合格体験記 一級建築士宮坂 望さん

SPECIAL INTERVIEW

1日1日を大切にして、後悔のない勉強を!

宮坂 望さん (33) 令和3年度 1級建築士合格

学歴:
専門学校

勤務先:
設計事務所(意匠設計)

教室:
五反田校

受講講座

受験回数:
学科1回/設計製図2回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

子供のころに見たキラキラした空間に憧れて

10代のころ、TVドラマで隈研吾さんの作品『ATAMI海峯楼 水/ガラス』を観て、素敵な空間づくりをする仕事に就きたいと思うようになりました。また、父の友人の建築士の方からお話を聞き、設計することへの興味が湧いたのも建築の世界に進んだ理由です。建築の専門学校を卒業後はマスコミ関連の仕事をしていましたが、空間づくりの仕事への憧れを忘れられず「これからの人生は建築の仕事をしよう」と決意し転職しました。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

1級建築士の方と肩を並べて仕事がしたい思いから

前職で多くの1級建築士の方と働くうちに、仕事の意識の高さに影響され、みなさんと肩を並べて働きたいと思うようになり、1級建築士試験を受験しようと思いました。受験を決める際は、特に不安はなく「必ず資格を取得するんだ」と自分を奮い立たせる気持ちが大きかったです。それまで、1級建築士は雲の上の存在だと思っていましたが、先輩方からお話を聞いて、努力をすれば必ず取得できる資格だと思えたことが不安を持たずに決断できた理由です。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由

独学の経験からライブ講義に魅力を感じて

2級建築士取得の際は学科を独学で受験しました。そのため、問題の効率的な解き方を知らないまま試験に臨んでしまい苦労した経験から、1級建築士取得の際には、必ず学校に通おうと決めていました。決め手になったのはライブ講義。わからないことをすぐに質問できるのが魅力でした。他講習で映像のみの講義に通っていた方から、わからない箇所があったり、聞き取れなかったりしても、巻き戻しや止めることができないと聞いていたので、私には映像講義は向いていないと判断して総合資格学院に決めました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード

「後でやろう」はNG、「今、解決する」が大切

「講義でわからなかったことを後で講師に聞こう」「資料のまとめは後日やろう」と、その日に解決しないまま後回しにすることがよくありましたが、その日に解決するのが大切だったと反省しています。また、資料のまとめや苦手項目の復習を行わないまま模試を受けていたので、その都度、資料をまとめるほうが時間のロスも少なかったのではと思います。私事ですが、この1年で交通事故や自宅マンションの火災などの不運が続き、勉強ができない期間がありましたが、そのときに「今の知識だけで試験日を迎えても大丈夫なぐらいにしておかないと!」と実感し、今、一生懸命勉強しないと後悔するという思いで勉強をしていました。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点

毎日、最低1時間の勉強時間の確保

基本的には定時で帰宅できていたので、学院の目標時間でもある毎日3時間を目標として週の前半は復習、後半は予習とわけて勉強をしていました。残業で遅くなった日でも最低1時間は机に向かい、勉強をしない日をつくらないように習慣化。どうしても勉強時間が確保できない日には移動時間にトレイントレーニングを活用していました。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード

総合的な判断ができ、現場で実践できています

学院で勉強をはじめる前は、建築に対する知識がまったくなく、現場で聞く言葉一つひとつが初耳という状態でした。しかし、学習を重ねていくなかで、仕事中に聞き流していた言葉の意味も知識として定着しただけでなく、テキストで見ていたものが現場で確認できることもあり、より理解度が増しました。現職では現場監理も行っているため、施工で学んだ知識を実戦で活かせています。

当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

丁寧な講義内容だけでなく、モチベーションもあがりました

講師の熱意が伝わる講義内容と丁寧な質疑対応のおかげで、学科を1回で突破できました。講義を受ける前は「淡々と講義が進んだらついていけるのか」「質問しても優しく教えてくれるのか」など心配していましたが、まったく不安はありませんでした。印象に残っているのは、構造の講師から「1級は2級に受かった感覚で勉強をしてはいけない」と講師の体験談を含めた解説やモチベーションを保つためのアドバイス。これのおかげで、やる気を維持しながら講義を受けられました。本当に毎週、講義に行くのが楽しみでした。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

