御自身の経験を元に資格取得をめざす方へアドバイス
とにかく時間をつくり、勉強を繰り返せば合格は勝手についてきます。誘惑に負けてサボるのだけはやめましょう。
父が施工管理の仕事を自営しており、学生時代に手伝ったことをきっかけに現場の雰囲気に感銘を受け、プロとして活躍したいと思い、建築の道に進みました。
工事現場を管理するのに必要な、2級建築施工管理技士の資格を取得した際、総合資格学院のライセンスアドバイザーに勧められたのがきっかけです。率直に自分のスキル、武器を増やしたいと思っていたので、これを機に受験を決断しました。
2級建築施工管理技士の受験勉強は映像講義中心に行っていました。結果的には合格できましたが、やはり疑問をその場で解決できないことや、仕事もしているので眠くなってしまったりと大変でした。総合資格学院の建築士講座はライブ講義をしていると聞いたので、受講を決めました。
学科模擬試験の前は、学科試験に向けて一番大切な時期だと思います。模擬試験に向けて学んできたことを4科目分、総まとめ……。かなりの時間が必要ですので、忙しいときには睡眠時間を削って勉強しなければならないことは誰にでもあると思います。自分もそうなってしまい、1回目の模擬試験前に体調を崩し、欠席してしまいました。本当に疲れたら迷わず休息に時間を使うのも必要だと感じました。
普段の生活に勉強を取り入れるのは正直厳しかったです。会社は父が営んでいることもあり、試験勉強には協力的でしたので、隙間時間を勉強に充てさせてもらったり、仕事場に製図板を置いておき、終業後の仕事場で作図をしたりしていました。帰宅は子供が寝ついたあとです。会社や妻の理解と協力がなければ、社会人の勉強時間確保は非常に難しい課題だと思います。
法規
構造
建築法規で出てくる問題は、全て暗記する必要はなく、法令集に頼ることができます。記憶力は個人差がありますが、苦手な部分ははじめから法令集に頼るつもりでいれば効率的に勉強できます。建築構造は覚えるのに時間がかかりました。講師に相談して何度も同じ問題を解き、つまずいたら教えてもらう。この繰り返しをしているうちに、自然に問題が解けるようになりました。
講義後などに分からないところを話し合ったりできる仲間がいたことで、勉強になりましたし、辛いときの励みにもなりました。
例年、新傾向の問題が出るようですが、やはり過去問が圧倒的に多いです。新しい問題を叩くよりも、過去に出題された問題を中心に学習するのが肝だと思います。
エスキスは頭を柔らかくしないと難しいです。ある固定概念に捕らわれると抜け出せなくなってしまいます。答えが無数にあるため、考えも広げないと苦労します。
人によりますが、自分は時間との勝負でした。開講当初から周囲より作図スピードが遅く、課された目標時間もクリアできず、何度も何度も描きました。とにかく描けるようになるには、数をこなさないとどうにもなりませんでした。
2級とはいえ、とても難しいと感じました。空いた時間は全て勉強。限られた勉強時間の中で回数を重ねて、やっと得た合格だと思っています。
とにかく時間をつくり、勉強を繰り返せば合格は勝手についてきます。誘惑に負けてサボるのだけはやめましょう。
その日の疑問を、その日のうちに解決できるので、宿題でつまずくことも減り、とても効率よく勉強できました。
不思議なもので、ミーティングのなかで疑問を解決すると、印象に残り、忘れにくくなります。また人に教えるのは、教える側も深く理解していないとできないので、どちらも効率的な学習になりました。
みなさま、とても親切でした。教えてもらった語呂合わせなどは、試験でもとても役立ちました。
合間合間にテストがあるので、自分の理解度を確認しながら次の学習に進むことができました。