合格体験記 一級建築士古川 麻衣子さん

SPECIAL INTERVIEW

着実な学習の積み重ねで、長く厳しい学習期間を乗り越え、合格を勝ち取る

古川 麻衣子さん (31) 令和4年度 1級建築士合格

学歴:
大学院

勤務先:
建設会社(設備設計)

教室:
なんば校

受講講座

受験回数:
学科2回/設計製図3回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

快適な空間作りをめざして

小学生の頃に、住宅のリフォームを扱ったテレビ番組を観て、人が長く過ごす空間作りに携わることができる建築の仕事に興味を持ちました。 大学では環境系の研究室で人間と温熱環境の関係性を学び、就職先は身に付けた知識を活かせる設備設計の職種を選びました。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

提案の幅を広げるために

専門の設備関係の知識だけでなく、意匠、構造、施工など幅広い知識を身に付けて業務に携わることで、自分の提案をより説得力のあるものにできると考えたためです。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由

講義の質や密度の高さ

総合資格学院に通学して合格を勝ち取った知人より、製図対策講座の講義の質や資料の密度の高さをすすめられ、興味を持ったためです。

他講習と比較して、実際学院で学んでみていかがだったでしょうか。

資料の密度の高さ、添削の細やかさが非常に良かった

解説資料の充実度や講師の添削の細やかさは、以前通っていた予備校と比べて桁違いに良いものでした。他校の添削では、違う箇所は指摘してくれるものの「どうしたらいいか」という点まではアドバイスがありませんでした。一方、総合資格学院では添削で具体的な改善のアドバイスがありました。また、線一本の引き方にいたるまで細やかな指導がありました。 加えて、交換採点実習では、自分とは異なる視点で他の受講生が質問しており、そのやりとりを聞くことで自分にはない視点や知識を吸収できました。その中では、他の受講生と切磋琢磨できる機会が多いのも刺激になりました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード

増える講義資料はiPadで効率的に復習

解説資料のプリントがどうしても多くなるため、管理に非常に苦労しました。ファイルに綴じ込んだり、製本したりと試行錯誤しましたが、プリントをスキャン・データ化してiPadで管理するのが1番楽でした。今後受講される方にはぜひ、お勧めしたいです。 私が3年目に通ったなんば校は受講生数も程よく、アットホームな雰囲気で、講師・受講生とも互いに教え合い議論できる雰囲気がとても良かったです。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点

隙間時間の使い方が重要

この試験を受ける方は忙しい方が多いはずなので、隙間時間の活用をご自身なりに工夫されることをお勧めします。私は平日の昼休みや移動中等の隙間時間を活用して、ひたすら勉強を続けました。自分の間違った問題や苦手な分野の情報は、単語アプリに入れていつでも繰り返し復習できるように工夫しました。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード

広い視野を持って業務に向き合えるように

自分の職能である設備領域外の知識が身に付いたことで、受験前より広い視野を持って業務に向き合うことが出来るようになりました。建築設計や構造設計、施工担当含め他職能の考え方をより理解できるようになったことで、日々の打合せも円滑に進められるようになった気がします。

当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

さりげない質問を気軽に出来ることで得られる安心

講師の方に気軽に質問できる環境が整っているため、自分の中の疑問や理解不足な点をタイムリーにつぶすことが出来ました。

設計製図攻略法

当学院では、精度の高い図面を効率よくスピーディに描ける作図力や作図時間の短縮によるエスキス/チェック時間の確保・表現豊かなプランニング、ミスをなくすためのグループ添削採点実習などを講座の重点ポイントとしていましたが、それについての感想。

指導の密度の高さ

効率的な作図手法が確立されており、めざすべきレベルがはっきりしていたこと。周囲の受講生の作図レベルも高く作図スピードも速いので、自分の作図スキルを上げるための良い刺激になりました。また、作図の工程ごとの所要時間をチューターが測定してくれるのが良かったです。ほかの受講生と自分で時間をかけているポイントがどう違うか明確に知ることができ、1人だけではわかりにくかった改善点を洗い出すことができました。加えて、他の受講生の答案を添削するためには、その根拠や理由を相手に明確に説明する必要があるため、自分の中で理解しきれていない部分について再認識するきっかけになりました。

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

要求を素直に満たすプランニング力を身に付ける

エスキスの際のコアの置き方や廊下配置のコツがなかなか掴めず、講師の方に何度も指導頂きました。エスキスプロセスレポートを隙間時間に繰り返し読み、課題要求に素直に応えるプランニングとは何かを学ぶことで、徐々にエスキスが進めやすくなりました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと

講師の方の丹念な指導と添削

作図の精度向上と時間短縮の両立に苦労しましたが、講師の方の丹念な添削を何度も受けた結果、徐々に改善することが出来ました。また、丹念な添削や細やかな指導は、線のきれいさなど細かな部分の改善に効果的で、印象のいい図面を描くためにとてもプラスになりました。加えて講義内では周囲の受講生のレベルの高さを頻繁に目にすることで、自分のレベルを把握することが出来、その点も通学制のメリットだと感じました。

設計製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったこと

基本的な作図練習は早めに進めておきましょう

基本的な作図表現(線の使い分け、什器表現等)については早くから練習してスピードと精度を高めておくべきだと思います。

製図合格のポイント

プランニング力、作図表現力、精神力、体力

課題に寄り添った素直なプランニング力と本試験で減点されない作図表現力、本番で冷静さを維持できる精神力だと思います。そして、6時間30分頭をフル回転させ続けることができる体力も重要です。

メッセージ

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

建築を幅広い視野で捉え、より良い提案ができる設備設計担当として今後も精進していきたいと考えています。次は、設備分野の知識をより深めるために建築設備士の取得をめざします。

資格取得をめざす方へアドバイス

資格取得までは長く辛い道のりが続きますが、学習を諦めず続ければ、報われる日が来ると思います。なお、資格取得にまず必要なのは勉強時間や勉強場所の確保だと思います。上司や家族に掛け合い勉強に集中できる環境整備から始めることをお勧めします。

総合資格で良かったところ

  • チューター

    講師の方とチューターの方が親身に相談に乗ってくれたことで、長い受験期間を乗り切れました。

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  • 交換採点実習

    他の受講生と不明点について議論することで、自分の中の理解不足なポイントを明確にすることが出来ました。

  • 映像ライブラリー

    講義で扱う内容が分かりやすくまとまっていました。講義のない日は映像を何度も繰り返し見て復習しました。

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