手順を守りシンプルなプランを作成することが合格への近道

設計製図の長期コースでは、苦手だった1/1000をどう攻略するかを課題に、毎週のエスキスを想定時間内に収まるように練習をしました。記述は構造、設備については同じ内容の文は覚えるのみだと思います。プランについての記述内容も同様に、まずは定型文を覚え、次に単語を覚えることで、苦手意識を持たずに取り組めました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと

図面は描けば描くほど上達します!

作図をはじめたころは1枚を描きあげるのに4時間位かかりました。毎日必ず線を引くようにして、2日で1枚を目標に1枚1枚、地道に練習をしました。いきなり速くなることはないので、日々の練習がとても大切だと思います。講義の前半でいかに速く、正確に図面を描けるかで、後半の追い上げ方が変わってくると思います。

学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと

構造・設備のインプット・アウトプット

学科の講義で構造や設備の勉強をしたものの、製図の講義でうまくアウトプットできず、プランニングや記述でてこずることが多かったです。短期講座は時間がないなかで対応していたので、学科のときから製図に関連する内容を意識しながら勉強すればよかったと思いました。

製図合格のポイント

1人で戦わず、クラスの仲間や講師と信頼関係を築くこと

製図は1人で黙々と作業をするだけでは、合格は難しいと思います。クラスの方とコミュニケーションを取り、自分のプランのダメな点を指摘してもらったり、他の人のプランを見て、どのようなプロセスで作成したかを聞くことで、自分の引き出しが増えました。また、講師との信頼関係を築けたおかげで、仕事で忙しい週などは、どの宿題を優先してやるべきか、試験に向けてどういった点を克服すべきかを相談・アドバイスをもらうことができ、効率的に勉強できました。

メッセージ

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

現在は共同住宅の設計・監理を主な仕事としています。試験対策として学んだ知識を存分に活かし、安全に暮らせる建物を設計したいと思います。次の資格は、共同住宅の売買する知識を蓄えるために、宅地建物取引士資格試験取得をめざしています。

資格取得をめざす方へアドバイス

「言うは易く行うは難し」ということわざがありますが、学院に通いはじめたときは「1級建築士を取るために勉強をがんばる」と誰もが考えると思います。でも、ただ勉強するだけでは合格できない資格です。日々の努力、周囲の方の協力、健康管理、仕事の調整、モチベーションの維持など、色々なことを乗り越えたうえで、合格を手にすることができると思います。そして、周囲への感謝も忘れないでください。1級を取得すると決めたなら、後悔なくあきらめずに最後まで走り抜けて欲しいと思います。

総合資格で良かったところ

  • グループ交換添削

    グループ内で他の方のプランを見たり、点数付けを行うことで、よりよいプランや綺麗な図面の描き方を取り入れられました。また、法的に一発アウトなことや作図中に陥りやすい点をグループ内で共有することで、製図中に「この失敗は誰かがやっていたな」と冷静な判断ができるようになりました。もし、グループ交換添削がなかったら、本試験中に気づかないミスをしていたかもしれず、クラスの方のおかげで対応力がついたと思います。

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  • e講義

    映像講義の場合、席の関係で見えなかったり聞こえにくかったりする場合もあったので、自宅で再度映像を見直していました。通勤中に電車で見たり、だいぶ前の勉強内容を確認したい際に使うなどして、より良い復習ツールに役立てていました。

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  • 教務スタッフ/ライセンスアドバイザー

    教務スタッフには最終模試前に成績が上がらず不安でいたときに、優しく声をかけてもらい、悩みを聞いていただきました。最終模試で点数が上がったときに一緒に喜んでもらったのは忘れられない思い出です。ライセンスアドバイザーの方からは、試験前や模試が終わるたびにポジティブな声をかけていただき、仕事についても親身になって考えてもらいました。ただのスタッフではなく、合格に向けて一緒に考え、明るく盛り上げてくれたため、試験を乗り越えられたと思います。

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