行広島支店は、現存する被爆建物であり、広島市指定重要文化財に指定されて常時一般公開されるとともに、地域の芸術文化活動の拠点として活用されています。審査会では会場に展示された78作品を対象に、1次審査で審査員による巡回審査が行われ、各審査員の得点集計で公開二次審査に進む12作品が選出されました。
12作品の熱いプレゼンテーションにより公開審査会が盛り上がる
二次審査に進んだ12作品は以下の通りとなり、会場に設置された模型やスライド資料を元に、学生のプレゼンテーションが行われました。
No. | 氏名 | 学校名 | 作品名 |
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07 | 堀田 翔平さん | 島根大学 | ジレンマを繋ぐ三つの器 |
09 | 白石 雄也さん | 近畿大学工学部 | ハレの櫓 −集う仮設舞台装置的建築− |
27 | 工藤 崇史さん | 近畿大学工学部 | 自然の景過 −事故の記憶の継承− |
28 | CHOW YI XINGさん | 山口大学 | 宇部まちなかの市 |
29 | 竹安 沙希さん | 広島工業大学工学部建築工学科 | 大地との対話 |
51 | 岡田 遼介さん | 広島大学 | おふぃす2.0 |
56 | 竹國 亮太さん | 近畿大学工学部 | 道後湯気街道物語 |
63 | 福元 日奈子さん | 広島女学院大 | まちなかホスピス |
66 | 池田 夕莉さん | 広島工業大学環境学部環境デザイン学科 | 手から手へ |
70 | 今江 周作さん | 近畿大学工学部 | 交響する境界面−湖上に溢れ出す生活− |
75 | 山下 流さん | 広島工業大学工学部建築工学科 | 海域を巡る二つの時間 |
76 | 安田 有輝さん | 近畿大学工学部 | 移ろいゆく砂と建築 |
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- 古谷 誠章氏
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- 西沢 大良氏
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- 龜谷 清氏
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- 大西 麻貴氏
二次審査では1人当たり5分のプレゼンテーションと3分の質疑の計8分の持ち時間が与えられ、学生たちはそれぞれの視点や感性で設計作品の計画や設定敷地、周辺の人々の生活への提案などを発表しました。質疑では審査員から投げ掛けられる鋭い問いに対して、持ち時間一杯まで自らの作品への想いを込めた回答を行ないました。
長時間におよぶ選考の末、最優秀賞1点、優秀賞3点、審査員賞4点が決定。加えて来場者全員の投票結果による市民賞1点の各受賞者が決定しました。
最優秀賞 |
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No.09 白石 雄也さん 近畿大学工学部 ハレの櫓 −集う仮設舞台装置的建築− |
最優秀賞を獲得した白石雄也さんの作品は、四国有数の工業都市として栄えた愛媛県新居浜市の人口減少に対して、平安時代より続いている「新居浜太鼓祭り」で賑わいのもととなる山車に着目して「ハレの櫓」として舞台装置となる建築を創造した意欲作。白石さん自身が祭りの法被を着用して、ハレの日に建築自体が町を練り歩き、祭りの一部となり、町の財産となるさまを、自身の郷土愛を込めて熱く語りました。
優秀賞・龜谷 清賞 |
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No.29 竹安 沙希さん 広島工業大学工学部建築工学科 大地との対話 |
優秀賞・西沢 大良賞 |
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No.07 堀田 翔平さん 島根大学 ジレンマを繋ぐ三つの器 |
優秀賞 |
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No.27 工藤 崇史さん 近畿大学工学部 自然の景過−事故の記憶の継承− |
古谷 誠章賞 |
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No.56 竹國 亮太さん 近畿大学工学部 道後湯気街道物語 |
大西 麻貴賞 |
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No.66 池田 夕莉さん 広島工業大学環境学部環境デザイン学科 手から手へ |
市民賞 |
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No.63 福元 日奈子さん 広島女学院大 まちなかホスピス |
本設計展は8大学の4年生による実行委員会が、自ら卒業設計を進めながらこの一年を通じて開催準備を行ない、公開審査会当日を迎えました。
審査会の進行や補助など、当日の運営は後輩の3年生に役割を渡して開催された意義ある審査会。終了後は審査員、入賞者、顧問教員が揃って集合写真を撮影し懇親会を行ないました。
総合資格学院は同設計展を連続11年支援し続けており、本大会も記録作品集「ヒロシマソツケイ´18」を学生編集員と共に発刊を予定しています。
集合写真