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SPECIAL INTERVIEW
仲間がいたから合格できた

谷口 賛さん (24) 令和3年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 大学院1年生(建築学専攻)
- 教室:
- 津校
計画:10点、環境・設備:14点、法規:27点、構造:23点、施工:16点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
音楽から建築へ
中学の部活から現在まで吹奏楽を続けています。高校生の時は音楽大学へ進学することも考えましたが、ホールでの演奏を通して音響工学に興味を持ち、高校卒業後は建築学科に進学しました。建築を学んでいくうちに、音響よりもデザインや古い建築物に興味が傾き、現在は歴史意匠研究室に所属しています。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
学習時間を確保しやすい学生のうちに
就職してから1級建築士の勉強をするのは大変と聞いていましたし、大学院1年生のうちに合格できれば就職活動でも評価していただけるのではと思い、受験を決意しました。論文やコンペなどで遅れをとるのではと不安でしたが、総合資格学院の効率的な講義とテキストのおかげで、大学・大学院での勉強と両立することができました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
映像講義ではなくライブ講義
大学受験の予備校で、映像講義よりもライブ講義の方が集中して受講でき、自分に合っていると感じていました。実際に他の学校の映像講義も体験受講しましたが、総合資格学院の、目の前で行われる丁寧で熱心な講義の方が気持ちが引き締まり、直接講師の方々に質問できる点もよかったので、総合資格学院に決めました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
モチベーションの面でも支えてもらえて
仕事をしながら勉強されている方がほとんどなので情けないですが、コンペの締め切りを理由に、自習時間が少なくなってしまった時期がありました。講師の方々はそれを見抜き、ときには厳しく、丁寧に効率的な勉強の仕方や考え方について教えてくれました。それからは大学院での講義や研究、コンペと学院での勉強を両立することができるようになり、お互いを疎かにすることなくがんばることができました。
ご自身と1級建築士試験に向けて学習をしている同級生の方の学習状況について
誰もはじめていなかった
大学4年生の夏休みでまだ時期が早いということもあり、同級生は誰も1級建築士の勉強はしていませんでした。10月に入ってから徐々に増えていって、最終的に8人くらいが総合資格学院に通っていました。学習時間がつくりやすい在学中に合格しようと思い、早めに本格的な学習をはじめたのが合格のポイントだったと思っています。
当学院で学習した内容が、学校生活または就職活動で活かせたエピソード
大学院の設計課題で知識が活きた
現在取り組んでいる設計課題は消防署で、学生課題では見過ごされがちな、法規を完璧にした建築物を設計するというものです。大学の講義でも高さ制限や防火区画、延焼の恐れのある範囲などを勉強しますが、それを実際に、設計で具体的な策を講じられたのは、学院で設計製図指導を受けた2名だけでした。就職活動でも1級建築士合格は高く評価していただいています。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
効率的に、モチベーション高く学習できた
疑問に思ったことやわからないことをすぐに講師の方に聞くことができ、効率的に学習できました。講師の方から直接話を聞くことで熱意が伝わってきて、映像講義よりも背筋が伸び、モチベーション高く集中して講義を受けることができ、学んだ学習が記憶に残りやすいように感じました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
法規は最後に伸びる
試験1カ月前までは法規の点数に不安がありましたが、講師が補講をしてくださり、細かい疑問点やテクニックを何度も教えてくださいました。その知識を持って法規の過去問や模試の問題を本番形式で毎日1回ずつ解くことで、飛躍的に点数が伸び、苦手意識を克服することができました。
学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導で感じた効果
モチベーション高く学習できた
講義ではこの知識は設計製図試験でも使うよ、と教えてくださることが何度もありました。学科試験後は製図まで限られた時間しかないので、今のうちに完璧に理解しておかねばとモチベーション高く学習できました。
学科合格のポイント
わからないところはすぐに質問すること講義を受講してわからないまま1日を終えてしまうと、どこがわからなかったのかわからない、という悪循環になってしまいます。それを徹底的に無くすために講師にすぐに質問し、当日に解決することがポイントだと思います。各教科の講師の方々が根気強く質問に対応してくれる、ライブ講義の総合資格学院だったからこそ、合格できたのだと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
講師の方のやり方を細かく確認
はじめのころは、順序立ててエスキスに入っていくことに慣れず、時間がかかったり、変なところにこだわってうまくプランがまとまりませんでした。講義回数を増すごとに、課題文の読み取りから課題の特色把握、条件整理などの重要さがよく理解でき、その段階でプランの方向性を間違えることのないように、講師のやり方を細かくまねて正確に取り組めるようになりました。また、ほかの受講生と図面を見せ合いディスカッションをすることも参考になりました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
すばやく描くための練習
作図はとても遅く、学院の目標時間で描けるようになったのは試験2週間前くらいでした。時間短縮を図るために、平面図だけ、断面図だけなど区切って練習したり、1/400エスキスの段階で、配管位置や各室の面積、家具を置く場所などをできるだけ描きこんでおき、作図の段階で考えこまず、描くだけの作業となるようにしていました。
学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと
製図で問われる法規をしっかりと理解する
製図試験では、法令に違反しては失格になってしまいます。時間に追われて急いでいると見落としがちですが、厳重にチェックする必要があります。私はオリジナル製図課題や模擬試験で法令違反に気づかずランク4の評価になってしまうことが非常に多かったのですが、学科対策中から法規を字面だけでなくイメージして理解しておけば防げたミスもあったと思います。学科対策のときから、何が製図で問われるかを考えて学習することが大切だと思います。
製図合格のポイント
受講生同士での会話製図受講生は努力家ばかりで、その姿を見ているだけでも刺激を受けましたが、講義後にお互いのプランやエスキスを見せ合い、意見交換をしたり、時には励まし合ったりしていました。勉強になるだけでなく、この大変さを共有できることで、気持ちが萎えることなくがんばることができたと思います。
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オリジナル製図課題
本試験ではオリジナル製図課題に似た敷地条件や計画の要点が出題され、あせることなくスムーズに設計製図を行うことができました。学院の非常によく研究された製図課題を解いていたおかげで合格できたと感じています。
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合格サイクル+継続学習
エビングハウスの忘却曲線に則って短期記憶を長期記憶に変換するというサイクルは、学院のスケジュールに沿って学習するだけでいいのが良かったです。教室の仲間と点数を競うように学習できて、モチベーションにもつながりました。
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アウトプット強化講座
アウトプット強化講座のチャレンジテストを解くことで、講義の説明を聞いて分かったつもりだったのに理解できていなかった部分をその日に把握できました。すぐに講師に質問して解決してから平日の自習に取り組めるので、効率的な学習ができました。