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- 酒井 裕輔さん
SPECIAL INTERVIEW
試験を通し精神的に成長できた

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
子供の頃に住宅展示場に憧れて
子供の頃、家を建てる際に家族で住宅展示場を見学して、子供ながらに家づくりに興味を持ち、「自分もいつか住宅展示場のようなワクワクする家を設計してみたい」と思ったのがきっかけでした。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
自身のステップアップのため
現状に満足せず、次のステップへ行きたいという思いが歳を重ねるごとに強くなり、本気で取りに行こうと決心しました。3~10月の長期に渡り、毎週かなりの量の課題を実施しなければならないため、1週間を3つに区切り課題の締め切りを自分なりに設定し、土曜日に徹夜をしないように分散させることで、体力的に無理のないように課題をこなしていきました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
少人数かつ充実サポート
製図試験2回目までは他の資格学校でしたが、少人数での受講に加え、講師がチューターを含め2名という万全のサポート体制に魅力を感じました。
経験してわかった他講習と「総合資格学院」の違い
モチベーションを持続させてくれる講師やスタッフの方々
他の資格学校は長期クラスでも、7月になると短期と合同で大人数での講習を行うのに比べ、総合資格学院は最後まで長期クラスのみの少人数で行うため、半年間充実したサポートが受けられました。また、前年に他の資格学校に通っていた時は、感染症の影響により来校が自由になり、それがきっかけで数カ月間勉強から離れてしまい、結果的に不合格となりました。しかし、総合資格学院ではオンラインでの受講にも対応していただき、途切れることなく学習を続けることがで、それが合格へつながった大きな要因だと感じています。講義の内容についても、他の資格学校は読み取り~エスキス→解説→作図・要点→解説と、分けて学習していましたが、総合資格学院は毎週模擬テストの様に6時間15分(本番より15分短縮)で通して行っていたため、時間管理がしっかり身に付き、本番でもいつもの講義と同じスケジュールで各工程を終わらせることができました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
他の受講生に負けたくない
LINEで宿題のエスキスを講師にチェックしてもらい、OKが出ると受講生共有トークに投稿されました。誰よりも早くOKをもらい他の受験生にプレッシャーをかけることで、精神的余裕を得ることができたので、常に1番を狙っていました。これが結果的に功を奏し宿題を計画的に分散してこなせました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
徹夜はしない
毎週3枚図面を描くために、1週間を3分割し、図面の締め切りを決めて取り組みました。必ずしも決めた締め切り通りにできませんでしたが、半年間一度も徹夜することなく課題をこなせ、土曜日に徹夜ばかりの他の資格学校に在籍していた2回目までとは違い、万全の状態で日曜日の講義に出席することができました。徹夜をしただけ合格から遠ざかると思った方がいいかもしれません。実際徹夜しなかった学院での3回目のチャレンジは合格することができました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
質問されることが多くなった
当年度受講生として勉強しているということで、法規に関して良く質問されるのですが、ベテラン建築士が答えられない事も普通に答えられました。その度に「学院で勉強していることがしっかり身に付いているのだな」と実感できました。また、設計製図の試験対策をしていると延焼ラインと防火設備に非常に敏感になります。実際延焼ラインの位置の間違いを発見し、修正することができました。
(1)精度の高い図面を効率よくスピーディに描ける作図力、(2)作図時間の短縮によるエスキス/チェック時間の確保・表現豊かなプランニング、(3)ミスをなくすためのグループ添削採点実習など、講座の重点ポイントへの感想
作図時間の短縮は一番効率が良い
エスキスを短縮することは重要事項を落としかねないので時間はしっかり確保するべきです。また記述はどんなに短縮しても50分~1時間はかかります。一方作図は訓練次第で30分以上短縮できます。それによってチェック時間が確実に取れるようになるため、全体の完成度があがり、作図時間の短縮は、とても効率の良いやり方だと思いました。また、グループ交換採点は、独特の緊張感があり「次は絶対ミスりたくない」という強い意識が生まれるので効果的学習だと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
シンプルにつくることの難しさ
設計製図試験は国語力が重要だとよく言われます。私は国語がいつも赤点ギリギリで、小学生からずっと苦手でした、当然エスキスも以前から苦手でした。そこでとにかく量をこなす事で、出題元の意図がなんとなく理解できるようになり、ズレた解答も少なくなっていきました。また、より良いプランをつくるために毎回講師に添削してもらい、修正して完成させることで速く完成できるようになりました。廊下を通し、シンプルにすることで印象の良いプランになります。記述は講義開始時からひたすら学院の解答例をトレースして理解を深めました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
とにかく言われた通りに描く
製図の試験対策は3回目なので慣れてはいましたが、初心に戻り1から学ぶつもりで取り組みました。なかでも作図時間の短縮は初めてのことで、序盤はなかなか学院の目標時間で描き上げることができずに苦労しましたが、講義で教わった通りの手順で繰り返し目標時間を意識して作図することで作図時間を大きく短縮することができました。
製図合格のポイント
時間管理製図試験は製図試験として細かいことや余計なことは考えず、課題文で要求された通りにプランをつくり、一発でランクⅣになってしまう項目をチェックすることです。チェック時間の30分を確保するために、自分なりにエスキス終了時間、作図終了時間をしっかり決めることが大切です。