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- 小川 純弥さん
SPECIAL INTERVIEW
すべては自分次第

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
建物づくりから街づくりまで、幅広いフィールドでモノづくりがしたい
大学の講義では建物設計に取り組み、研究室では都市計画を専攻していました。建物一つの開発からエリア開発・マネジメントなどの幅広いフィールドでモノづくりに携わることができ、施主の立場として自身の考えを表現しやすい不動産デベロッパーの道を選びました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
建築に関する知識や技術を再度学び、自信を得たかった
大学の講義を一度受けただけでは、十分に知識を習得できていないと感じていました。資格取得という目標を掲げ、そのような環境下で能動的に建築を学び直したく、受験を決断しました。これまでもやろうと決めたことはやり込んできた人生で、高校ではじめた弓道では自己に向き合い改善を繰り返すなかで全国ベスト16という成績を残せた経験もあったことから、懸念点は受講料ぐらいでした。日々食費や無駄遣いを減らすなどの節約をしていました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
最初に声をかけていただいたため
資格取得は環境ではなく自分の努力次第と考えていました。最初に声をかけていただいたのが大学の研究室に来てくださった総合資格学院のライセンスアドバイザーの方で、1級建築士の合格実績が一番と聞き、ここにしようと決めました。あとは自分次第だと思いました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
自分に向き合う勉強時間を大事にするべき
製図試験は出題傾向についての情報戦と言われています。そのため、友人やインターネットなどから情報を集めることに専念してしまい、自身の苦手分野やミスを改善する勉強時間をおろそかにしてしまうことがありました。そのことに気づいてからは勉強方法を改め、自分のエスキスを見直し、講師からいただいた修正指示を今後間違えないように見直す時間をつくりました。情報を得ることは大事ですが、自分のくせや考え方に向き合い、改善・向上をはかれるかが重要であると感じました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
残業時間と睡眠時間の削減
勉強時間確保のため、娯楽の時間を削る程度では他者との差がつかないと思います。会社の上司に相談することで多少の業務量調整や身体のコンディション次第では睡眠時間を削り、勉強時間を確保していました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
建築の法令知識が深まったことで、より遵法性に配慮した建物企画検討ができるように
建物の新築企画検討時に遵法性を満たすため、法令集の確認や行政ヒアリングを行いました。その際に、学科の法規で勉強した知識を活かすことで、より正確に遵法性に配慮した企画検討ができるようになりました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
臨機応変な講義と講師の熱量を肌で感じた
受講生のそのときどきの理解度を考慮して、講義内容やスピードを調整いただけたのが良かったです。また、ライブ講義のほうが講師の熱量をより感じることができ、受講生のモチベーション向上にもつながっていると感じました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
エスキスに時間がかかりすぎてしまう(改善前3h弱→改善後2h15m)
課題ごとにエスキス時、「どこに時間をかけすぎていたか」「どこで悩んだか」「不要な検討はしているか」などを各工程で振り返り、どう改善するべきかを自身で考え、解決できないことは講師に相談することでエスキス力向上に努めました。また、失敗だけでなく成功した点を見直すことも重要だと考え、「なぜうまくいったのか」も振り返ることで、偶然うまくいったことも自分の武器にすることができました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図時間がかかりすぎてしまう(改善前3h→改善後2h15m)
余分な作図表現(植栽のデザイン)をなくす、作図手法を工夫する(一部フリーハンド)などの改善をした後、ひたすら描く。たくさん描くしかないです。
製図合格のポイント
いかにミスを少なく、相手に伝わる作図・記述表現ができるか課題文のなかでも重要事項とされる要求室や法規を満たし、それが伝わる作図および記述表現ができるかが重要だと感じました。良いプランニングよりも、まずはそこにこだわるべきだと思います。
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チューター
直近の試験で合格したチューターから受験時の勉強法を聞くことができ、それをそのまま真似するなど、とても参考になりました。教えてもらった勉強法で使用するノートは半分のサイズがちょうどワンフロア分の平面図がすぽっと入るサイズで、自分のエスキスの修正やミスをまとめるのにとても良かったです。持ち運び可能な一冊のノートに情報をまとめることですごく愛着が湧きました。
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製図模擬試験
本番のような緊張感がある状況下で製図練習ができるのはとても良かったです。製図試験では普段できることができなくなることがあるため、それを再認識する場としても良いシミュレーションとなりました。