桑原 由比さんの
1級建築士合格体験記

がんばりは自分を裏切らない

令和元年度
1級建築士合格
桑原 由比 さん(30)

学 歴
大学院
勤務先
工務店
設計、積算
本試験得点
106点 (計画:19点、環境・設備:19点、法規:20点、構造:25点、施工:23点)
教 室
受講講座
1級建築士ストレート合格コース

受験回数 学科1回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
自分の手で何かをつくるのが楽しい

もともとモノづくりが好きな子供でした。小さいころは体が弱く、入院中にお菓子の空箱を切り貼りして家やテーブルを作って遊ぶのが楽しかったのは今でも覚えています。そんな性格だったので「あれは爺ちゃんが組んだ橋だよ」「お母さんが建てた家だよ」などと聞かされているうちに、日常のなかで自然と構造物に興味を持ったのだと思います。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
お客様からの信用

資格取得を決めたのは中学1年生のとき。そのころ「万一入院生活になっても働き続けるには何がいる?」と考えた結果なぜか「1級建築士とっておきたい」という安易なものです。でも一番の理由です。ただ必要性を実感したのは「建築士としか話をする気がない」とおっしゃったお客様がいらしたこと。そのときに見返したいと思いました。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
「人」から教わりたかった

設計製図試験で躓いていた会社の先輩が他校から総合資格学院に変えて合格した、という話は決め手の一つになりました。学科試験は独学と悩みましたが、仕事をしながら理想的な勉強時間を継続的に「自制しながら」確保しつつ、体もしっかり休めるのは困難だと思いました。そこで受験期間中にモチベーションを維持できることを期待して総合資格学院を選びました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
2度の交通事故

1回目はスリップでトラックと衝突して大破、その年に学科試験は合格したのですが、設計製図試験までに体が壊れて受験を見送り、回復まで1ヶ月程休職させてもらいました。2回目は設計製図試験勉強を始めてすぐに軽トラに衝突され、また受験を見送りました。どちらも薄暮の時間帯。根詰めるのもいいですが、自己防衛できなくなるような頑張り方はやめたほうがいいです。身の安全と健康が第一です。生きていてこその資格です。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
自分の性格に合わせて学習環境を変える

学科勉強のときは会社帰りにカフェに入ってテキストを広げていました。仕事で疲れている日は家に帰ってご飯を食べてリラックスしてから自分を再起動する気力がないので。仕事面では「今年ストレートでとるので」と社長に伝えていたこともあり、比較的仕事量の先読みをしやすい部署に異動となり、自分で仕事量を管理できたことがよかったです。設計製図期間の業務をスムーズに行えるよう、8月までに徹底して能率UPを行い、終業後の時間を確保しました。周囲に理解してもらえるよう根回しは大切です。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
提案の説得力が増した

細部計画で学んだ寸法感覚は、お客様と打ち合わせをするなかで、家具レイアウトなどを決める時間を短縮してくれました。いままで経験測で語っていたことに根拠がつくと心持が違います。お客様の状態に合わせて色環境や高さ関係の細かい配慮を自然にできるようになりました。

学科攻略法

得意科目(分野)と苦手科目(分野)
得意科目(分野)

計画

苦手科目(分野)

法規

得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
思い切って単元ごとに学習の方向性を変えた

計画は自分が好きな単元でテキストを読むのがまったく苦ではなかったので、ひたすらテキストを読んでテストの度に加筆していました。法規は内容の暗記をあきらめて、ひたすら引き方を身につけました。試験直前も暗記ではなく引き方の再確認に重点を置いていました。

講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
ピンポイントで反復視聴ができたこと

学科の映像講義では、自分で倍速にしたり見直しを自由にできたりするのが便利でした。

学科合格のポイント
自分にあった学習スタイルをみつける

自分は問題集を沢山まわすより、テキストを理解して完全に理解するほうが向いていたので、映像記憶に残るようにひたすら書き込みを増やす作業をしました。直前はテキストを見直していれば安心できるくらいの状態にもっていけたことが自信につながった気がします。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
目の前の課題をはっきりさせて直ぐつぶす

一貫してプランに時間が取られる傾向にあったのですが「ゾーニング検討のミニコマでプランを決めすぎない方がいい」など自分の「やらかし」を、一つひとつつぶしていくことが大切と感じました。他のどの受講生より色々なやらかしをしてしまい、毎回グループのメンバーにいじられるのが悔しかったので「同じ種類のやらかしは二度としない」を徹底して、ノートに書き留めて毎回の課題を消化し続けました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
自分の型を決めて、崩さない

当初は細かい包絡の粗さが気になってスピードを上げられない「どの程度粗く仕上げても大丈夫か」の基準が自分のなかで分からなかったのでただ丁寧に描いていました。他の受講生や講師の図面を見せてもらい「躯体線を綺麗に描けていればあとはフリーハンドでもOK」や「ある程度包絡が雑でも筆圧が強いとキレイに見える」などのアドバイスから、試験として“適当”な図面のクオリティを理解することができました。それから、一発アウトだけは避けたかったので「防火関係だけは断面図に入る前に完成させる」ルーティンを崩さないよう気をつけていました。

製図合格のポイント
周りに助けられました

製図講義は同じチームのメンバーが気さくで、毎週講義を受けるなかで自然とモチベーションを上げてくれました。特に製図に入ってからは後れをとらないよう講義には必ず出て、毎週必ずフィードバックを貰えるような状態を保てたのがよかったです。

今後の目標や抱負

最終的には「細く長く質の良い仕事をできるような人間になる」を目標にしています。今回の受験で知識はある程度増えたと思いますが、それに飽き足らず継続的に自分の知識やできることを地道に増やしていこうと考えています。

御自身の経験を元に資格取得をめざす方へアドバイス

「この期間で合格する」気持ちを自分自身が忘れないのが一番だと思います。ちなみに私はスマートフォンの待ち受けとロック画面に「1級建築士合格」と書いた画像を入れていました。圧があるし若干うっとうしくなる時もありますが、いやでも毎日みるのでいい具合に気持ちの方向修正してくれます。健康面では疲れているとき豚肉を食べて疲労回復していました。それから油をとると眠くなりやすいので夕飯は油の摂取を控えることをおススメします。

総合資格の教材やサービスでよかったところ
グループミーティング

設計製図の講義が始まってすぐは、自分の図面をみても「何を疑問に思えば良いかすら分からない」状態になっていたので、他の受講生のプランを見せてもらいコメントを聞ける環境がよかったです。聞いているうちに自分のなかでようやく着眼点が明確になりました。

講師

設計製図の講義の講師がとても分かりやすく、接しやすくて驚きました。一人一人に合わせてフォローや添削の工夫をしてくれていたので、全面的に信頼していました。本当にありがたかったです。