矢野 瑶子さんの
1級建築士合格体験記

あきらめかけたときに、
もうひとふんばりできるか

令和元年度
1級建築士合格
矢野 瑶子 さん(25)

学 歴
大学
勤務先
不動産・建設
その他
本試験得点
104点 (計画:18点、環境・設備:20点、法規:25点、構造:22点、施工:19点)
教 室
受講講座
1級建築士ストレート合格コース

受験回数 学科1回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
建築をつうじて人の暮らしを支えたい

小さいころから美術や工作などが好きで、将来は何かものをつくる仕事がしたいと考えていました。そんななか、中学の授業で1級建築士の方の講演を聞く機会がありました。そこで、その方が手掛けた建築物の設計過程の話を聞き、完成後の写真を見て、「使う人の事をおもい、その人の暮らしに寄り添った空間をつくる」建築士という仕事に感動しました。その講演がきっかけで、自分も建築関連の道を志すようになりました。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
知識を身に付け、自分に自信を持つため

1級建築士に憧れて大学の建築学科に進んだ私ですが、学生時代は設計の厳しさや難しさを実感し、建築士資格の取得に関してあまり前向きに考えていませんでした。また建築関連の仕事に就職したあとも、社会人として不慣れな毎日が続き、自分は建築業界に向いていないのではないかと思っていました。しかし会社から建築士資格取得の勧めもあり、資格について改めて調べていくうちに、この資格が取れたら建築の知識が深まるとともに、自分に自信を持つきっかけになるのではないかと感じ、思い切って受験を決意しました。多忙ななか最後までやりきれるか不安はありましたが、直属の先輩も1級建築士の受験をしていたこともあり、受験を決めました。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
合格者から聞いた評価の高さ

既に1級建築士を取得している複数の先輩社員に、勉強の仕方や資格学校について相談した際、どの方からも総合資格学院の教材やカリキュラムが良いと聞いていました。また2級建築士を取得した友人も学院を利用していたため、私も学院に通うことを決めました。また、講師に直接質問をしながら疑問点を解消していきたいと考えていたため、映像講義ではなくライブ講義の教室を選びたかったため、その点からも学院を選びました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
講義への準備不足

平日は殆ど残業しており、まとまった学習時間が確保できるのは休日だけという状況で、正直全ての課題をこなすことはできませんでした。特に講義の予習への取り組みが不十分であり、毎回講義を受けながら「予習していれば、もっと理解が高まるんだろうな」と感じながら、講義後に講師へ質問したり、復習で不明点をなんとかカバーするというサイクルになってしまいました。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
土曜日受講、日曜日復習、平日は通勤時間を活用

私は土曜日に受講していたため、まとまった復習は日曜日に行っていました。平日は机に向かって学習できる時間を確保することが難しかったため、片道1時間程度の通勤時間を活用しました。学科時はトレイントレーニングやテキスト・問題集の読み込み、製図時は模範解答のゾーニング確認や記述回答の読み込み等を行いました。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
学んだ知識と現場が繋がる

実務で工事現場に立ち会った際、テキストで見た図や写真と同じことが目の前で繰り広げられており、以前より現場の状況が分かるようになったと感じました。また図面を見る際も、学んだ知識を活かし、実際のイメージを持ちながら見れるようになったと感じました。

学科攻略法

得意科目(分野)と苦手科目(分野)
得意科目(分野)

計画

苦手科目(分野)

構造、施工

得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
直前講座とまとめノート

構造は元々苦手で、受験を決めたときも一番不安が大きい科目でした。ギリギリまでどう対応すればいいか悩んでいましたが、直前講座等でポイントを絞って学習できたため、重要事項を確実に押さえることができたと思います。施工はとにかく範囲が広く、また覚える数値も沢山あったため、なかなか得点を伸ばせずにいました。直前期には、講師の方から教えていただいた重要な項目や数値をノートに表等を用いてまとめ、ひたすらそれらを記憶するように努め、なんとか乗り越えることができました。

講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
教務スタッフやチューターの方との会話

学科講義時は、基本的には一人で黙々と学習することが多かったです。そんななか、帰り際やちょっとした休憩の際に教務スタッフやチューターの方が話しかけて下さったことが、知り合いがいなかった私にとっては嬉しかったですし、気分転換にもなりました。仕事との両立が厳しかったときに、心配して親身に話を聞いてくださったり、遅くまで勉強していると「がんばってるね」と声をかけて下さったり、どの講義を受けるか迷っているときにアドバイスを下さったりと、沢山サポートして頂き感謝しています。

