今堀 賢一さんの
1級建築士合格体験記

やるかやらないか、
己との闘いの日々

令和元年度
1級建築士合格
今堀 賢一 さん(36)

学 歴
大学院
勤務先
建設会社
施工管理
本試験得点
99点 (計画:16点、環境・設備:17点、法規:23点、構造:24点、施工:19点)
教 室
受講講座
1級建築士ストレート合格コース

受験回数 学科5回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
小さいころからものづくりに興味

小学生低学年のころには、自宅の改装工事の大工さんに興味を示していたそうです。その当時からものづくりへの興味は持続し、自身の家を自分で建てたいという思いを大学進学時にもう一度振り返り、建築に進みたいと進学しました。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
これが最後のチャンス

学科受験は何度もするものの、満足な準備をしていないため、まったく見込みのない状況が何年かありました。会社からは取得のプレッシャーが年々増すなか、私生活では結婚し子供が成長するにつれ、「今度が最後のチャンスだ」と覚悟を決めました。「絶対に今年一年で終わらせる。来年からは家族サービスをする!」と誓いました。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
いろいろ回り道をして

初受験の際は、他校に通学をしていたのですが、映像主体の講義にまったくついていけませんでした。「今年こそは」と覚悟をしたのですが、自分は弱い人間で、すぐにサボってしまうので、しっかりサポートしてくれる総合資格学院に通うことを決めました。

ご自身と独学者を比べて、感じた一番大きな違い
受験への高いモチベーション維持と自己分析が足りない

自分で合格までのスケジュール管理やモチベーション維持を確実にできる人はほとんどいないと思います。アドバイスを聞き、しっかり対応し修正する習慣があるとないのとでは明暗がわかれると感じました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
あきらめたら試合終了だよ

毎週日曜に通学、それに向かって平日は睡眠時間を削って宿題をこなす日々。永遠に続くと思うと諦めそうになりましたが、家族のエール。また覚悟を決めたあの時の気持ちを忘れずに歯を食いしばりました。学科はやればやるほど、自身の知識の増加や、知らない問題の減少を感じることで、高いモチベーションにつなげられましたが、製図に関しては、訳もわからずがむしゃらにやった感じです。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
事前に試験直前は休むと伝え、協力を

直前期に集中した時間をあらかじめ確保することで、心に少しだけゆとりを持ちつつ、そこに向けた日々の学習計画を考えました。業務上やむを得ない懇親会を除き、プライベートでの飲酒、旅行などを一切やめて、空き時間をすべて学習時間にあてました。勉強期間中、子供たちは毎週日曜日の朝食しか私と会えず、本当にさみしい思いをさせました。その都度、「今年で受かる! 」と思い続けました。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
資格取得が社内での必須事項になっている

設計業務従事者以外でも、受験資格のある社員は全て取得対象者となり、毎年の合格者が社内報告一覧に掲載されていました。関連会社の方も建築士を取得しているかどうかは常に意識されているような状況になり、晴れて合格を報告した際に多くの方に祝福をいただきました。また、名刺に今後記載することでさらに厚い信頼と期待をいただくことと思います。

学科攻略法

得意科目(分野)と苦手科目(分野)
得意科目(分野)

環境・設備

苦手科目(分野)

法規

得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
苦手ではなく食べず嫌い

環境・設備も法規も初期は苦手な科目でした。環境・設備は難しい意識があったため、他の科目以上に時間を使い反復することで、理解しました。法規は、線は引くものの、言葉の否定に躓き、最後まで点数が安定しない状況でしたが繰り返し解くことで、法令集に頼らず解答できる問題を増やし、検索時間を確保しました。結果、自身最高点が本試験でとれました。

講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
一緒に戦ってくれる仲間の存在

一緒に合格に向かって走れる仲間との出会いです。毎回講義の結果比較や、普段の悩みや疑問をぶつけられる仲間がいたから、講義を欠席せずに続けられたかと思います。お互いを高め、刺激しあう関係を持てることが重要と感じます。

学科合格のポイント
やるかやらないか

過去問を3回解けば受かるとアドバイスをもらっていましたが、それに加え、期限をもってやることが大事だと思います。3月末までに、全科目過去問1周が必須と思います。それをやれれば、あとは勉強する癖がついているので、2、3回とどんどんできるようになり、知らない問題がぐんと減ります。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
時間配分とあきらめ方

問題文を深読みしすぎてしまい、勝手に条件を厳しくし、時間をロスすることが多くありました。これを絶対に本番でやらないようにするため、だいたいOKとなったら大雑把にまとめることを心掛けました。エスキスを2時間でまとめることを目標に同じ問題を3回は解くようにしました。記述は、解答例を頭にいれ、自分の色を出すような文章を蓄積しました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
いかに上手に見せるか

定規を使えば、きれいな作図はできても上手いかどうかはまた別問題。什器やテーブルを素早く描くためにテキストをひたすら写し、速く上手な什器の描き方を身につけました。講義の課題も独創性や目を引く要素を少しくらいは入れるよう心掛け、他者との違いを表せる工夫をしました。

製図合格のポイント
速く正確な作図を早期に仕上げる

結果的に評価を受けるのは作図。記述は付加価値と考え、図面が満足していないとまず評価されないと思います。作図のミスは補足の書き込みで補い、作図用紙を完璧に仕上げれば結果はついてくると思います。

今後の目標や抱負

まずは、支えてくれた家族へのお礼と業務負担をしてくれた同僚や諸先輩への恩返しをしたいです。また、1級建築士保有者として、自覚とプライドを持って仕事に活かしたいと思います。同じプレゼンでも「有資格者が語ると重みが変わる!」を実践したいです。また、次は土木施工管理を考えつつ、国際化に向けて英会話をしてみようかなと思っています。

御自身の経験を元に資格取得をめざす方へアドバイス

あきらめないこと。この言葉の本当の意味を感じられた一年でした。口ではいつでも言えますが、継続すること、やりきることの経験がないと建築士にはなれないと思います。合格者は、それぞれに何かを犠牲にして一心不乱に取り組んできました。その先に良い結果が待っているはずです。あきらめないでください。

学生時代にお世話になった恩師へ一言

在学中の講義で随所に建築士の過去問を盛り込んでいただきましたが、すっかり忘れたころに取得となりました。もっと早くがんばればよかったと反省しつつ、何はともあれ無事に合格できてよかったです。すでに担当教授は退官されていますが、数年置きに開催される同窓会に明るい報告ができそうで喜んでおります。

総合資格の教材やサービスでよかったところ
作図強化講座

製図はこれがすべてといっても過言でないと思います。過年度の方の速さ・上手さに衝撃を受け、目標時間で完成するイメージも持てず、心が折れそうになりました。とにかく枚数を描くことで、徐々に速くまた正確な作図力が身につき、残りの期間をエスキスと記述に集中できました。

チューター

学科も製図も同世代くらいのチューターがおり、いろいろ本音も聞いてもらいました。挫けそうなときご自身もそうだった話を聞いたりすることで、「次週にまた会いましょう!」と毎週通学することができました。

合格ダイアリー

自分の成功と失敗が詰まったこの世でたった一つの教材として、日々のボヤキなんかも書いていました。それに対し、コメントをくれるので、知識の習得とモチベーション維持が両方できる教材となりました。試験当日のお守りとして、また直前見直し教材として活用しました。

講師

厳しく的確な指導を受け、日々自身が成長できる知識を詰め込んでくれました。次週までの宿題を的確にいわれることで、できそうな気にしてくれました。やはり講師陣には感謝です。