合格体験記 一級建築士佐藤 昂さん

SPECIAL INTERVIEW

粘り強さ・謙虚さ・素直さ

佐藤 昂さん (23) 令和4年度 1級建築士合格

学歴:
大学

勤務先:
通信建設会社(設備設計)

教室:
仙台校
本試験得点 96点

計画:13点 環境/設備:15点 法規:22点 構造:24点 施工:22点

受講講座

受験回数:
学科2回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

生活に関わるインフラの整備での地域貢献をめざして

社会の役に立つ仕事がしたいと通信インフラの整備を行う会社に入社しました。人の生活に直結するインフラに携わることでやりがいを持って仕事に取り組めていましたし、自分の仕事で目に見えて社会が変化していくことをとても楽しく感じていました。現在は1級建築士合格を経て設計事務所に勤めています。今後も環境への配慮と人々の生活を豊かにできる建築を生み出し社会に貢献して行きたいと思います。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

“1級建築士”として建設業界で活躍したいと思ったから

大学生の時に受験を決意しました。建設業界で活躍している方々はみんな1級建築士として様々な建築に関わっているという事実を知り、私もそれに憧れを抱いたことを覚えています。しかしながら1級建築士について調べてみると合格率10%の超難関資格。どうやって勉強したら合格できるのだろう、合格できるのに何年かかるのだろうと1級建築士になるまでのルートが全く見えませんでした。しかし、総合資格学院の講義内容やサポートに関して伺うと、合格実績No,1の講義内容に加えて、知識の定着のメカニズムや合格への道筋などを詳細に説明してもらい、「ここでしっかりと勉強すれば結果が出る」と安心して勉強に取り組むことができました。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由

知識定着の講義サイクルとライブ講義に魅力を感じた

知識定着のための学習サイクルが確立されていて、普段の講義に通うことで学習サイクルが確実に実行されることに安心感がありました。また、ライブ講義なら講義内容以外も各科目に関する質問などができるし、学習の進度も早いと思いました。知識を持って教えてくれる方が目の前にいるので、安心して各講義に取り組むことができると感じ学院に決めました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード

高得点での慢心

2月に実施された合格判定テストで目標の9割以上を獲得したことで慢心してしまい、その後の模擬試験では一度も合格できるような点数をとることはできませんでした。ストレート合格をめざすには学科時点から製図の要点記述を意識した学習は必須であると思うので、一喜一憂せずせずに各試験・テストで目標設定をして取り組むべきでした。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点

隙間時間の活用と夜の勉強サイクルの確立

職場に資格学校に通って勉強をすることを伝え、学習時間の確保に協力していただきました。なるべく仕事は早めに済ませ帰宅し、長い時間を確保して勉強に取り組んでいました。夜は25分勉強・5分休憩を1サイクルとして勉強をしていました。直前期には、試験時間に合わせて試験の対策としての勉強も意識して取り組んでいました(特に法規の30問)。また、朝出勤前、通勤時間や仕事中の移動時間、昼休みはトレイントレーニングや問題集に取り組み、打ち合わせ前の数分で一問でも問題に触れることも意識していました。一日の勉強のスケジュールを前日に立てることで「何をしよう」と悩む時間を勉強の時間に使えていたことも大きかったと思います。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード

講師の体験談がそのまま実務に

講師は実務経験も豊富で、実体験に合わせて講義の内容を説明してくれました。そのおかげで講義内容のイメージが記憶に残せていました。講義で学んだ施工の知識を使って、適切な数値で現場に指示を出すことができたり、構造計算の公式を用いて部材の検討などが行えたときには、資格の勉強だけでなく実務にも精通しているなと感じました。また、設計を行う際に、試験対策で学んだ条件整理から製図までの流れは、実務でも活用できるため、効率よく施主の要求に合わせた室の検討ができていると思います。

当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

わからないで終わらない講義

はじめて1級建築士の勉強に取り組んだため、わからないことが多く苦戦していましたが、講義の最中や間で講師へ質問できる環境が整っているので、わからないで終わる講義が少なかったと思いました。講義後の演習テストででてきた試験レベルの疑問点も即座に解決できるため、講義内容の当日理解完結・実践力養成が確実に実行されていると思います。

学科攻略法

得意科目と苦手科目

Strong and weak points

構造・環境

得意科目

施工

苦手科目

得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法

基礎の定着と得意分野の強化

構造力学は得意と感じていたので、毎日出勤前に数問解いて解法を定着する習慣をつけていました。イメージして記憶したり、表にして書き残しまるごと覚えることで、過去問にない問い対しても対応できる力をつけられたと思います。苦手な施工は、数値や用語を確認しながら問題を説くことで知識を定着させていきました。問題を解くときに単に線を引いたりするだけでなく、一肢ごとに関連する知識を書きだして問われている内容以外にもアウトプットすることで、実力を高めることができていたと思います。

