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SPECIAL INTERVIEW
やれる限りをやり続ける

有瀬 勇輝さん (29) 令和3年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 専門学校
- 勤務先:
- 工務店(マネジメント・意匠設計)
- 教室:
- 京都校
計画: 19点、法規: 21点、構造: 19点、施工: 20点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
0→1へ憧れていました
身の回りのほとんどが、いわゆる職人さん。自分自身も学生時代は現場で作業をしており、建設業界は自分にとって身近にありました。またデザインが好きで専門学校で学びましたが、見慣れていた建築物の見方にも変化がありました。業界に関わらず仕事を生み出す役割ということに憧れがあり、身近にあったものが建設業で好きなものがデザインだったので自然と現在の仕事に繋がっていました。
2級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
プロとして仕事をする
施工管理や営業、他社会合と日々人と触れ合っている中で、プロとして仕事をするうえで一層の責任を持ち信頼される必要性も感じていました。また現在勤めている会社では、有資格者が高齢化しており、自他共に受験の必要性を感じたのでチャレンジしました。不安だったことは勉強時間を確保できるかということ。公私ともに不安がありましたが仕事中は隙間時間をつくるように意識し、私生活においては、早起きして朝に時間をとるか、家族が眠った夜中に勉強しました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
いかに効率的に勉強をするか
きっかけはライセンスアドバイザーでした。もちろん他校の勧誘もありましたが、映像より直施指導を受けた方が良いかと思いました。そのうえで映像講義もある総合資格は時間の融通が利きにくく、なおつ1発合格したい自分にとっては合っているのかなと思い学院に決めました。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何だったか
計画性と効率
いかに効率よく計画的に進めていけるのかが大事だと思います。また継続や反復という点においても自力で効率的に行うのは難しいのかなと思います。学院では過去問題集以外にも小ロットな反復教材もいただけるので同じ時間でこなせる量に大きな違いがあると思います。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
疲れに負ける日が多い
やれない理由は探せばいっぱいあります。わかっていても探してしまいました。正直宿題を完全にこなせた週の方が少ないです。次の日を考えると夜も無理はできないし、したとしても連日は厳しいものがあります。コロナ禍で環境も選びにくく、日々焦りがありました。自分なりのペースは結局最後までつかめないままでした。とりあえず焦りがあるうちにがんばろうと思っていました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
デジタルトレイントレーニング活用!
時間の確保は代わりの利かない業務がある人にとって中々難しいと思います。僕もそうでしたし私生活も小さな子供が数人いたので基本夜中しか時間がありませんでした。でも息抜きに携帯を見たり音楽を聴く時間はあったので、車の運転中や休憩時間にデジトレを流しておくようにしました。同乗していた同僚などもクイズ形式だと割と楽しんでいたのでオススメです。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
見識が高まった
業界内の暗黙や当たり前とされていたことについても、改めてきっちり理解できたので、いつも通りのことでも選択肢が増えました。協議の際も知らなければ見落としてしまうことも多いということに気付きました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
学んでいることの実感
やっぱりライブ感。映像にはない今学んでいるという実感があります。不明点、疑問点も質問することで即解決するし、感覚的な部分でのコツや優先順位などに関してもコミュニケーションを通して理解させてもらえたので大変助かりました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
苦手だからやるしかない
実務面で施工に触れる機会多かったので特に問題はなかったのですが、構造力学や法規などはとっつきにくく感じました。苦手でも受かるためにはやるしかないので、理解するまでやりました。構造はとにかく理屈で考え、法規の答えは法令集にあるので、落ち着いて挑むようにしました。あとは制限時間との勝負でした。
学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導で感じた効果
覚えるだけではなくて理解すること
設計製図でも問われる可能性のあるポイントを学科段階から意識させてもらえたので、ただ単に覚えるだけではなくて、なるべく使える知識にしようと思いました。学科段階で、製図試験を意識することはモチベーションの維持になり、結果として学科試験を余裕ある点数でのクリアできたことにつながったのかなと思います。
学科合格のポイント
絶対に受かる意志「受かったらいいな」ではなくて「受かると信じられるまでとりあえずやる」。そのための教材や環境は学院にあると思います。試験当日の集中力は自分でもびっくりするくらい。でもそれと同じくらい焦りました。選択肢の中から2択まで絞り悩むときも多いですが、とりあえず納得できるくらいに何度も考える時間もありました。1点に執着して見直しを繰り返すことは大事だと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
手順≒優先順位
プランの方向性が違えば、最終的に収まらなかったり、課題ごとの特色をくみ取り切れなかったりします。学院の手順に沿って、課題から段階的に情報、条件を整理していくことで、優先順位を意識して課題に取り組むことができました。最初は慣れないことでうまくこなせなかったですが、講師やチューターに相談しながら繰り返すことで自分なりのコツがつかめました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
効率よく描く手順を見つける
とにかく慣れないうちはめちゃくちゃ時間がかかります。最初は時間内に描ききることもできませんでした。学院の手順は抜けのないように進めていくうえで大切ですが、何度も繰り返し練習していると「この段階でここも描いておこう」みたいな感じで自分なりの手順ができてきます。プランを考えるのはエスキス段階で済ませて、製図は描くだけの作業として、いかに綺麗に速くできるのかを考えました。
学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと
予備知識はあった方が良い
「試験の解答例レベルの完成製図がどのようなモノなのか」「線の描き分けや求められる図面の種類は」など、前もって知っておくことで学科合格から製図試験までの短い期間を考えると、めちゃくちゃ優位な入りができたんじゃないかと思います。学科段階で手との馴染みを考え、製図用シャーペンを使うように指導していただけたのは、後になって大変ありがたいと思いました。
製図合格のポイント
家を考えるということはじめて時間内に製図を完成できたのは、試験日の2週間程前でした。時間的な厳しさを抱えたまま挑んだ試験では、イレギュラーな課題が出題されましたが、時間に余裕のない自分は長考することができないため、優先順位の一番に家として成立させることと決めて取り組みました。学院で出会った友人とも「できる限りやろう」と直前までモチベーションを共有できたので、想定外な課題にも心が折れずに取り組めたことが合格に繋がったと思います。