篠原 昭広さんの
1級建築士合格体験記

最後の瞬間まであきらめないこと

令和元年度
1級建築士合格
篠原 昭広 さん(48)

学 歴
高校
勤務先
建設会社
営業、設計、現場管理
本試験得点
99点 (計画:16点、環境・設備:19点、法規:23点、構造:23点、施工:18点)
教 室
受講講座
1級建築士ビクトリー総合セット

受験回数 学科5回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
大工の棟梁に憧れて

5歳のころ、実家を建ててくれた大工の棟梁がとても大きく、カッコよく、「自分もいつか家を建てる仕事に就きたいな」と思いました。今の会社は、20数年前に前の職場の上司と2人で部署を独立してつくった会社で、2年前から私が社長をやらせてもらっています。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
会社の承継をきっかけに

20代のころに2級建築士の資格を取り、30代手前で1級建築士にもチャレンジしたのですが上手くいかず、その後は「自分には1級は無理だ」とあきらめていました。しかし、4年ほど前に会社を私が承継するという話が具体的になり、トップとして1級の資格も取っておこうと再チャレンジを決意しました。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
部下の資格取得でお世話になっていたので

信頼している方が総合資格学院にいて、部下の資格取得に際して、いつも面倒を見てもらっていました。そんな関係が構築できていたので、自分が1級建築士の資格にチャレンジするときも、ぜひ学院にお願いしようと思いました。

ご自身と独学者を比べて、感じた一番大きな違い
同じクラスの受講生の方々からの刺激

講義が終わっても誰も帰ろうとせず、夜遅くまで自習をしている方が大勢いました。思うように成績が上がらないときなど気持ちが挫けそうになることもありましたが、同じクラスの受講生の方々の懸命な姿に「自分もがんばろう」と励まされ、力をもらいました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
油断は禁物

前年度の学科試験では、合計点でおおむね基準点をクリアできたものの、「計画」が1点足らず、足切りで不合格に……。計画はそれまでの模試で合格ラインには達していたので、本番前日の一夜漬けのような学習しかできておらず、完全に油断していました。その反省から今年度は初心に返って、すべての科目を同じようにコツコツ学習して本番に臨みました。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
夜は眠くなるので、朝に勉強

当初は夜に学習していたのですが、途中で眠くなったりして、まったく身になっていませんでした。そこで出社前の1時間半を勉強時間に充てる朝型スタイルに変えたところ、記憶への定着もよくなり、勉強の効率が上がりました。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
新耐震と旧耐震の違い

わが社のお客様の多くが築40~50年の住宅にお住まいで、建て替えか、リフォームか、もしくはそれ以外がいいのか、という相談をよく受けます。そんなとき「旧耐震、新耐震って何なの?」と聞かれる機会が多いのですが、構造の講義で教えてもらった内容をそのまま受け売りでお客様にお伝えすると「わかりやすい」と喜んでもらえます。

学科攻略法

得意科目(分野)と苦手科目(分野)
得意科目(分野)

法規

苦手科目(分野)

構造

得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
構造は食わず嫌い

構造が大の苦手で、しかもその苦手意識にずっと向き合おうとしていませんでした。しかし、前年度の学科試験の直前期に、構造の講師の方に「何を聞けばいいのかさえ、わからない」と無茶な質問をしたところ、2時間ぐらいかけて基礎の基礎から教えていただきました。以来、構造にも少し興味が湧いてきて、興味を持てば自然と勉強もするようになり、徐々に苦手意識を克服していきました。

講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
すべての知識が現場で役立つ

計画も、環境も、法規も、構造も、学科で学んだことはすべて現場で役立っています。特に苦手だった構造は、「なぜ構造計算が大切なのか」「公式がわかると実際の現場でどのような効果があるか」など、実務に即して教えていただき、現場出身の自分にはとてもわかりやすく、さらに興味が湧きました。

学科合格のポイント
試験当日のシミュレーション

前年度までの学科試験の失敗を活かし、試験当日のシミュレーションを綿密に行いました。たとえば、午前中の「計画」「環境」はいつも1時間くらい余ることから、1問1問、時間をかけて大切に解きました。最後の「施工」は、疲れて解答がおざなりになることも多かったので、最後まで集中することを心がけました。歳も歳なので、自分の体力や集中力を把握して、それに合わせて試験を受けたことが合格の推進力になりました。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
ゾーニングとプランニング

時間短縮になると考え、はじめはゾーニングとプランニングをまとめてやっていたのですが、いつもエスキスが上手くまとまりませんでした。講師のアドバイスを受け、まずはゾーニングを行い、その後にプランニングに入るという方法に変えたところ、プランニングに行き詰ってやり直すときにスムーズに考え直すことができ、試験当日も安心して取り組めました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
試験当日の緊張感

日ごろ、現場でお客様と話をしながら採寸してCADの下図を描くことが多いため、フリーハンドには自信がありました。しかし、本番では手が震えてフリーハンドができないという事態に。急きょ定規を使って何とか描き終えることはできましたが、模試と本番の緊張感の違いに自分でもビックリしました。

製図合格のポイント
クラスの受講生とのディスカッション

毎回のグループミーティングではほぼ全員がきちんとコンセプトを説明し、苦手なところやできなかったところは正直に伝え合うことができていました。みなさん、とても真摯に製図の学習に取り組んでおり、彼らに引っ張ってもらったおかげで自分も合格できたと思います。

今後の目標や抱負

日々お客様と接していると、「本当に安心して相談できる相手が少ないのだな」と実感しました。受験を通じて得た知識を活かし、自分がお客様にとっての「住宅リフォームのプロ」になり、また経営者としてそうした人材を育てていきたいと思っています。

御自身の経験を元に資格取得をめざす方へアドバイス

設計製図試験のとき、残り時間15分で1室描き忘れに気がつきました。その部屋を入れるべき階にはスペースが足りず、どうしようかと必死に考えましたが、結局タイムリミットでその階に大きさを縮小して描いて提出しました。正直「今年は終わった」と思いましたが、結果はなんと合格。自分が一番びっくりしていますが、最後の瞬間まであきらめずにやってよかったなと思っています。

総合資格の教材やサービスでよかったところ
教務スタッフ

毎週耳が痛いことを言ってくる教務スタッフがいて、はじめは「苦手だな」と思っていました。しかしながら、数カ月、半年と言い続けてくる姿を見て、「この人はわれわれを合格させるために、嫌なことも伝え続けてくれているんだ」と気づき、敬意を持つようになりました。

講師

どの講師も、その時々の自分に必要なことを丁寧に教えてくださいました。餅は餅屋とはよく言ったもので、それぞれの科目の複雑で専門的な内容をかみ砕いてわかりやすく教えていただき、感謝の念しかありません。