- 令和4年度祝賀会
- 2級建築士合格体験記一覧
- 山口 怜子さん
SPECIAL INTERVIEW
やるからには早めに!

山口 怜子さん (23) 令和4年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 大学
- 勤務先:
- ハウスメーカー(意匠設計)
- 教室:
- 川崎校
計画:19点 法規:23点 構造:18点 施工:15点
受講講座
- 2級建築士実戦問題演習合格必勝コース
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
子供のころからの夢を仕事に
母親の影響でインテリアや内装デザインが昔から好きで、また、細かい作業やプラモデルづくりなどの工作が得意だったことから、大学はどちらも活かせるような学科を選ぼうと建築系に進みました。在学中はインテリアコーディネーターの資格も取り、意匠設計もしつつ内装インテリアなど幅広く自由にデザインできるハウスメーカーに就職を決めました。
卒業1年目で2級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
ほぼ義務だった
ハウスメーカーなどの設計職に進む先輩方はみんな当たり前のように1年目で2級建築士を受験されていましたし、会社から内定をもらった際にも資格の説明をされたので、特に自分の意志というわけでもなく、取らないと仕事にならないので受験しました。なかなか点数が伸びず不安はありましたが同期もみんなやっていると思うと不安も軽減されました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
製図は強制的にやる環境がないと厳しい・学科は教材が充実
3月までは自分でなんとなくYouTubeで動画を見たり、本屋で教材を買ってみたりしましたが、どう手をつけていいかよくわからず、結局、教材が充実していて指導が熱心な総合資格学院を選びました。大学が学院と提携していたのも理由のひとつです。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
まとまった時間を有効に使えなかった
新社会人になって、新しい環境での生活に疲れてしまったせいで、ゴールデンウィークなどはダラダラと過ごしてしまいました。今思えばせっかくまとまった時間があったのにもったいない時間を過ごしてしまったなと思います。自習室などを利用して、平日にできない分をまとめて勉強していればもっと学科試験の点数は伸びたのではないかと思います。
周り(会社の同期や身近の先輩社員)の2級建築士に対する学習状況は?
ほとんど取得済み
先輩方はほとんどが取得していました。1年目で落ちてしまった先輩は、2年目以降仕事に追われてまとまった時間を取れず3年目も落ちてしまっていたので、1年目に集中して合格することが大切だと思いました。在宅での研修が多く、定時で帰れる新入社員のうちに合格できて本当に良かったです。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
ライブ講義を有効活用できた
講義中にわからないことがあっても、その場で講師の方に質問できるし、チューターの方も熱心に教えてくださったので、効率的に勉強することができました。自宅にいるときは映像講義を見れば疑問が解決できるという安心感もありました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
イメージすることで理解を深める
計画の分野では歴史関係や建築様式が得意でした。建築史系は体系的に学ぶことで全体の流れが理解でき得意になりました。施工では聞きなれない用語が多くなかなかとっつきにくい問題が多かったのですが、映像をみて実際にどんな工事をしているのかをイメージすることで、だんだん理解が深まりました。
学科合格のポイント
過去問題を繰り返し解く学院の問題集をとにかく繰り返し解きました。学習をはじめたのが遅かったので、テキストをじっくり読んでノートにまとめたりするよりも、問題集をより多く解いてあらゆるパターンの問題に触れることを意識しながら勉強しました。同じミスは繰り返さないように間違えた問題はなぜ間違えたか、すぐに見直しをすることを習慣にして学習していました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
何度も繰り返し見直し
はじめのころはエスキスと製図の時間配分がうまくできずに苦労しました。プランニングはしっかりと時間を使って、とにかく焦らないこと、しつこいくらいに見直しをすることが大切だと思います。エスキスではひとつのミスが命取りになるので、問題文をじっくり読み、学習した通りのやりかたをしていれば、破綻のないまとまったプランができるようになります。余計なことを考えず順序通りの作業と見直しが必要です。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
手が勝手に動くくらいに練習
製図は練習すればするほど、描けば描くほど、どんどんスピードアップできるものなので、まずは製図の順序を完璧に頭に入れて、スムーズに終わらせる練習をしました。そのあとであらゆるパターンの図面の描き方やエスキスの練習をすることで、課題をこなすごとに5時間という短い時間をうまく使うことができるようになりました。苦手だった矩計図は、余計なことを考えず、とにかく手順を暗記しタイムを縮めることだけを目標にして練習しました。
製図試験において、学科対策期間中からやっておいてよかった、あるいはやっておけばよかったと感じたことを教えてください。
法令関係をまとめておく
令和4年度の試験は保育園だったので通常よりも細かく法令が決まっていました。製図の課題が出た時点で、子どもに必要となるスペースや採光関係、避難計画など保育園の設計に関わる法令をまとめておくとエスキスの際に余計な時間を取らなくて良いと思います。当然、学科試験の計画や法規の勉強にも役に立つことなので、やっておけば良かったなと感じてます。
製図合格のポイント
余計なことはしない 手順が全て自己流でやり方を変えてしまったり、勝手に手順を変えてしまうのは絶対にやめた方が良いと思います。余計なことをせずに課題に書いてある条件のみを満たせば絶対に合格できるので、学院で学習した方法と順序を守ることだけに集中することが大切です。変に自信をつけて、斬新なプランを考えたり新しいことをやるよりも、基本に忠実なプランを作成することの方が合格に近づくと思います。
-
製図模擬試験
時間も雰囲気も実際の試験と同じような感じで受けることができたので、本番もさほど緊張せずに臨めました。2回模擬試験があったため、1回目のミスを繰り返さないように勉強し、2回目はさらにレベルアップした作図ができました。模試が2回あることで、学習内容をより定着させることができた思います。
-
エスキス用教材
製図よりもエスキスの方が苦手だったため、エスキスの方法が細かく説明されている教材はとてもありがたかったです。教材の手順通りにやっていくうちにどんどん時間の使い方が上手になっているのが自分でもわかりました。無駄な時間を省くためにエスキスの手順の把握は欠かせないと思いました。
詳細はこちら -
オリジナル製図課題
あらゆるパターンの課題が用意されていたので、本番にどんな難しい問題が来ても大丈夫、という自信に繋がりました。エスキスが苦手だったため、オリジナル課題文を読んでエスキスまでやってみる、という勉強を繰り返しましたがとても効果的でした。
詳細はこちら