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SPECIAL INTERVIEW
合格できてよかった! 自信につながった!

長沼 彩絵さん (26) 令和3年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 土木系構造計算会社(構造設計)
- 教室:
- 名古屋校
計画:19点、法規:17点、構造:18点、施工:18点
受講講座
- 受験回数:
- 学科2回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
設計職の知識を深めていける仕事に就きたい
建築を大学で学び、その経験を活かすことのできる建設業界へ進みました。また、建設業の中で、コンサル会社は、設計図書の責任者であり、仕事ぶりを知りたいと思い興味を抱きました。現在の職場は知識欲や学習意欲をプラスにとらえてくれる会社だと認識しています。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
この一年で必ず取ると決めて
コロナ渦の影響で、生活の変化が目まぐるしいなか、何か将来に役立つことに取り組もうと思っていました。ある意味、自分と向き合うのに最適な一年で、受験勉強は社会人になってから本腰を入れて取り組み、初心に帰る気持ちでした。また、様々な年代の受講生がいるなかで、不安なこともありましたが、合格に必要なことを選び続けようと軸をもって学習を続けました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
自分にとって何を優先すべきなのかを考えた結果
独学や他の資格スクールも検討しましたが、自分にとって「1年で合格すること」が一番の優先事項でした。具体的な学習サイクルや教材の構成、どのタイミングで何に取り組むのか、学習計画が明確、合格実績も考慮し、総合資格学院に決めました。学習を進めていくなかで、不安を理由にして手が止まらないよう、合格に近づくために妥協はしたくありませんでした。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
法令集の学習は、よく文章を読むこと
建築基準法や施工例、関係法令など、法令集の構成をはじめに読み、理解しておくことが必要だと思います。学習が行き詰まったときは、内容を何とか理解した後に、条例の構成や、第○条の2などの、構成を理解しました。条文から内容を理解することを学習初期に行っておけばよかったと反省しています。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
仕事終わりをメインの学習時間として
20-30時間/週の学習時間を確保するため、平日の積み重ねとして2-3時間を1コマと設定し、週に4-5コマとしていました。休日はほかの予定が入りやすいので、平日の学習時間に理解を進めていくよう心掛けていました。仕事終わりにどうしても眠くなってしまったときは、お風呂に入るなど工夫していました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
実務に直結する知識が得られました
ボーリング検査や地盤の砂質土、粘性土の違いなど基本的な知識は、言葉としては知ってはいましたが、実際の現場でどのように扱われるかを試験勉強を通じて、実務に直結する知識として習得できたことはありがたいなと感じました。また、施工では重機など、普段の現場では取り扱うことのない内容を学ぶことができ、知識の幅を広げることができました。
講師によるライブ講義を受けて良かったこと
テキスト以上の知識が得られる
実際に講師が、登壇して講義を進めるので、テキストに書かれていない内容も交えながら、理解しやすいよう講義を展開していただきました。テキスト通り、ただ文章を追っていくだけでないところが魅力的だったと思います。また、アウトプットを見据えた講義内容により、正答肢を選ぶための必要な知識を学ぶことができました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
苦手箇所をピックアップして
最後まで点数が伸び悩み、ケアレスミスの修正に最も時間がかかりました。直前対策講座の要点をまとめた教材や自分で苦手箇所をピックアップした資料を活用し、正答肢を選ぶために必要な内容を理解していきました。また、講師には何度も分からない箇所を質問して、さらに理解を深めていきました。
学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導で感じた効果
講義内容のポイントを書きだす
内容を項目ごとにわけたチェックポイントはすべての講義で真剣に取り組みました。自宅で学習する際、何がポイントかわからなくならないように、講義内できちんと理解するように努めました。
学科合格のポイント
合格に必要な学習量を自分のペースで実行できるかどうか本試験までの長期間の学習計画において、思うように勉強できないようになることや体調を崩すこと、最初のモチベーションを合格まで維持することは難しいと想定していました。そのため、調子の良いときは多めに学習を進めたり、模試などで目標を立て、その点数を達成できる計画を立てることで、追い込みの時期にも、余裕をもって本番まで学習を進めることができたと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
講師の言われるポイントを理解するまで帰らない
学科と比べ短期間に、図面をひたすら描き続けるといった反復練習が自宅での学習では必要でした。根気が必要な作業であるが故に、くじけそうなこともありましたが、枚数を描くことが本番の自信につながるのだと信じて継続していきました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
多くの種類に取り組むことと、不得意課題の反復
作図に関しては苦手意識もあったため、手順を考えずに描けるようになるまで手を動かし続けました。手首の痛みから、作図が難しいときは動画を観たり、学習から離れないように意識して取り組みました。
学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたこと
思考時間の短縮につながる
学科の基礎知識があったからこそ、考える時間を短縮したい製図試験において対応策を端的に決めることができたと思います。また、やっておけば良かった点は、建蔽率や容積率の計算です。結果的に不安を抱きながら、設計製図の試験に臨んでいました。
製図合格のポイント
製図の作図手順を体に覚えさせる製図試験直前は、学科試験のときとは比べ物にならないほど、緊張してしまいました。直前期の学習も焦りと不安で、十分に取り組めたとは言い難かったです。本番においても、同様のことが言えますが、これまでやってきた手順を体で覚えていたので本試験に取り組め、合格につながったのだと思います。