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SPECIAL INTERVIEW
1級建築士を取ってからの目標が大事!

春名 龍郎さん (29) 令和3年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- ハウスメーカー(意匠設計)
- 教室:
- 札幌校
計画:11点、環境・設備:14点、法規:25点、構造:23点、施工:16点
受講講座
- 受験回数:
- 学科5回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
暮らしの中心となる住宅に携わりたい!
子供の頃からモノづくりが好きでした。一部の人は共感していただけると思いますが、おもちゃを分解して元に戻すことで、どんな構造、仕組みなのか理解することが好きだったことを覚えています。父親が大工で実家を自分の手でつくっていました。車庫上の垂木の取付けを手伝っていたことが強く印象に残っており、その頃から漠然と住宅業界へのあこがれを持つようになりました。大学に進み幅広く勉強する中で住空間を考えることを楽しく感じ、ハウスメーカーに就職しました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
ステップアップのきっかけにしたい!
仕事を通して、1級建築士の上司や経営者のお客様らとの話を聞き、自分が将来どうなりたいかを考えたときに、1級建築士を持つことの意味が大きく変わったことがきっかけになったと思います。正直前年も受験していましたが、1級建築士になった後の自分はあまりイメージできていなかったと思います。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
自分へのプレッシャー
仕事が忙しい中、独学と考えたときに自分はなまけてしまうタイプとわかっていました。講師、学院スタッフの皆さんから力を貸していただける環境を求めて、またお金を払って学ぶというプレッシャーを自分に科したく、総合資格学院に通うことを決意しました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
やる気には波がある
仕事と勉強を両立させることはかなり大変でした。仕事で失敗した時には普段会わない人に会って、自分の話を聞いてもらったり、相手の話を聞くことで頭をリフレッシュさせていました。正直、気持ちが落ちているときは勉強時間も減り、宿題も解答を見ながらとりあえずマークシートを埋めるだけという時期もありましたが、問題を見て解答を見るだけでもまったくやらないよりはよかったのかなと、振り返ってみて感じるところです。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
講習日は講習が最優先
仕事上、平日に打ち合わせを希望されるお客様も多いのですが、毎週水曜日は絶対に打ち合わせを入れずに学院に必ず行くよう管理していました。自然と仕事の日は夜に勉強することになるので、急ぎでない仕事は次の日に回し、帰宅時間を早くできるようにもしていました。また、休日は勉強に集中できるよう家族の協力もいただいていました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
知識の「広さ」が身についた
最近ではお客様自身もインターネットを通じて住宅に関して調べられるようになりました。幅広い知識を学院で学んだことで、思いもよらない質問でも話している内容は理解でき、法律上はどうなっているかの知識も織り交ぜながら打合せができるようになったと思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
わからないことがすぐに質問できる
講義の最中でも、気になったことはすぐに質問できたことがメリットだと思います。正答がどれかわかっていても理解できていないことが、講師による説明を受けることで理解を深めることができ記憶に残りやすい、覚えやすいことが多々ありました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
公式を理解すること
もともと計算が得意でしたが、試験対策としては公式を理解することを心掛けました。ただ公式を覚えるだけでなく、万が一、公式を忘れたとしても、問題の与えられている条件と似ている公式から解答に必要な計算式を導き出せるように考えていました。
学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導で感じた効果
反復学習による記憶の定着
学科試験の勉強中はまったく意識できておりませんでしたが、製図試験に入ってテキストを見たときの理解度は学科の反復学習による知識がベースにあったことで、すんなり理解できるようになっていました。
学科合格のポイント
最後まであきらめないこと学院のカリキュラムを信じ、最後まで勉強を継続できました。本試験時、法規以外の科目は時間が余りますが、最後まで気を抜かず粘り強く見直しを行い、持てる力を出し切ることで合格ラインを超えられたのだと思います。スタート時に「20代最後に合格したい」と強く思い、最後までその気持ちを忘れずに試験と向き合えました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
こだわりを捨てる
はじめの頃はエスキスも記述もまったく慣れていなかったのですが、交換添削、グループミーティングを通して、クラスメイトの描き方をどんどん真似るようにしました。自分に合う方法は継続して磨きを掛け、困ったところは相談しながら進めていました。最初は時間がかかっても考える流れを理解することに重点を置き、後半は時間内に終わらせるために、迷ったときにどこで時間を調整するかという視点で課題を取り組んでいました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
課題条件を満たすことが第一優先
作図は2時間半を目標に取り組んでいました。外構表現は時間がなければ描かないと割り切って、最終チェックの時間を優先して確保していました。家具レイアウトは作図トレーニングを用いて何度も描くことでスケール感を覚え、フリーハンドで描けるようにし、時間短縮を図ってました。
学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと
設備の仕組みをイメージできるように
要求条件で出される、空調機・給排水設備関連について、いざ課題で要求されたときにどんな仕組みで、空調用DSやその他スペースが必要なのかは正直最後まで完璧には覚えられてなかったです。環境・設備の時に部分ごとではなく、全体をイメージできるように学習していれば、つまづくこともなかったと思います。
製図合格のポイント
クラスメイトとの結束力学科試験は個人でがんばるイメージでしたが、製図対策は講師も含めクラス全体で取り組んでいけました。講義後のグループミーティングでその日の成果物のよかったところ、失敗したところを共有できたおかげで、短期間でしたが学びの量はとても多かったです。全員が試験勉強の辛さを知っているからこその結束力を感じていました。
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グループ交換添削
2級建築士試験から6年ぶりの製図試験でしたが、既受験生との交換添削は参考にできる部分を吸収する機会として最適でした。最初の頃は、エスキスの描き方、マーカーの使い方も真似させていただき、自分の形をつくっていけました。
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学院スタッフ
本当に人に支えていただいたので合格まで走り抜けられたのだと思います。正直、自分のやる気との戦いでもありましたが、とりとめのない話でも会話をする中でモチベーションを上げられて、最後まで取り組めました。
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特別対策講座
広い範囲からの出題でしたので、自分の復習が足りてない箇所の把握にとても役立ちました。直前期になるとどこを復習すればいいのかもわからなくっていたので、特別対策講座は復習のスケジュールを決めるのにとても役立っていました。