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SPECIAL INTERVIEW
続けることが大事

田中 雄貴(23) 令和3年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 建設会社(施工管理)
- 教室:
- 札幌校
計画:23点 法規:20点 構造:19点 施工:21点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
図面の中にある建築物を実際に建てたい!
小さい頃から、建築系の会社をやっている祖父の仕事場で、ものをつくって遊ぶのが好きでした。高校生の時、進路に迷っていたところ、祖父の勧めもあり、1番身近な存在だった建築学部へ進学しました。入学当初は「設計の仕事がしたい」と思っていたのですが、図面を描くよりも、図面の中にある建築物を、実際につくっていく方が楽しそうだと思い、施工管理の職に就きました。
建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
使えるものは使う
2級建築士合格のための支援制度が会社にあり、「使わない手はない!」と思い受験を決めました。通い始めの頃は、まわりよりも点数が取れなかったので、不安が大きかったのですが、毎週学院に通い、与えられた課題をこなしている内に段々と点数が取れるようになり、不安はなくなっていきました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
高い合格実績
会社と総合資格学院が提携していて、内定後すぐに学院の担当者と面談させていただきました。その時に、合格実績やライブ講義などのよさを知り、通うことに決めました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
もっと早くやればよかった
在学期間中は、講義に出て、毎週宿題をやっているだけで、精一杯だと思い込んでいて、プラスアルファの学習ができていなかったので、点数が中々伸びなかったです。会社に入ってから宿題の他にプラスアルファの学習を始めるようにしたら、それが習慣になり、徐々に勉強時間を増やすことができました。点数も取れるようになり、「今までは全然精一杯ではなかったのだな」と思いました。もっと早くから学習の習慣を身につけていればよかったと反省しています。
周り(会社の同期や身近の先輩社員)の2級建築士に対する学習状況
年齢の近い先輩に資格取得者がほとんどいない
年齢の近い先輩たちの中に資格取得者がほとんどいないので、「先輩たちよりも先に資格取得したい」と思いました。仕事が忙しくなる前の研修期間中に、学習時間を確保できて本当によかったと思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
勉強に集中できる環境
私は、中々自分から質問することができなかったのですが、講師から声をかけてくれたので非常に助かりました。また、講師から「絶対に全員合格させる!」という熱意が伝わってきて、まわりの受講生も「勉強に集中するしかない」という空気になっていたのが、ライブ講義のよさだと思います。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
実際に見る
現場に配属されるまでは、施工のイメージが湧かなかったので、苦手にしていました。しかしながら、実際の施工現場で講義で学んだことに関わるようになり、「あのときは、このことを言っていたのか!」と少しずつ理解できるようになってからは、苦手意識がなくなりました。
設計製図試験も見据え、学科学習時から正しく理解し、記述できるレベルまで実力を引き上げる指導から感じた効果
学科試験に必要な知識が深まった
問題を解くときは〇×を判断するだけでなく、「なぜ×なのか」という理由も書けるようにならなければ、マーク方式ではない、設計製図試験では通用しないことは講義の中で何度も聞きました。その指導のおかげで、〇×の根拠を記述する習慣が身につき、学科試験に必要な知識がより深まったと思います。
学科合格のポイント
とにかく通う最初は、毎週の宿題、まわりの人は休日の中で講義を受けることが非常に辛く、何回もサボろうとしました。しかし毎週、毎週通い続けていると、いつのまにか宿題は絶対に終わらすこと、日曜日は学院に行くことが習慣になりました。とにかく毎週学院に行くことが学科合格のポイントだと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
解答例を真似る
初めの頃は、要求された条件をプランの中に無理やり押し込み、作図し難いエスキスをしてしまうことが多かったです。講義を受けていく中で講師の様々なエスキス例、上手い納め方などを真似していく内に、何パターンも納め方を思いつくことができるようになり、その中から簡潔で描きやすいプランを選べるようになりました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
エスキスを速める
作図が苦手で、いつも学院の目標時間ギリギリで描き終わっていました。そこで作図に多く時間を割くために、エスキスをより速く、簡潔にできるよう努力し、焦らずに余裕を持って作図に取り組むことができるようになりました。
設計製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったこと
製図試験について調べておけばよかった
学科試験合格後にはじめて、製図試験について詳しい内容を知り、想像以上に大変な試験だと思い、少し気に病んでしまいました。それだけに学科対策期間中から製図試験についてくわしく調べ、心の準備をしておけばよかったと思いました。
製図合格のポイント
何が出ても描き切る設計製図の本試験で、今まで練習したことのない、傾斜地が出題されました。正直焦りましたが、これは他の受験生も同じで、「とにかく最後まで図面を描き切ったら、合格のチャンスはある」と思い、何とか完成させることができました。その後の復元会では、何個もミスをしていることに気づき、採点会でも不合格の可能性が高いと言われましたが、合格していました。本試験では何が出題されても途中であきらめず、描き切ることが大切だと思います。