設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。

スムーズな定着と突発的な対応力

製図試験では、要点記述の際にしっかりと説明できる力が必要です。学科試験勉強時点から、原理原則から理解する習慣を身につけていたことで、要点記述の際には自然と内容のアウトプットができ、試験直前には様々な問いに複数の解答が出せるまでになっていました。また製図試験での初出題の問いに対し、十分に対策できていなくても学科の知識で本番に対応することができたので、学科の時点から製図試験への意識は大切だと思います。

学科合格のポイント

学院の内容を網羅することを最優先に

私は最後の模試まで合格点には遠く及びませんでした。しかし学院の内容を試験直前まであきらめずにやり遂げることで合格を勝ち取ることができました。まずは学院から提示されたい内容を100%こなすこと、これが合格の近道だと思いますし十分に合格する力が身につくと思います。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

手順を確認して漏れないプランニング

一番苦戦したのはゾーニングと確認漏れが多かったことです。学習当初、ゾーニングはめちゃくちゃでしたが、講義中に講師にヒントをもらいながら考えたり、自宅で何度も同じ課題をエスキスすることで、ゾーニング、動線の計画ともに合格できるレベルに仕上げることができました。本試験の自分の解答と学院の解答例がほぼ同じだったときは、学院の考えを理解できていたのだと実感しました。チェック漏れは、エスキスの手順を細かく見直し作図までに要求のすべての内容をチェックできる手順を身につけることで、自然と漏れのないプランニングをできるようになりました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと

作図時間→エスキス時間

製図講座当初は一枚の図面を描くのに6:30もかかりましたが、作図強化講座受講後は、短時間で確実に描き終えることのできる力を身につけることがでました。学院の手順を理解し、講師に受験生時代にやっていたことを教えてもらいながら、少しでも短時間で作図を終わらせることを意識しました。その結果、エスキスの時間を多くつくれたので、よりプランニングに集中できました。

製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。

○×でなく言葉で解答できるレベルに

エスキスや作図は各講義で何度も反復するので自然と手順も身につきます。しかし計画の要点記述は、対応できるようになるのに時間がかかると思います。ですので、学科試験の内容も、自分の言葉で説明できるレベルまで知識を定着すると、要点記述も自然と対応できるとおもいます。また、製図試験でも新出題の内容が出ることもあります。そのときに、正しい知識で解答するには学科の知識を頼るしかないので、学科の内容の習熟度はとても重要です。

製図合格のポイント

貪欲に一つでも知識をつける

約2カ月講義に出席すれば、試験時間内でこなす力は自然と身につきます。ただ、製図試験2回目・3回目受験生との戦いで勝ち残るには、出題内容に合わせた知識を少しでも持っていることが必須だと思います。講師や職場の方などに、建築の技術的な内容を出題内容に絞って教えてもらい、自分の知識に加えることができれば、試験で周りより一回り上の解答ができと思います。

メッセージ

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

現在は設計事務所で勤務しているので、1級建築士として自分の名前で一つの建物を完成させる力を身につけていきたいです。資格勉強を通じて身につけた知識や、それらの知識をより深めて、現在の建築に求められているものを網羅できる建築を生み出せるように今後も努力していきます。

資格取得をめざす方へアドバイス

1級建築士として建設業界で働くことは、周囲からの信頼・会社からの期待などを得られるため、メリットしかないと思います。難関資格のため、自分自身も多くのことを犠牲にし、とても苦労しました。ただ、大変で困難でも不可能はないと思うので、最後まで粘り強く学院を信じて取り組めば必ず結果が出ると思います。

総合資格で良かったところ

  • 合格サイクル+継続学習

    学科試験合格の一番のポイントだと思います。毎週新しい知識がインプットされるため、復習は一番大切だと思いますが、講義日の朝のテスト・宿題で継続学習のサイクルが自動的に確立されるので、自然と効率的な学習になっていました。

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  • 作図強化講座

    ストレート合格には必須の講義だと思います。お盆前に速く描ける作図力を身につけたことで、その後の実戦的な講義で早くからタイムマネジメントを意識して講義に取り組めました。また、そのおかげでプランニング力の養成に時間を費やすことができました。

  • ライセンスアドバイザー

    悩んだときには、担当のライセンスアドバイザーに面談してもらっていました。悩みを話すことで自分の現状を把握したり、前向きな言葉をかけてもらうことで何度も立ち直らせてもらえました。合格者を多く見てきた目線でのアドバイスは的確で、長期戦になる試験勉強のモチベーションの支えになっていました。

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