学科合格のポイント
自分で限界を決めないこと

私は毎回の模試で全然目標点を取れず、学院の必達点にも達していませんでした。正直途中では、「あぁ私にはやっぱり1級建築士なんて無理だ」と何回も思っていました。それでも心のどこかで、「でも、半分以上は取れているんだから、まだいけるかもしれない」とあきらめきれない思いを持ち続け、最後の最後まで勉強を続けた結果、本番で初の100点越え、環境設備は満点を取ることができました。その結果に一番驚いたのは自分ですが(笑)、途中で全然成果が出なくても「自分の実力はどうせこの程度だから」と限界を決めつけないで、「自分の努力でやりきれることはやりきる姿勢」が合格に繋がったのかなと思います。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
大きなところから捉えていく

もともと製図が苦手という事もあり、製図講座では毎回プランがまとめられず悪戦苦闘していました。グループミーティングで他の人がどのようにプランをまとめていったのかを聞いたり、講師との面談、個別にエスキス手順を丁寧に教えていただいたりを繰り返し、ゾーニングや太い動線をどう処理するか等、大きいところから捉えていく考え方を少しずつ習得することができました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
綺麗な図面≠合格図面

作図スピードをあげることに苦労しました。作図中、細かいミスが気になり修正を繰り返すうちに時間が足らず、図面が完成しないということも度々ありました。そんななか講師に繰り返し言われたことは「綺麗な図面≠合格図面」ということです。もちろん図面が綺麗に越したことはないですし、あまりに雑な図面では不合格になってしまうかと思いますが、「そもそも完成しなければ絶対に合格はない、最後は形振り構わず描き上げる!」と日々声がけを受け、本番でも講師の言葉を頭に浮かべながら、細かいところはあまり気にしすぎず手を動かし続けたことで、なんとか描きあげることができました。

製図合格のポイント
優先順位を考える

製図の課題では、A1サイズの課題文のなかに沢山の要求が記載されています。そのなかの全てを必ずしも満たそうとするのではなく、「絶対に守らなければいけないこと」「できる限り守りたいこと」「守らなくてもいいこと」を正確に捉えることが重要であると実感しました。また、エスキス~作図の手順でも、とにかく全体のタイムマネジメントを怠らない事と中間・最終チェックを必ず行うことが最重要であることを実感しました。限られた時間のなかで、最善のプランを完成させるために、常に優先順位を意識して課題に取り組むことが、合格への大事な指針であるということを学びました。

今後の目標や抱負

今回ストレートで合格できたことで、自分自身に自信を持つことができました。といっても、本当の意味で建築士となるためには、今回学んだ知識を実務で活かしながらさらに磨きをかけ、経験と掛け合わせて自身のものとしていく必要があると思います。今後は様々な業務に積極的に取り組んでいき、建築のプロとしての実力を高めていきたいと思います。

御自身の経験を元に資格取得をめざす方へアドバイス

私は学科でも製図でもギリギリまで受かるかどうかの瀬戸際で、正直何度も「もう無理だ、受からない」と思っていましたし、投げ出したくなるときも沢山ありました。しかし、最後のあとひとふんばりで乗り切れることもあるということを、今回の受験を通じて実感しました。全てにおいて完璧である必要はないと思いますが、後で振り返ったときに後悔が無いように、少なくとも自分はやりきったと思えるように取り組むことが大切だと思います。

総合資格の教材やサービスでよかったところ
講師

講義はもちろんですが、質問した際も熱い指導で分かるまで丁寧に対応いただいたと感じております。どの方も親しみやすかったところも好印象でした。試験直前の自習時には個別に指導いただいたこともあり、追い込みにもとても効果があったと思います。

トレイントレーニング

コンパクトサイズでどこでも取り組める手軽さが良かったです。特に私は、通勤時間などのスキマ時間で学習することが多かったため、様々な場面で活用させてもらいました。

学科テキスト

重要度によって見せ方が分けられており、どこがポイントであるかを認識しやすい構成になっている点が良かったです。また記載内容は実務でも役立つ知識が多いため、受験が終わった今でも重宝しています。

グループミーティング

製図の課題は、自身だけでは発想の限界があるなか、グループで考えの共有をすることで、自身の思考を広げることができました。またグループの仲の良さも高めることができ、上手くいっている人のやり方等を教えてもらえたり、互いに励まし合うことができたりと、学習を進めるのにプラスの効果があったと思います。合格発表のときは、同じグループの仲間の名前を発見し、とても嬉しく思いました。