齊藤 圭さんの
建築設備士合格体験記

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って調べる

令和元年度
建築設備士合格
齊藤 圭 さん(34)

学 歴
大学院
勤務先
設備設計事務所
電気設備の設計・監理
本試験得点
83点 (建築一般知識:25点、建築法規:20点、建築設備:38点)
教 室
受講講座
建築設備士総合セット

受験回数 学科2回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
親の紹介からなんとなく

大学を出た後、県外で自動車関係の仕事をしていました。その後震災があり、実家に戻ろうと思い、戻ってきたはいいのですが前職の経験を活かせる仕事が盛岡になく、父親がたまたま防災関係の仕事をしていたので今の会社を紹介して貰って入社しました。30歳になって1から勉強し直しでしたが、人と環境に恵まれ、なんとか続けている所です。

建築設備士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
社内での自分の地位を高めるため

現在の勤め先は設備設計事務所ですが建築設備士を持っている人が少ないので、取得すれば自分の地位向上になると考えました。また、自分の学歴だと2級建築士を取得するのに入社から7年かかるため、手っ取り早く受験資格を得るために受験しました。お金と時間がかかりますが、これ以上歳を取ってから受験するよりは良いだろうと割り切りました。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
2級建築士で合格した人が身近にいたから

独学で一回受験しましたが失敗しました。過去問を解くだけでは絶対的に知識が不足しており、少しひねった問題にまったく対応できませんでした。同じ年に総合資格学院に通って2級建築士に受かった同僚がいて、その人から「総合資格学院だとちゃんとした知識を身につけられる」と聞いたので学院での受講を決めました。

他講習と比較して、実際学院で学んでみてどうだったか
体系的な知識

五択の問題を解くための小手先のテクニックだけでは合格できないと独学でやってみて感じました。しかし、建築設備士の試験は建築・換気空調・給排水・電気のそれぞれについて計画、法規、構造、施工の知識が必要なため、独学で体系的に勉強するのはかなり難しいと思います。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
本番前日は生モノを控える

第二次試験の前日深夜から食中毒にかかり、腹痛のため、まとまった睡眠時間をとれずに試験地の仙台に向かいました。原因は夕飯に食べた好物のホヤだと思われます。仙台についてからもトイレを見つけては入るような有様で、試験会場に着いたのは集合時間の5分前でした。そんなコンディション最悪の状態でも合格できたのは、日頃の勉強がちゃんと応えてくれたのだと思います。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
会社で勉強

自分の場合は仕事場の机の上がもっとも集中力が上がる場所だったので、朝早く来て仕事前に勉強したり、仕事の隙を見つけて勉強したりしました。家でももちろん勉強しましたが、1 LDKという狭い空間だったので、寝室とリビング(嫁の生活の邪魔にならない方)に行き来しながら勉強しました。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
機械設備設計者の図面が読めるように

設備設計の仕事は電気設備と機械設備(空調・衛生)で分かれており、自分は電気設備の人間で、機械設備のことはあまりわかりませんでした。建築設備士の勉強をすることで、機械設備担当者の描いた図面の内容がある程度はわかるようになったので、担当者不在の時に代わりに答えることができるようになりました。

学科攻略法

一番得意の科目(分野)と、得意にできた理由
得意科目(分野)

建築法規

得意にできた理由

はじめの頃は苦手科目だったのですが、問題を解いていくうちに答えを絞れるようになったことに加え、法令集でどこを見ればいいのかがわかってきたので最終的には得意科目になりました。

一番苦手の科目(分野)と、その克服方法
苦手科目(分野)

衛生

克服方法

学院の教材での学習に加え、設備関係で興味のあったものはネットで検索しました。するとメーカーのサイトで基本的なことや物の詳しい機構を説明しているのでそれも参考にしました。物を知っていると応用問題にも対応できるようになったと思います。また、わかるようになることでやる気が上がるという点も大きかったです。

講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
計画・施工の講義

予習しただけではふわっとしていた所が講義を聴くことで知識として身についたというのは多かったです。特に自分は電気設備の人間なので建築についての基本的な知識に乏しかったので、計画・施工の講義が一番ためになりました。

学科合格のポイント
問題を解く+間違えた問題の中身を理解するまで調べる

まずは問題を解くことです。そして間違えた問題は解説を読み、テキストを読み、それでもピンと来なければネットや本で調べました。その繰り返しが身になっていき、合格できたのだと思います。

設計製図攻略法

選択した種目とその理由
電気設備

自分の仕事が電気設備だったためです。やはり物事の理解が他の二つと段違いで進みました。

要点記述で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
知らない物はネットで調べ、自分の言葉で出力する準備を

空調と衛生は物を知らないので、なかなかピンとこなかったです。記述の解答に書いてあることで意味がわからない単語や知らないものがあればネットでも調べました。メーカーのサイトにはその製品の基本的な説明が結構書いてあったので重宝します。それらの情報や問題の解答例を参考に、自分なりの言葉で書けるようにしました。

計算問題で苦労した点や克服方法、講義で役に立ったこと
講義で大方OK

講義で学んだ方法をそのまま本番で使いました。本試験では新傾向の見たことない問題も2問ありましたが、それでも合格できたのは確実に理解できている問題できちんと正解できたからだと思います。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
講義と添削、あとは練習

講義で学んだこと、添削で指摘されたことを意識するだけで大丈夫だと思います。描く速度だけは練習しないと速くならないので、ひたすら描きました。どこまでフリーハンドで描くのか、何を何マスで描くのか、どれくらいスペースを空けるのかというのは描いているうちに自分の中でルールが確立されるので、それを頼りに本番も描きました。

製図合格のポイント
記述も作図もひたすら描くこと

記述も最初はインプット多めで行きますが、試験直前期には覚えたことをちゃんと出力できるようにアウトプットに尽力しました。作図は前述の通り、正答をひたすら描いて練習すれば受かると思います。

士法改正に伴う受験資格の緩和をうけて1級建築士取得への考え

将来的に必要に感じたら早めにチャレンジしたいです。自分は建築ではなく設備設計を生業とするつもりでいます。設備設計1級建築士取得のために1級建築士を取るという考えもなくはないですが、地元で設備設計1級建築士が必要な建物の設計が仕事としてあるのかというと少々疑問です。ですがこれはあくまで現時点での考えなので、状況が変わり必要性を感じたら取得を考えると思います。

合格後の心境や、まわりの変化、今後の目標や抱負は!?

資格の使用状況については、2級建築士の受験資格として現在使用中です。また、公共工事における担当者の必要資格の中に建築設備士または1級・2級建築士が入っているものがあるので、それらを担当するのにも役立っています。

資格取得をめざす方へアドバイス

建築設備士という資格は、建築士や他の資格などと違ってわかりやすく何かができるようになるわけではないため、取得するのも後回しにされがちな資格かもしれません。ですが、この資格を取って名刺に書いただけで、建築設計の方や施工者の方、役所の方から一目置かれるくらい凄い資格です。特に建築設計事務所の人からしたら、2級建築士よりも建築設備士を持っている人間の方が設備の担当者としてはありがたいはずです。ぜひ挑戦してほしいと思います。

総合資格の教材やサービスでよかったところ
学科テキスト

1回独学で受験しましたが、何を勉強していいかわからず結果は散々でした。ちゃんとした知識があって、はじめて問題を解く力は養われていくのだと学科テキストを通して感じました。

当年度課題資料

第二次試験で何をすればいいのかがよくわかる資料でした。

宿題課題

宿題として期限が決められているものがあったからこそ、疲れているときでもその目標にむかってがんばれたのだと思います。