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- 浦口 花奈さん
SPECIAL INTERVIEW
人と比べず、自分と向き合う

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
30歳の節目に自分を変える
前職は全く違う業種だったのですが、30歳を目前に「なんとなく」入った会社で「それなりに」仕事をこなしている自分に疑問を持つようになりました。そんなときに地元で設計事務所を営む父から帰ってきてほしいと頻繁に言われるようになり、「好き」を仕事にしている父の姿を追いかけてみたいと思ったのがきっかけです。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
後継ぎの条件
実家に帰る(家業を継ぐ)条件として「必ず1級建築士を取ること」と言われました。大学は卒業していましたが法学部だったので、最短で受験するために再度通信制の大学で建築を学ぶこととなり、1級建築士取得に向けて果てしない道のりに感じましたが両親への恩返しにもなると思いがんばりました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
直感と実績
大学の卒業直前に総合資格学院の説明を受ける機会があり、直感で自分に合っていると思ったことと、やはり合格実績から信頼できたから選びました。また、2級建築士受験の際もお世話になり、学院を利用することが合格への一番の近道だと感じたからです。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
結婚・妊娠・出産!!
学科試験本番の1カ月前に妊娠発覚。最後の追い込み期間は悪阻がひどく、吐きながら勉強していました。なんとか学科試験に合格したものの、とても製図の勉強ができる状態ではなく、その年の製図試験はあきらめました。1年後、出産も終えて製図試験に挑戦することになりましたが、育休を取っていなかったので仕事・育児・勉強の両立は本当にキツかったです。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
周りにたくさん協力してもらう
生後半年の子どもがいる中での製図試験の勉強はとにかくまとまった勉強時間が取れなかったので、常にタイマーで時間を計って小刻みな勉強時間でもダラダラせずに集中して勉強するようにしました。家族にもたくさん協力してもらい勉強時間を確保しました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
仕事のベースが築けた
建築の経験が浅く、仕事でも構造や施工の話になると知識が追いつかないことが多かったのですが、学院の学習から基礎知識がついたと感じました。製図試験の学習ではより実務的な知識を身につけることができ、仕事で図面から情報を読み取るスピードが上がりました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
「私」に対するアドバイス
一般論としての学習の時間や方法ではなく、「作図時間はもう充分だからエスキスと記述の勉強にシフトしよう」など、私の状況に対するアドバイスを受けられたことは学習時間の確保が厳しい中で効率的な学習につなげることができました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
時間管理と潔さ
講義ではエスキスの序盤に時間がかかりすぎてしまい、1/400のエスキスが不完全なまま作図に突っ込むということがほとんどでした。エスキスの中でも細かく区切られた目安の時間を意識し、一度決めたプランは大きく変更せずに進める潔さを持つことでエスキスにかかる時間が大幅に短縮しました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
クラスメイトのテクニックを拝借
過年度生のクラスメイトはやはり作図スピードが速いので、作図姿や図面を見せてもらい、良いなと思うテクニックは真似させてもらいました。
設計製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったこと
学科試験に出ることは製図試験にも出る
学科で学習したことを製図の講義で一からは説明されません。私は詰め込みタイプで学科を学習してしまったので、製図の講義でついていけないときもあり、もっと理解しながら学習すべきだったと後悔しました。
製図合格のポイント
素直に取り組む毎年何かしらサプライズ出題がある中で、学習していないことが出来ないことは当たり前です。焦って自分なりに解釈して進めるのではなく、講義で学習してきたことを思い出し、その引き出しから出せる知識で対応するので充分だと思います。私もミスはありましたが、「素直に」「シンプルに」作図した結果合格できたのだと思っています。