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SPECIAL INTERVIEW
反復を習慣づける!

伊藤 貴史さん (44) 令和4年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 専門学校
- 勤務先:
- 工務店、不動産会社(代表取締役)
- 教室:
- 岡崎校
計画:17点 環境/設備:16点 法規:26点 構造:25点 施工:21点
受講講座
- 受験回数:
- 学科2回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
培ってきた基盤を軸に事業承継
父親が建築業を開業しており、事業承継として考えたのがきっかけです。高校卒業後は建築の専門学校へ進学し、4年間、建築と土木を学び、その知識を会社で表現したく進みました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
社会的信用を確保したい
会社は戸建住宅の建築が主軸なので、1級建築士の資格は考えておりませんでしたが、2級建築士を取得後、周りの人から「1級建築士を取得するなら今しかない」と押され、また「社会的信用を得たい」と思い受験を決断しました。本当に自分が合格できるのか、先がまったく見えなかったのですが、学院のカリキュラムに沿って勉強すれば合格できると信じ、心に決めました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
講師に直接質問できる
1級建築士を取得するなら実績のある総合資格学院というイメージがあり、実際の講義は講師がライブ講義で熱量が感じられ、勉強する意識が高まると思い、さらに、理解できない部分は直接質問できると考え通うことにしました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
基礎知識の習得が最も合格への近道
1年目の受験は計画で1点足らず足切りとなり不合格になりました。正直、合格する意欲で受験し、この結果でしたので、「ここまで来たらやるしかない」と思い、続けて2年目も受験しました。1級建築士の受験問題は凄く難しいイメージがあり、難問を習得すべく時間をかけて学習していましたが、実は基礎知識が1番大切と気づき、2年目は5科目すべての基礎の定着に努めました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
習慣に勉強を取り込む
習慣が最強だと思い、毎週水曜日が講義でしたので、木金は水曜日の講義の復習と各種テストの見直し、土日は履修範囲の反復、月火は次回講義の予習と各種テストを満点とるための復習として習慣にしました。初めは抵抗がありましたが習慣の領域に入ると、やらないと気持ちが収まらなくなりました。1日の勉強時間は特に決めてはなかったのですが、習得できるまで時間をかけていました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
色々な視野でものごとを判断
実務では戸建住宅が主軸なので、大規模な建築に携わることがほとんどありませんでしたが、今まで気づけなかったものごとが学習を通じて鮮明となり、充実した業務を送ることができるようになりました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
わからない部分は直接講師へ
まず映像講義では体験できない緊張感が程よく、インプットの姿勢を保つことができました。講義中、わからない部分はその日に解決しないと後々復習に影響するので、チェックをして講義後に直接講師に聞いて理解するように心掛けました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
ストーリーやイメージを湧かす
計画は範囲が広く(特に建築作品)、環境・設備は目に見えない分野が多いので、習得するまで時間がかかりました。建築作品は学院から与えられたコンパクト作品集を写真と内容をリンクさせて記憶し、環境は図形にしてイメージを付加させることで理解するように努めました。
設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。
学科は高得点をめざす
学科合格後の製図の記述は、学科を理解し記述できるレベルが不足していると製図でもう一度、学科の学習に時間を費やすことになってしまうので、学科で高得点が取れれば製図はとても有利になると思います。
学科合格のポイント
反復あるのみとにかく基礎知識を反復学習しました。学院から与えられる宿題はもちろん、各種テストを3回以上は反復して定着させました。そうすることで、落としてはいけない問題をしっかり得点することができ、足切りはなくなり、合格基準点以上を達成できると思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
課題文の読み取りは確実に
エスキスは作図に直結するため、合否の大半を占めると聞いていました。そのため、課題文の読み取りは思い込みや読み違いがないように全力で集中しました。記述は文章の組立に慣れていませんでしたが、回数を重ねることで構成を理解し、学科で身に付けた知識を活かすことができました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図は2時間30分以内で描く
試験時間は6時間30分なので、エスキス、記述、作図の時間配分は自分なりに構成しました。作図は時間短縮を考慮して、積極的に一部フリーハンドを取り入れて確実に2時間30分以内に描き切るようにしました。そうすることで、エスキスの読み取りや記述、最終チェックにある程度時間を配分でき、より合格できる図面に仕上がると思います。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
法規をマスター
製図は法令に抵触すると合格できないので、学科時の法規は満点を取れるように意識して勉強しました。法規は独特な言い回しで初めは抵抗がありましたが、マスターすれば学科で高得点が取れて製図にも活かせると思います。
製図合格のポイント
学科同様に反復あるのみ学習時間が約2カ月でしたが、学院で学んだ手順を崩さず、学科同様に反復して定着できたことが1番だったと思います。試験は何とも言えない心境ですが、いつも通りに無心で淡々と受けることで、普段の力を出し切ることができて大きなミスなく仕上げることができました。
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合格サイクル+継続学習
その日、受講したインプット学習が正しくアウトプットができるか、理解はできているのかなどの確認のための演習テストを行うことで、今の自分の力を確認して、翌日の復習テストを重ねることで知識が向上しました。
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教務スタッフ
毎年、合格者を見られている立場なので、「合格者はどのような学習方法を選択しているか」を聞くことで、無駄のない効率的な学習ができると思い、不安になった場合は色々と教えてもらい正しい学習方法を習得できました。
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チューター
聞きたいことは気軽に質問でき、親身になって教えてくれました。合格者でもあるので、「合格するためには何をすれば良いのか」という、チューター自身の体験談を聞くことができました。
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