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SPECIAL INTERVIEW
やるべきことをやるしかない!

服部 雅史さん (23) 令和3年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 建設会社(施工管理)
- 教室:
- 天王寺校
計画:11点、環境・設備:16点、法規:28点、構造:27点、施工:21点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
物つくりが好き
幼いころから、段ボールの家などの工作をするのが好きで、物つくりが好き、ということが原点にあります。そこから大工になりたくて、大学は土木学科に進学しましたが、建築にももともと興味はありました。また、大勢の人がひとつになれる瞬間が好きで、スタジアムなどの大きい建物をつくりたい気持ちが大きくあります。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
試験制度の改正
試験制度の改正で受験できるようになり、今がチャンスだと思いました。ただ、貴重な学生としての時間を勉強に費やすことで、もし不合格になってしまったとき、時間を無駄にしてしまうのではないかという不安もありました。受験を決める前も決めてからも、周囲の人に受験することを伝え、環境を整えつつ、応援してもらうことが力につながりました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
先輩のすすめ
大学の先輩が2級建築士の講座に通っており、その先輩からすすめられたことがきっかけです。私が通っていた大学での合格率を見ても総合資格学院が一番高かったですし、念のためほかの学校の話を聞きにも行きましたが、ほかの学校よりも総合資格学院で最初に面談してくれたライセンスアドバイザーの方が親身になってくれたのが決め手となり、受講を決めました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
本番では最後まで気を抜かない
本試験がはじまり解答していくなかで、計画の手応えが感じられずとても焦りました。結果としては足切りギリギリでなんとか合格できましたが、マークミスなどの凡ミスで失点だけはしてはいけない、と思って試験時間中何度も見直ししました。
周り(会社の同期や身近の先輩社員)の1級建築士に対する学習状況
周囲との取得意識には差がある
入社1年目での1級建築士の資格取得意識はそこまで高くない人が多いように感じます。また、意識があった人でも実際に仕事との両立を強いられると、上手くいかずに終わってしまう人が多いです。私は学生のころから勉強をはじめ、学習時間を確保できたことでストレート合格できたように思います。
当学院で学習した内容が、学校生活または就職活動で活かせたエピソード
建築士の問題が採用試験で出題
2級建築士の試験問題が採用試験で出題され、トレイントレーニングで学習して挑んだ結果、選考に通り、今の会社に就職しました。また、1年目で1級建築士の資格取得意識があるということをアピールすることで、就職活動中も入社してからも好印象を与えられていたと思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
疑問がすぐに解消できる
講義を受けていて疑問点が出てくると、すぐに質問ができるという点が一番よかったです。学院に来ると集中できるので、講習日は一日しっかり集中して取り組みました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
毎日の積み重ね
法規の問題には毎日5問ずつ取り組んでいました。法令集の条番号をすべて暗記する勢いで何度も同じ問題に取り組み、問題と法令集を完全に結びつけて覚えられるように学習しました。本試験までに法規の問題集は3周しましたが、早期から取り組めば十分余裕を持って3周はできると思います。
学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導で感じた効果
学科と製図の関連性を意識
製図講座に進んで、学科の問題として出てくる記述問題と、要点記述で求められる文章は全然違うように感じました。学科講座の時期から製図についての学習の比重を重くしすぎる必要はないと思いますが、最初に要点記述の文例や言い回しを確認し、意識する程度の取り組みはあった方がいいと思います。また、製図講座の最初に取り組むような基本トレーニングに関しても、学科講座の時期からはじめられるとアドバンテージにつながると思います。
学科合格のポイント
強い気持ちと時間の確保きちんと時間をかけて、丁寧に学習すれば絶対に合格できると思います。自分の生活に合わせて、例えば卒論後の春休み期間やゴールデンウィークなどの長期休暇は、この時期はちゃんと学習しないと、という気持ちを持って、しっかり取り組みました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
とにかく時間がかかる
設計製図講座に進むころには仕事も増えてきて、宿題に取り組む時間の確保が難しかったのですが、宿題に必要な時間は学科のときよりも増え、時間がないからエスキスもじっくり考えられず、満足のいくように取り組むことができませんでした。特に私は設計製図の初心者であったので作図スピードが遅く、余計エスキスの学習が後回しになってしまっていたなと思います。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
道具は妥協しない
筆圧が弱かったので、メリハリのある図面を描けるようにシャーペンの芯には試行錯誤しました。0.5mmの2Bの芯で最終的に落ち着きましたが、色々な太さや濃さのものをとにかく試しました。私はその1種類の芯で描き方を変えて濃淡をつけましたが、何種類かで使い分けるか、持ち替える時間を短縮するために1種類だけで作図するのかは、人それぞれだと思うので、早い段階で自分に合った道具を吟味することは重要だと実感しました。
学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと
基礎トレーニング&記述トレーニング
平行定規への作図用紙の張り方もわからないというところからのスタートだったので、本当に基礎的な部分から学ぶ機会があったらな、とは思いました。また、要点記述に関しては、学科講座のうちに文例を見るぐらいはしておいたほうが良いと思います。
製図合格のポイント
初期に作図スピードを上げておく本試験でも痛感しましたが、やはり最後の見直しに少しでも多く時間を割くことが大事なので、それまでにどれだけ早く作図を完成させられるかがポイントだと思います。講座の後半はエスキスの勉強がメインとなっていきますが、そうなってからは作図スピードを大幅に上げることは難しいように感じました。ですので、講座前半の作図がメインの時期に、どれだけスピードを上げられるかが重要だと思います。
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合格サイクル+継続学習
宿題で何度も繰り返し同じ範囲を学習することで、知識が定着する実感が確かにありました。建築士の学習は反復学習が一番効果的だと思います。
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学科テキスト・問題集
問題を解き、つまずいたらテキストに戻る、というインプットとアウトプットを意識して、問題集に何度も取り組みました。そうすることにより、曖昧でない、しっかりした知識をつけられたと思います。また、予習としてこのような手順で問題集を解き、講義後の宿題である復習テストは、初見の問題でも満点を取ることを意識して取り組みました。
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その他
私の通った教室では毎日法規を5問取り組む、という資料がありました。最初の方はたった5問でもすごく時間がかかって大変でしたが、それでもしっかり毎日継続することで、法令集を引くスピードが格段に速くなっていくのを実感しました。