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SPECIAL INTERVIEW
努力は報われ、次につながる

五十嵐 遥香さん (23) 令和4年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- ディスプレイデザイン(デザイン)
- 教室:
- 町田校
計画:19点 法規:23点 構造:22点 施工:18点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
人と人をつなぐ空間づくりに魅力を感じた
自分の将来について考えはじめる大学3年生の頃にコロナ禍となり、買い物をネットですることが増えました。そのような状況下で、久しぶりに店頭で人に接客をしてもらいながら買い物をしたときに、お店は人と人をつなぐ場であることを再認識し、私もそのような空間づくりに携わりたいと思い、ディスプレイデザインや店舗内装を行う会社を志望しました。
卒業1年目で2級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
仕事が本格的に忙しくなる前に資格取得を
20代後半から仕事が本格的に忙しくなり、勉強時間の確保が難しくなると思いました。そのため、学生のうちから勉強をはじめることが資格取得に有利になると考え、受験を決めました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
対面講義で人から教わる
中高生のころから映像講義が苦手で、映像をただ見ているだけで頭に入ってこないということがよくありました。総合資格学院は対面講義を行っていて、わからない部分はすぐに講師に質問できるのがよかったです。実際、苦手な構造と法規は講義の後によく個別で指導をしてもらっていました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
講義を休むと後々大変
卒業制作の時期は日曜日も大学に行って作業をしていて、講義を休んでしまうことが多かったです。休んでしまった分の講義は後から映像で受講しましたが、わからない部分があってもすぐに質問ができず、ライブ講義の有難さと講義は休まない方が後々楽だなと実感しました。
学院で学習した内容が、学校生活または就職活動などで役立ったエピソード
面接で興味を持ってもらえた
私の志望していた業界は建築系の学生ばかりが志望しているわけではなかったので、2級建築士資格取得をめざしているということを面接でお話すると、興味を持ってもらうことが多かったです。現在働いている会社でも面接時にお話ししたところ、ぜひ資格取得をめざしてほしいと言ってもらえました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
わかるまで何度も教えてもらえる
わからない部分があるときはすぐに質問できる。そしてわかるまで細かい計算の方法から教えてくれたり、図を描いたり、とにかく何回も説明していただけました。数学が本当に苦手だったので、法規と構造の計算問題は何度も教えていただきました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
法令集を引かなくても解ける問題を増やす
最初の頃、法規は全て法令集を引いて問題を解いていましたが、効率が悪くて模試では時間切れになることが多かったです。そこでやり方を変え、重要な部分は暗記をし、法令集を使わずに解答できる問題を増やしました。問題集の問題をたくさん解き、法規の複雑な問題に慣れるよう意識して取り組みました。
設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。
計画の要点の記述に役立った
設計製図講座がはじまり、法規との関連を説明されたときにスッと頭に入ってきて理解しやすかったのが印象に残っています。計画の要点の記述も学科の内容と関連づけて考えることで理解しやすかったです。
学科合格のポイント
直前対策講座で要点を絞って学習ギリギリまで点数が伸びなかったので、直前対策講座を受講し、講師が教えてくださった重要な部分や絶対押さえておくべきポイントをひたすら勉強しました。最後は何を勉強すべきか見極めて、ラストスパートをかけることが大切だと思いました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
設計条件を整理し、優先順位をつける
エスキスは頭の柔らかさと対応力が求められると思います。私は最初どうしても条件通りにプランができず、エスキスに対して苦手意識がありました。繰り返し練習をするなかで、設計条件にいくつか挙げられる条件を整理し、それらの条件に優先順位をつけ、必ず押さえるべきポイントを考えながらプランできるようになりました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
とにかく反復練習!たくさん描く!
作図が本当に苦手で、最初のころは作図一式に6時間かかっていました。そのため、少しでも速く描けるよう反復練習をしました (平面図5枚→矩計5枚→伏図5枚→立面5枚のように同じ図面を連続で描く)。試験直前は有休をとり、1日3枚作図をし、自己採点を行って少しでも正確な図面が描けるように努力しました。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
字を速くきれいに書く練習
学科試験が終わってから製図の勉強をはじめましたが、字を速くきれいに書く練習は早くしておくべきだと思いました。私は最後までこの技術が習得できず、矩計図は文字をたくさん入れないといけないのでとても時間がかかってしまいました。
製図合格のポイント
最後までやりきるとにかくあきらめずに最後まで描き切ることが大切だと思います。私は試験本番で大幅に延べ面積が足りないプランをしてしまい、周りの受験生が作図に入っているなかで、再プランをすることになり試験中に帰りたくなりました。時間がないなかで設計条件に書かれているものだけは何とか描き切ったという状態でした。大きなミスをしてしまいましたが、最後まであきらめずに図面を描き切ることで合格できました。メンタルも重要だと試験を終えて感じました。