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SPECIAL INTERVIEW
最後まであきらめるな!!

金田 佐弥さん (23) 令和4年度 1級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- 工務店(建築設計)
- 教室:
- 豊橋校
計画:14点 環境/設備:16点 法規:26点 構造:25点 施工:20点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
建築士の母の影響から同じ道へ
母が建築士だったこともあり、小さいころから漠然と「将来は家をつくってみたい」と思っていました。母が楽しそうに設計の仕事をしている姿を見て、「建築士の仕事はおもしろいのだろう」と感じていました。大きな建物をつくるのも良いですが、「自宅」は人間のすべてが詰まっているような気がして、住宅設計をおこなう現在の工務店に就職しました。
卒業1年目で1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
学歴コンプレックスを払拭するために受験を決意
高校受験、大学受験と思うように結果が出ず、常に自分の学歴にコンプレックスがありました。大学受験の際に、建築学部をめざす友人が志望校に合格し、とても悔しい思いをしたのも苦い思い出です。しかし、受験制度が変わり、大学卒業後すぐに受験資格を得られるチャンスが巡ってきました。受験のコンプレックスを解消するためにも、「全国の建築学生の誰よりも早く1級建築士になりたい」と決意し、受験を決めました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
母も見てくれたライセンスアドバイザーとの出会い
母が1級建築士を受験した際に担当してくださっていたライセンスアドバイザーが現在も総合資格学院にお勤めだったこともあり、縁を感じて学院で勉強することを決めました。母が「勉強だけでなく、人も見てくれる」と絶大な信頼を持っていたことから、「学院であれば大丈夫だろう」と迷いはありませんでした。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
絶対にストレートで受かりたい思いがプレッシャーに
2年コースだったこともあり、最初の1年は片手間で受講するような形になってしまいました。ほかにも母がストレートで合格しているので、自分もそうなりたいと思う気持ちが強く、2年目の時に「去年もやったのに」というプレッシャーをすごく感じながら勉強していたのもつらい思い出です。また、宿題の提出率も悪く、講師や教務スタッフの方々に迷惑かけたことも反省しています。
周りの1級建築士に対する学習状況
周囲に勉強している人がいない孤独さをSNSで乗り切る
当時、周りに受験する友人や知人がおらず、常に孤独を感じていました。そんなときは学院で勉強している受講生を見て励まされたり、SNS上で勉強している人たちとつながったりして、前向きになるようにしていました。また、ライセンスアドバイザーや教務スタッフの励ましも心強かったです。
当学院で学習した内容が、学校生活または就職活動などで役立ったエピソード
周囲にはほとんど言わずに勉強
学校の仲間には言わずに勉強を進めていたので、学校生活や就職活動では特筆すべきことはありませんでした。ただ、ゼミの教授には伝えていたので、陰ながら応援してもらっていました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
即時対応、即時解決
講義中にわからない表情をすると、すぐに講師がもう一度噛み砕いて説明してくれるのはライブ講義ならではだと思いました。受講生の表情から理解度を把握してくれる視野の広さはすごいと思いました。休憩中には「わからないところある?」と声をかけてくれ、個別に教えてもらえたので、その場ですぐに疑問点を解決できたのが最大のメリットだと感じました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
動画で実物を観て理解を深めた
もともと、計算式や公式は得意だったことと、講師が物理の要素を用いて仕組みを教えてくれたこともあり、理解度がより高まりました。ただ、施工は学生だったこともあり、想像もつかない言葉や工事内容が多くあり苦戦しました。そこで動画などで実際の工事の映像を観て、文字だけでは想像できない部分を補いました。
設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。
製図ですべてがつながった
学科学習時にはなかなか頭に入ってこなかったことが、製図に入ったときに、つながった感じがありました。
学科合格のポイント
周りからの応援が自信に試験前日から恐怖で涙が出るほど追い込まれていました。しかし、学院のスタッフがわざわざ電話で応援してくれ、試験当日も「大丈夫!大丈夫!」と声をかけてくれたおかげで冷静に試験に挑めたと思います。試験中もいつも応援してくれていた人たちの顔を思い浮かべたら「今までこんなにやってきたから大丈夫」という自信が湧き、落ち着いて試験に向き合うことができました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
講師や受講生とのディスカッションが力に
エスキスも記述も常にクラスで一番下のできで、自力で完成することは試験当日までありませんでした。しかし、講師やクラスの受講生たちとのディスカッションを経て教えてもらったことや定石を一つひとつていねいにこなすことが合格につながりました。ほかにも、講義で教えてもらったことは疑問を持たずにすべて忠実におこない、素直に受け止めて実践することが大切だと感じます。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図時間の短縮方法
作図が速いわけでもなく、きれいな図面が描けるわけでもありませんでした。そこで、作図手順をマスターし、タイムアタックにて「作業」としておこなうことで、2時間40分程度で作図が出きるようになりました。とにかく線をひたすら描くなどして、「作業」として進めていきました。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
実際に環境設備の仕様の確認
空調等の設備系の知識は製図でも特に多く出てくるため、テキストだけの知識ではなく、実際にどこにどんな風に使用されているのか理解しておくべきだったと思いました。
製図合格のポイント
運と手を止めずに描き続けたこと合格通知をもらった今でもなぜ自分が合格できたのかわからない程、多くのミスをしていると思います。しかし、「絶対に合格したい」という気持ちを込めて試験に挑んだのが試験官に伝わったのだと思います。きっと、人生最大の運を使ったんだと思います。それ以外には、とにかく描いたことが合格へつながったのかもしれません。