合格体験記 一級建築士吉留 千夏さん

SPECIAL INTERVIEW

正しい努力を行う

吉留 千夏さん (27) 令和4年度 1級建築士合格

学歴:
短期大学

勤務先:
設計事務所(意匠設計)

教室:
鹿児島校

受講講座

受験回数:
学科2回/設計製図2回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

インテリアの仕事をするはずが建築に流れ着いた

高校でインテリアを学び、建築の知識もあった方が仕事で有利だろうと考え、短大で建築に進みました。就活当時、住宅設計やインテリアに携わりたかったためハウスメーカー志望でしたが、縁あって受けた設計事務所から内定を頂き就職しました。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

設計事務所で働く以上、1級は必須

建築設計から離れる可能性もありますが、設計事務所で働く期間に意味を持たせるためにも1級建築士の取得は決めていました。合格するまで受け続けると決めていたので、特に不安はありませんでした。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由

合格実績重視

独学の場合、どんな参考書を利用するか、何を意識して学習するか等、学習方法を模索するところから始める必要があると思います。正しいかわからない自己流の学習より、合格実績で裏付けされた学習方法を教えてくれる学校の方が、合格率を高められると判断しました。費用面や合格率で他の学校も検討しましたが、最終的には講師で決めました。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード

身の安全より講義優先?

講義の日に台風が直撃し、外に出るのも危険な状態だったのでオンラインで受講していました。しかしそういった状況でも来校している受講生が複数名おり、何を優先するかは各々だと思いますが、他受験生の本気を見たことで気が引き締まりました。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点

生活に勉強を埋め込む

受験期間中であっても仕事はしなければならないし、他の受験生と同じ状況で生活しているわけではないので、勉強時間には差が生まれます。まとまった時間を確保することは早々にあきらめ、手持ちの時間の有効利用に努めました。仕事で図面作成をする傍ら講義の動画を視聴し、食事しながらエスキスを進めてと、生活と並行して勉強をすることで乗り切りました。

当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード

法規に強くなった

設計製図で覚えた防火区画や斜線制限等、法規関係がそのまま実務に活かせたので、法規チェックの精度が格段に上がりました。

当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

疑問がゼロになる

学習を進めていくといくつも疑問が出てきますが、何を聞いても解決してくれるのでスムーズに講義を受講できました。時間のかかっている箇所や問題点に対しても的確な指摘があるので、自分の弱点克服に役立ちました。また、学習とは関係ないですが、講義をするうえでの周到な準備具合から講師の熱量が伝わるため、こちらも真剣に取り組もうという気持ちになりました。

設計製図攻略法

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

適度に捨てて適度にあきらめる

エスキスに納得がいかないと気になってしまい、時間がかかっていましたが、小さなことにこだわってエスキスに時間をかけ過ぎると、時間がなくなり致命的なミスをすることに気づきました。実務ではなく試験であること、自分のこだわりを捨てること、良いプランをつくるより、違反をしていないプランをつくる方が重要であることを意識してから、少しずつ改善されました。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと

描き方を統一する

複雑なプランになるほど作図で苦労するので、極力シンプルなプランになるようエスキスを進めました。また、作図の時間短縮及びミス防止のために、WCやPSなどの細かな部分は形状をパターン化し、いつも同じ手順で何も考えずに作図ができるよう意識しました。

設計製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったこと

法規の理解が甘いと課題の難易度が上がる

法規の知識が曖昧だと、エスキス中に不安になってプランの方向性がブレたり、間違った知識でプランを縛り、自分で課題を難しくするといったミスが頻発しました。自信を持ってぶれないエスキスを行うために、防火区画や斜線制限は早めに理解しておけばよかったと思います。

製図合格のポイント

チェック精度の向上と時間管理の徹底

限られた時間でエスキスをするため、ミスはでてしまうものと考え、ミスがある前提でチェック時間を必ず確保すること、そしてチェックの精度を上げることを意識しました。何度も見ているはずなのにミスを見落とすことが多々あったので、目立つように痕跡を残すことでチェック漏れを防ぐよう改善しました。

メッセージ

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

1級建築士を取得するということは、法的にはすべての建築物を扱うことができ、非常に大きな責任が伴うので、資格に恥じないだけの知識と仕事が身につくよう精進しようと思います。また、目標がないとすぐに怠けるので、1級建築施工管理技士と宅地建物取引士の取得をめざして勉強を続ける予定です。

資格取得をめざす方へアドバイス

製図試験の受験生は当然のように勉強をする人ばかりなので、そこでつく合否は本当に紙一重のように感じます。集中力のない私は勉強時間では勝てる気がしなかったので、講師から指示のあった課題を手順通りに実施することだけは守っていました。どれだけ時間をかけても方向性が間違っていれば意味がないので、素直に指示に従い、正しく努力をすることが大切だと個人的には思います。

総合資格で良かったところ

  • 製図模擬試験

    実際の試験と同じような空気で受けることができたので、時間配分の確認や、エスキスが行き詰まったときの対策など、リアルに体感できました。対処に困るような問題が出ても本番ではどうにか対応しないといけないので、そのための良い訓練になりました。

  • 映像ライブラリー

    講義で不完全燃焼だった箇所も動画を視聴すれば大体解決したので、復習や知識の定着に役立ちました。仕事をしながら聞くだけでも、重要なところがなんとなく頭に入ってくるので効率的に学習ができました。

    詳細はこちら
  • グループ交換添削

    他の受講生の図面を見ることで、自分ではどうやっても出てこないであろうプランや、課題への対処方法、作図の表現方法を学ぶことができました。

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