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SPECIAL INTERVIEW
最後の瞬間までやり抜くこと

照屋 明日香さん (22) 令和4年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 専門学校
- 勤務先:
- 設計事務所(意匠設計)
- 教室:
- 沖縄校
計画:16点 法規:17点 構造:15点 施工:16点
受講講座
- 2級建築士実戦問題演習合格必勝コース
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
ものづくりが好きで
中学生のころまで別の夢がありましたが、なぜか納得できず悩んでいたところ、美術・技術・家庭科といった「ものづくり」が得意だったために、当時の担任の先生に建築インテリアの道を勧められたことがきっかけです。何代にもかけて愛されていく、家族の居場所をつくり出すことへの尊敬と関心が一気に湧き、その瞬間この道で生きていくことを決心しました。
卒業1年目で2級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
一番若く時間があるときに
建設業界は多忙が大前提、本格的に仕事がはじまってしまうと勉強時間の確保が難しいと考えたため、何としてでも入社1年目で取得すると学生時代から決めていました。実務経験者より知識がはるかに少ないことは弱点ですが、それを補うための時間は誰よりも容易に確保できるはずと前向きに考えることでモチベーションを維持しました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
支えてくれる環境が大切!
学院スタッフや講師による対応の速さが一番であると思います。ほかの資格学校も事前に見学しましたが、講義がない日に対応をすぐにしてくれるかというと、なかなか難しい様子が見受けられました。実際、総合資格学院に通学してみると、講義がない日でも丁寧な指導がありました。また、講師によるライブ講義があることが一番心強かったです。加えて資料の送付も迅速で、来校できない場合はオンライン映像での対応もありました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
無理はしない!でも時間は確保する!
学科に関してはスムーズに上手くいったように思いますが、製図で相当苦戦しました。どんなに忙しくても、講義で配布される宿題は完了する必要があることを感じました。仕事があるなかで受験される人が多いと思いますが、「必ず今回で取る!」という決意表明をして職場の協力を得てください。平日も含めて毎日製図のために無駄な時間を省いていかないと、時間が圧倒的に足りなくなります。焦って体を壊すことがないように、無理のない範囲で計画を立ててください。
周り(会社の同期や身近の先輩社員)の2級建築士に対する学習状況
ほとんど全員取得済み
アトリエ系の設計事務所で10名ほどの人数ですが、ほとんどの人が2級建築士を取得しています。さらに、1級建築士取得者が会社の過半数を占めているため、身が引き締まる思いでした。苦労を理解してくださる職場なので、平日だけでなく、土日も勉強スペースとして利用させてもらったり、有給休暇付与前であっても試験直前には特別に有給休暇を付与してくれました。がんばる姿を見てもらったことで協力が得られたのかなと思います。(総合資格受講生)以外いませんでした。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
講義で理解、さらに質問して深く理解!
大まかには教材で勉強できますが、やはり実務経験もない新卒一年目である私は、特に施工のイメージや構造計算の考え方を深く理解できず、講師に教えてもらうことでカバーしていました。受講生なのだから、わからなくて当たり前。ためらっているほどの時間の余裕はないです。せっかく学院に通っているのなら積極的に自ら声をかけて質問することをオススメします。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
わからないことはその日で解決
専門学校のテストとは比較にならないくらい覚えることが沢山でした。やはり実務経験がないとイメージがしづらいものだらけで苦戦しました。自分で考えたところで時間も無駄にかかるし、正しい解釈なのかもわからないので、逐一学院に来て講師に教えてもらっていました。ここで大切なのは、わからないことはなるべくその日で解決すること。建築は全てつながっているので、わからないことを溜めるとどこかで大きなしわ寄せがきます。
設計製図試験を見据えた、学科学習時から正しく理解し、記述できるよう指導を行いましたが、感じた効果を教えてください。
時間はすべて有効活用、無駄ゼロ
学科は演習テストのみのコースだったため、特に講義は受けていませんが、それでも教材の「言いたいこと」が学科も製図も一貫しているように感じました。どこが最重要で、どこが補うような情報なのか、それが学科の教材から感じましたが、製図はさらに実感することが多かったです。製図はやることが多いため、時間を一秒も無駄にせず効率よい勉強ができるように、学科から知らず知らずのうちに組まれていると今思います。
学科合格のポイント
一つひとつ日々の努力量専門学校を卒業した直後の自由な一カ月で毎日のように通学していました。自習ブースを活用し、疑問が生じればすぐに教務スタッフに対応してもらう。それが入社までのルーティーンとなっていました。一度その生活スタイルを癖付けしてしまえば楽です。逆に行かないと心配でソワソワしてしまう。がんばっている自分を褒めて自信に変えていました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
考え方を素直に変えていく
試験のようなエスキスに慣れていないため、課題文の情報量を「かみ砕いて確実にプランに落とし込む」ことへの苦手意識がどうしてもありました。情報が多いのは「理解するのが大変」と捉えがちだったのですが、講義を受けていくなかで「情報量の多さは答えを導くためのヒント」という講師たちの言葉を受け入れられるようになりました。それからは、目安の時間で終わらなくても自分の時間を決めて、落ち着いてプランニングできるようになりました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
あくまで図面を仕上げるのがゴール!効率よく!
細かいところを気にしてしまう節があり、なかなかスピードが上がりませんでした。これはみな共通で苦しんだと思いますが、普段図面を手で描くことがないため、線の強弱から文字の書き方までトレーニングを徹底しました。仕事前の朝の時間や昼休みなどにもスキマ時間にできることはやりました。そのくらい初心者なので、講義で一つひとつ講師が実際に見本を見せてくれるのが一番ありがたかったです。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
特に法規は意識的に覚える
製図試験では法を守っていることが大前提、違反があれば即失格です。学科の対策期間に製図の対策をするというよりも、着実に法規を覚えておくことがエスキスや作図の時間短縮につながると思います。
製図合格のポイント
講師への個別相談私は試験直前まで時間内に間に合わず、悔し涙をたくさん流しました。それでも合格できたのは、普段の講義の際に居残りして講師にアドバイスをもらったり、試験2週間前からは講義がない平日も学院へ毎日通い、講師にマンツーマンで弱点を強化してもらいました。私のようになかなか上手くいかなくても大丈夫、プロが指導してくれます。あきらめないことが一番大切だと痛感しました。
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教務スタッフ
土日だけでなく平日も夜遅くまで自習室をあけてくれたり、突然きても素早く対応してくれたりと、半年間ずっと支えてくれたのは教務スタッフだと思います。感謝しています。
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トレイントレーニング
なんと言ってもコンパクトさが本当に便利。ほかの教材たちをギュッと凝縮したような教材なので、ふらっと見るのもラクだし、ある程度知識がついたら全て答えられるようになることを目標に、毎日欠かさず使っていました。試験会場で直前に見ておくのも、心が落ち着つくのでオススメです。
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オリジナル製図課題
オリジナル課題は本当によくできていて、最初のうちはどれも同じように見える課題でも、全てバラバラの要素で構成された課題です。試験直前期、受講生それぞれに合わせて強化する時期も、オリジナル課題で鍛えられました。これがあったおかげで直前まで苦手なものがあった私も克服できました。
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